コント漫才 召し上げ
よくある牛丼とカップ麺に異世界ネタをトッピングし、更にお笑いフレーバー加えた…ナニカ。
二人「はい、どうも〜こんにちは」
シロウ「最近ほんの少しだけやり方が分かって来た様な気がしたのてすが気のせいだった、まだ素人なシロウです!」
クロウ「そろそろ素人を卒業したいなぁ〜と言うと別の意味に間違えられそうだな、と思ってるクロウです」
二人「宜しくお願いします」
シロウ「さてと、今回はコント漫才で異世界モノをやる訳だが…正直言って俺は声色を変えるのは苦手だ、そんな訳で女神役は頼むぜクロウ?」
クロウ「またか…不本意だが任された」
『ブウゥゥゥーン。ドーン!グシャベキバキッパーンビチャズルズル……バタン!』
クロウ「おはようシロウ。もう朝よ、早く起きなさい」
シロウ「う〜ん。あと30分したら起きれるから待って」
クロウ「相変わらず朝は弱いわねシロウ」
シロウ「体質だからしょうがないだろ?……って誰!」
クロウ「ようやく目覚めましたねシロウ」
シロウ「ここは?」
クロウ「ここは異世界です」
シロウ「異世界?すみません僕は何故ここにいるのですか?」
クロウ「シロウ、あなたは暴走する車に轢かれ、グシャグシャベキバキッパーンビチャズルズルに…」
シロウ「うっ。僕はそんな酷い轢かれ方をしたのですか?」
クロウ「された、あなたの大好物である牛丼とカップ麺があなたの代わりに車に轢かれたのを見てショックの余り倒れました」
シロウ「そんな、そんなの酷いじゃないですか!。あの子達は車に轢かれる為に産まれてきた訳じゃないのに…あんまりだ…ゴメンね牛丼、カップ麺。僕が君達を買わなければ君達は他の方のお腹いっぱいしてあげられたのに…本当にゴメンね牛丼、カップ麺、君達の味はけして忘れないよ」
クロウ「シロウ自分を責めるのはお止しなさい、あなたの身代わりになり轢かれた牛丼、カップ麺もそんな事を望んではいません。むしろ『今まで塩分の多い自分達を愛してくれてありがとう』と感謝の念が届いています」
シロウ「牛丼!カップ麺!」
クロウ「シロウあなたのが地上に降りる前に願いを2つだけ叶えであげましょう」
シロウ「願いが2つ?」
クロウ「ええ、私に叶えられる願いなら2つ叶えてあげましょう」
シロウ「では、僕の身代わりになった牛丼、カップ麺を僕が死ぬまで食べられる様にして下さい」
クロウ「死ぬまで牛丼、カップ麺を食べるなんてシロウ…あなたは正気ですか!。塩分過多で身体を壊してしまうかもしれないのですよ?」
シロウ「ええ、それがあの子達を美味しく食べてあげる事が出来なかった事に対しての償いですから」
クロウ「シロウあなたの気持ちは分かりました。ではサービスで今流行の擬人化を牛丼とカップ麺にしてあげましょう」
シロウ「すみません既に擬人化されているので絶対にヤメて下さい!」
クロウ「ああ、あの有名な作品ですね?」
シロウ「ええ、アレにされたら食べ辛いです」
クロウ「分かりました、では牛丼とカップ麺が喋れるようにしてあげましょう」
シロウ「いや、だから食べ辛いからヤメてて言ってるでしょ?」
クロウ「シロウ、人の好意を無下にしてはいけません、メッ!ですよ」
シロウ「いやいや女神様さま、それは好意どころか悪意ですよ?勘弁して下さい」
クロウ「では元の世界にお帰りなさい」
シロウ「はっ?帰るって僕がですか?えっドコに?僕、事故で亡くなったですよね?」
クロウ「いいえシロウあなたは牛丼とカップ麺があなたの身代わりに車に轢かれ、グシャグシャベキバキッパーンビチャズルズルにされた牛丼とカップ麺を見てショックの余り倒れ何故か意識の一部が異世界に迷い込んでいたのを私が保護しただけです、つまりあなたはタダの迷子」
シロウ「ええ、もしかして向こうの世界に戻ったら夢だったみたいなオチになります?」
クロウ「そうですね恐らく…知らない天井だ、ゴッコが出来るかも知れません」
シロウ「それは…いいですね、1度やってみたかったんですよ!。あっそういえば、僕が帰ったら牛丼とカップ麺はどうなるのですか?」
クロウ「安心しなさいシロウ、あなたの愛する牛丼とカップ麺は天界で美味しく召し上げます、ではお帰りなさい」
シロウ「えっ?それ食べる方の召し上げー!」
そろそろコンビ名決めないとなぁ〜、と思っているがいい名前が浮かばない…。




