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迷作劇場 赤ずきん

ん〜ギリか?

むかしむかしある所に、赤い布で作られた頭巾を被りナタを携帯しているゴブリンが居ました


モブウサギ「きゅ?」


おや、ウサギですね?。これは…100%ヤラれますね?。あっ!、赤ずきんが携帯しているナタがウサギにー!?


『シュ!』


レッドキャップ「げぎゃ!。ウサギ、獲った。ババアに土産」


まさかのババアへのお土産


『ガン!ガン!ガン!』


赤ずきんはババアが住んでいる家のドアをナタの背で叩きました


ババア「人が体調不良で寝込んでるのに、うるせえ叩き方するんじゃねえよ!」


レッド「ババア土産、これで飯、作れ」


赤ずきんは床に伏せてるババアに無茶振りをした


ババア「おい赤ずきん、体調不良で寝込んでる俺に飯を作れだと?…てめぇは鬼か!」


レッド「そうだ」


やったねババア正解だよ!。正確には小鬼だが…


『ポタ、ポタ、ポタ、ポタ』


おっと土産のウサギから出た汁が床を汚してるね?


ババア「おい赤ずきん!。汁の匂いを嗅ぎつけて獣が集まるからちゃんと汁抜きをしろとあれ程言ったのに何故しない」


レッド「獲物、釣る、為だ?」


ババア「なんの?」


レッド「狼、狩る」


ババア「お前は馬鹿か?俺は体調不良で動けないのに狼を狩る為に俺を危険に晒す…ざっけんなよ!?」


ババアは正論を吐いた


『ウオォォォンー!』


レッド「もう遅い」


ババア残念ながら手遅れです、諦めて下さい


『グルルゥゥ!』


狼はドア壊そうと体当たりを試みるが…ドーン!ドーン!。


『……』


普通に考えて無理だった、ならばと他の侵入経路を探すが窓が無い、これは無理か?と諦めかけた時!


『ギィー』


外の様子を伺う為に扉が開いた?……これはチャンスだと一目散に扉の隙間に入り込む狼だが…


レッド「げぎゃ♪げぎゃぎゃぎゃぎゃ!」


片方の手で扉を勢いよく引き狼をドアと壁で挟み込む赤ずきん、そしてもう片方の手には愛用のナタが握られている


『っ!』


狼は瞬時に悟った、これは人間の仕組んだ罠だったと、世の中甘くねえな、とナタで叩かれながらも心の中では、これ赤ずきんの話違うじゃん?、と朦朧とする意識の中適切なツッコミを入れた。


ババア「うわぁ〜エゲツねえな?」


レッド「げぎゃ♪狼の毛皮、剥ぐ」


ババア「外でやれ!」


こうして赤ずきんはババアの犠牲もなく無事に狼を狩る事が出来ました。


めでたしめでたし。



やったねババア生還だよ!。

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