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執事のひかれる加藤さん

色々と間違った使い方をしていますのでイラッとくるかも知れません。

皆さんこんにちは、私は執事の加藤です。あっ別に私の名前は今覚えなくても結構でございます。どうせ後で嫌になる程出て来ますので…はっ!コレはプラグと言う奴では?。私知っていますよアレでしょ?2つの穴に2つの硬い棒をいきなり挿し込む奴ですよね?『穴はもっとある、そして棒も大きくて太くなる』そんな、今まで私が出し入れしていた棒より硬くて太い棒を入れるなんて、そんな事して壊れたりしないのですか?『合法だから大丈夫』ええ、本当ですか?穴に入れた瞬間…『何やってるんだオマエー!』って怒られませんか?『……』ちょっと黙ってないで教えて下さいよ。


坊ちゃん「加藤ー!加藤ー!」


加藤「はっ!坊ちゃん呼んでいる。今直ぐ行きます、少しお待ち下さい坊ちゃん!」


ギュギュー?ギュー! ドーン!?


加藤「あっ?ぐふっ…」


坊ちゃん「か、加藤ー!。加藤がスケボーに乗ったメカアザラシに轢かれたー!」



皆さんこんにちは、私は執事の加藤です。ん?前にも自己紹介をしたような気がしますけど気のせいでしょう。今私は坊ちゃんの付添で公営ギャンブルのパチンコ店で遊戯中です…いえサボりではありませんよ?。坊ちゃんが…


坊ちゃん「今日は新台が入るんだ!だから僕が何時もやっている台は加藤が僕の代わりに打ってくれ」


、と言われまして何時も坊ちゃん遊戯してるパチンコ台を代打ち中です…私思うんですがコレ私が代打ちする意味無くないですかね?。パチンコってやってる本人が当てるから面白いのでしょう?、万が一私が当ててしまったら坊ちゃん怒りませんかね?…


坊ちゃん「何で何時もやってる僕が当たらないのに加藤が当ってるんだ!」


って代打ちしろと自分で言ったのに私に当てられて悔しい訳は分かるけど、でもそんな理不尽な怒こられ方するのは嫌ですからね?本当に嫌ですからね?、大事な事なので2回確認しました。はっ!そうだ普通に連続打ちで打ったら当たるかも知れない。なら一発ずつ打てば当たる確率は減る…よし!そうしよう。


『キュイン! キュインキュイン!?』


加藤「ふあっ!」


あっああ〜当たった…ヤバいぞ坊ちゃんが何時やっても当てる事が出来なかった台で当ててしまった。


坊ちゃん「あっ!か、加藤が!僕が何時やっても当たらない台で当りを引いてるー!」



皆さんこんにちは。今私は何故かは分かりませんが山に居ます…いえ、正確には2時間前から迷子になりかけてます。坊ちゃんが…いえなんでも無いです、坊ちゃんの汚点を晒すなんて愚かな行為はしてはなりません。あっこういう場合アレですよね…私これでも執事ですから。キリッ!って言うのでしょう?、何かで読んだか見たのかは覚えてはいませんが1度やってみたかったんですよね!。…はい、そろそろ現実逃避するのはやめときましょう、現在の時刻は約13時です、正直微妙ですね余裕があると言えばありますがないとも言えないです判断に困りますね。執事としてはどうするのが正解でしょうか?このまま坊ちゃんが迷子に…んっん!、納得が行くまで探索してもらい自身の力では解決出来ない事を悟ってもらうか、それとも私の心を鬼にして坊ちゃんに…迷ってますよね?道間違えましたよね?2時間以上無駄に歩くの疲れるんですが?お昼ご飯まだですか?、と聞くべきか?。まあ、いざとなったら私のスマホさえあれば何とでもなります!。そう登山Gpsアプリを入れた私のスマホなら…ん?胸ポケットに…ズボンのポケットは?、あれ?スマホがない?。……よし!


加藤「坊ちゃん今日の探索はこれ位にして帰りましょう」


坊ちゃん「いや、でもまだ…」


加藤「坊ちゃん、これ以上は筋肉痛になります、地味痛です。加藤は2~3日後に襲われる事が確定している筋肉痛は嫌です、だから帰りましょう?」


坊ちゃん「っ分かった。加藤が筋肉痛に襲われるのは可哀想だから帰ろう」


加藤「では今度は私が先頭になりますね」


坊ちゃん「ああ」


よし!これで坊ちゃん尊厳を傷付ける事なく、帰る事が出来る。後は元の道に戻れば何とかなる筈…『ガサガサ』おや?


猿「キ?…」


坊ちゃん「さ、猿だー!」


あっ、駄目です坊ちゃん、猿を見ながら叫んだら威嚇になります


猿「キキー!キー!」


ほら、猿が興奮してるじゃないですか、なんて余計な事をしてくれてるんですか坊ちゃん、駄目だなぁ〜坊ちゃん、おっと本音が漏れて…んっん。確か猿は犬歯がヤバいと言う話をテレビで見た事がありましたけど…猿なのに犬歯…


猿「キキー!キーキイー!?」


ちょ!あ〜


坊ちゃん「あっ、加藤が猿にひっかかれた!…けど平気そう」


ふぅ、まさか噛みつきではなく引っ掻いて来るとは予想外でしたが服を着ている私には無意味です、さて今度はこちらのターンです!。


加藤「ぐるぁぁ!?調子こいてっと締めて鍋にすんぞ!?」


猿「……」


坊ちゃん「……加藤、猿で鍋は流石に…」


えっ?猿だけじゃなくて坊ちゃんまでが引いてる…


本来は飛び加藤にかけた、飛び出す加藤なんですよ…。なのに執事のひかれる加藤さんになりました。不思議ですね?。

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