蝉でも恋がしたい
うん、蝉は天敵が多いから…残念ながらね?。
本作品は翻訳している為、一部不適切な表現を含みます。
ミーンミンミン…
蝉「ああ、やべぇよ誰も鳴いてねぇよ、やっちまった…完全に出遅れだわ。どうすっか?取り敢えず鳴くか?鳴くしかねえよなぁ…。」
ミ、ミンーミンミミ、ミ〜ミミ。ミ?ミミン?ミミミ〜ン
カラス「おう!隣り失礼するぜ。俺はカラスって言うしがない鳥だ、宜しくな。で?、随分と長く鳴いてるけどどうしたんだ兄ちゃん?」
カァ!カッカ。カアー、カ。カ?、カッカカァカ?
蝉「あっどうも蝉です。いや〜なんか出遅れたみたいで、誰も相手が居ないんですよ」
ミ ミーン。ミ〜ミンミミミンミ、ミミン
カラス「なんだ兄ちゃん独りか?」
カッカァ?
蝉「ええ生まれてこの方ずっと独りで引き篭もって居たんですけど今年は出ないとマズイかな?、と思いまして出てきたんですけどね?。いや〜まわりに誰も居なくてどうすっかなぁ〜取り敢えず鳴くか?鳴くしかねぇよなぁ〜って感じで鳴いてました」
ミーンミーンミーンミミミ?ミミンーミ?ミ〜ミミミミ〜ミミ?ミミン〜ミミーン
カラス「はは!なるほどな、そんな事を思いながら鳴いていたら他の奴等より鳴き声が長くなるよな」
カカ!カァ、カァァカカァカアー
蝉「えっ他の奴等?」
ミ?
カラス「ああ、他の奴等は…『誰でもいいから交○ろ!』『○発だけ!でいいから!』『俺と一緒に○尾をして○こうぜ!』『可愛い子募集中!』『俺の鳴き声を聞け〜!』とかだったな?」
カアー…ミーミン! ミ!ミミ! ミーンミミンミ!
ミンミミン! ミーンミーンミ〜! カァ?
蝉「うわぁ、欲望だだ漏れじゃないですか」
ミ~ミミン
カラス「まあ一生で1度きりの夏だからそんなもんだろ?。兄ちゃんもその為に出てきたんだろ?」
カァカァァカ?カァカ?
蝉「いや〜でも交尾したいからって叫び鳴くのはちょっと嫌かな」
ミ〜ミミンミーンミーン
カラス「何弱気な事を言ってるんだ、お前達蝉が増えてくれないと俺達のオヤツ減るじゃねぇか!」
カァカァ、カァァカカァー!
蝉「うわぁ…そんな本音丸出しな事言っちゃうんだ凄えわ〜カラスさん」
ミ~ミミンミーンミ〜ミ
カラス「よし決めた!俺はお前が寿命で死ぬまで食べない!」
カァ!カァァカァ!
蝉「ああ、やっぱり食べられるのか」
ミミ、ミーン
カラス「当然だろ?、それが食物連鎖って奴だからな!生きている限りこの無限コンボは終わらないぜ?」
カ?、カカカァ!カカカァァア?
蝉「世知辛いなぁ」
ミ~
カラス「さて、そうと決まればここにはもう要はないな、他の場所に移動するぞ」
カァ、カアカァ、カア
蝉「移動?この場所じゃ駄目なんですか?」
ミ?ミミーン?
猫「…?」(あら?)
カラス「ああ、ここに居た蝉は俺の仲間が食ったからもういないぞ?」
カァ、カアカァカァァ?
猫「…」(そろり)
蝉「やっぱ世知辛いなぁ」
ミミ~
猫「…!」(今!)
カラス「ん?、うおぅ!あぶねぇー!?」
カ?、カァ!カカァー!?
猫「ガブリ!」(オヤツ♪)
蝉「えっナニコレ?」
ミミ?
猫「ウワンア!」(いただきます!)
カラス「俺のオヤツが!…蝉ー!?」
カァ!…カアー!?
蝉「あっ。恋がし…ミ」
ミッ。ミーミ
蝉の死んだフリ。アレは寿命で目が見えなくて飛べないから仕方が無いけど…出来ればヤメてくれませんかね?。




