心の中の贈り物
いえいえ無料ですから、いえいえ大丈夫ですから、いえいえ気にしませんから、ええ大丈夫ですから。ご自愛下さい。では、後ほど。
「う〜ん」
「はい!こんにちは!。今日も皆さんの前に立てた事を嬉しく思うんですけどね、ちょっとだけ待って下さいね。ほら!お客さんにキミも挨拶をしなさい。」
「う〜ん」
「ほら!何がう〜ん、なのか私とお客さんに説明しないと。」
「説明が必要ですかね?」
「そりゃあ必要でしょう。」
「いやね、今お客さんにサ○ンパスを送って御中元の挨拶をしていたんですけど、どうも届いてないみたいで」
「ほう、それはどんな感じに送ったのかな?。」
「私の頭の中でお客さんに手渡す感じですね」
「なるほどねぇテレパスで送ると来たか。まだまだ不安が残るこの御時世に直接物を贈るのは出来ねえが、心の中でサ○ンパスを贈るとは…キミは粋だねぇ〜よし!分かった。遠慮なんかいらないよ、好きなだけお客さんに贈って上げな!…って違うわ!?何なの?テレパスで送るって、怖いなぁ。まあ残念ながらお客さんには届いて無いね。」
「そうですか、じゃあ私の心の中でサ○ンパス貼っときます」
「すいませんねお客さん。ウチ相方が心の中でサ○ンパス貼ってるらしいんですけどね?。全く効き目が無いでしょうけど気持ちだけ受け取って下さい。」
えっ?。別のパスが欲しい?、そう言われても後はケ○ンパスしか無いですよ?。
あっ一般的には残暑見舞いになるらしいですよ?。




