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漫才 炊き込みご飯

味付けの保証はしませんがご賞味あれ?。

二人「「どうも〜皆さん初めましてこんにちは炊飯器です!」」


オ「はい!その日の炊きあがり次第で持ち味が変わる。お笑いコンビ炊飯器、ボケ担当のオコメです!」


お「はい!その日の気分次第で変わる相方の持ち味を拾い受け入れる。お笑いコンビ炊飯器、ツッコミ担当のお釜です!」


二人「「どうぞ宜しくお願いします」」


オ「いや〜こうしてお客さん達の前に立つと緊張するね?」


お「そうだね。私の心の釜は厚い方だけど、お客さんの熱い視線に晒されて少し釜が熱くなるよ」


オ「え〜お釜ちゃん少し熱いだけなの?私は踊りたい位に熱く成ってるけど?」


お「気が早いですねオコメさんは、今は笑いのネタを炊き始めた計りですよ、私の様に少しは落ち着きなさい」


オ「え〜でも私お米だからお釜ちゃんの様にどっしりたウケは取れないよ?」


お「何を弱火な事を言ってるんですかオコメさん。そんな事ではお客さん達に私達が厳選して磨き上げた笑いのネタを美味しくいただいて貰う事は出来ませんよ?」


オ「分かったよお釜ちゃん。なら私の今出せる最高火力でネタを炊き上げるよ!」


お「最高火力でネタを炊き上げるなんて、そんな事したらオゴゲが出来るどころかも一歩間違えば飯マズになりますよオコメさん?」


オ「大丈夫だよお釜ちゃん。こんな事もあろうかと仕込んでいた炊き込みネタにするから!」


お「あら、炊き込みですか。ならネタは細かくお客さんに分かり易くしないといけませんね。新米のオコメさんに出来るかしら?」


オ「やだな〜お釜ちゃん、私は確かに新米だけど何代にもわたる輪廻転生米だよ?」


お「オコメさん?。それだと精米したお米しか知らないお客さん達に分かり辛いですよ?、もっと噛み砕いて説明しないとお客さん達が消化不良を起こしてしまいます」


オ「ありゃ~種籾から説明しないと駄目だったか。米った米った」


お「うん、米と困ったのかけ合わせですね。これくらいならお客さんも消化不良に成りませんね」


オ「じゃあ次はこんなのはネタはどうかな?。ふふふ、お笑いコンビ炊飯器オコメは世を忍ぶ為の仮の姿。時にひと粒の種籾から己を分身の術により増やし!、時に愛刀ゴボウにより豆腐を真っ二つし、時に人参クナイをカレーなどにも使い分け、時にコンニャクと共闘もする、忍者オコメ!。」


お「オコメさんは何にでも合いますからね、忍者さんも似合ってますよ。でも罪の無い豆腐を真っ二つのままでは不憫ですね」


オ「じゃあ、更に薄く切って油攻め!」


お「あら豆腐が油揚げに良いですね!。」


オ「ふぅ。ねえお釜ちゃん?、一通りは美味くやれたかな?」


お「そうですね、後はトリをどうするか?ですね」


オ「トリかぁ〜私トリは苦手なんだよね、あの鳥肌を見ると私の米粒が立っちゃうくらい苦手なんだよね」


お「それなら別のモノに立ってもらいましょうか?」


オ「でもトリの代わりに立てるモノなんてあるの?」


お「ありますよ?それはキノコです!」


オ「お釜ちゃん、もしかしてダジャレ?」


お「いえいえ、ダジャレではありませんよ。キノコで会社が建つくらい優秀ですからね、きっと私達のトリも良い具合に仕上げてくれるでしょう」


オ「まあ、キノコは香りも立つし、味も際立つし、歯応えも立つし、生え方も立ってるって凄い立ってる!」


お「そうですね、伊達に仁王立ちで生えてないですね!」


二人「以上を持ちまして、お笑いコンビ炊飯器のもちネタ、炊き込みご飯を終了させていただきます。」


二人「どうもありがとうございました。」





もう少し美味く表現出来たらなあ〜。何事も精進料理せねば…。

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