ボウ'S風邪解 ハイ俺道
新年から迷走する、それが…ボウS'だ!。※気にしないで下さい意味はありません。
一度寝二度寝、気温はマイナス3℃ねと、寝正月で迎えた令和四年。
『礼は要らねえよ』と和尚に風邪の診断を下したお医者様を見送った朝。
「信じられない、和尚が風邪を?しかし馬鹿は風邪を…」
認められない、認める訳にはいかない、和尚が世界ツートップの馬鹿の座から降ろされるという…誤診であって欲しかった故に俺はお医者様に訴えた。
『馬鹿正直だけが取り柄の和尚から馬鹿を取ったら正直に髪宿るに至ってしまう』と。
だが相手はプロのお医者様、素人の俺など毛頭なかったのだろう…『お大事に』と一言だけ俺に告げ去って行った。
(気のせいか…去り際に見せたお医者様の眼差しはどこか哀れんでいるように見えたが…もしや風邪をひいた和尚やつを哀れんで?。だが真実は除雪作業中に暑からと半裸という奇行を行った行き過ぎた行為のせいであるのだが?、いや詮無きことか…)
真冬に粋ッタ過ぎ去り師は戻らない…今、俺達がやるべきことはいつも通りのに日課を熟すこと…例え和尚が頭痛で寝込んでいでも騒がしく活きる!それが俺達の定めと……俺達はこの時はまだ、後に起きるあの様な出来事を知らなかった…。
☯☯☯
枷なき自由を謳歌した3日…
最善に最前列に就く輪廻なき諸行 雑巾がけ…通路という狭き門が今開かれる。
「天上天下唯我独尊」
人に差別するコトなく和尚も小僧も全て等しいならば前後左右を突き進む。
左に並ぶ者を横入りは駄目ですよ?と諭し、車両なら右に出る者なし!後方確認よし!と安全確認をすが…前に離され後ろから追い抜かされデットヒートする雑巾がけに掛ける慈悲など無用!。
雑巾がけロードあるのはどんぐりマウントのみ『あれれぇ〜まだ終らないの?そんなんじゃ輪廻も危ういねぇ?』と生な粋をキルする。
「ちょ!俺が拭いたところを汚すなよ!」
「黙れ小僧!貴様の言葉など聞かぬ!」
モブが何かを言っているがそんなものは馬の耳にイヤーパッド、不朽の名作CM…耳にバ○ナ。
(何人たりとも雑巾ロード、いや…私道を邪魔する奴は許されない。)
現在諭す和尚が不在な為この寺の通路は雑巾がけレース場と仕様化してる…
慇懃無礼、公道ならヘルメット替わりに猫を被るが私道では無用。
(インギリギリのノンブレーキなコーナリングをとくと見よ!)
自己による事故を恐れない自己満族…気分爽快、俺も僧かい?滑り出したら止まらない、経の導くままに趣く私道。
公道では無視は許されない、許して紅の赤信号、だが無信号な講堂では関係など無い。
『この先を進みたければ我が屍を乗り越えてみせよ!何人たりとも走り書きした写経は留められない!』
(仏像な障害物は迂回してスルーして本堂も制覇してみせる!)
「なあ、アイツ…可笑しいよな?」
「ああ、顔も赤いよな?」
「もしかして和尚に移された?」
「…まじで?」
熱からの開放…ニルバーナ。
はい、これがホントの熱暴僧…。




