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ボウ'S ヒョウ柄からコマ

ないかな?ありえないかな?あるよね?……ねぇよ!たぶん…。

『ヘイボーイ!俺を回してみないか?』とモノ言わぬベーゴマから誘いを受けてやらないは螺旋の魅力を分からない小僧…


「ゴ〜シュート!」


『屏風に描かれたヒョウ柄の虎を立体的に捉えて見せろ』


 己の発注ミスで描かせた2dな虎を3d仕様に見える様に替えろと無茶な要求(フリ)を突きつけてくる上司はトンチを効かせる以前にトンカチで叩きすぎたトンチンカン。


「見るがいい我が螺旋力を…」


 普段から整理整頓を心掛け、埃捨て、驕りも捨て、誇らしさをも捨て、欲望は捨て切れないステイな関係な俺達は現在ひと足早い大掃除をしていたが、猫の額よりは広いが他の寺と比べればメガとテラの差ゆえに手隙だった俺は古のベイを開放した。



 質量保存を真っ向から否定することわざ、瓢箪からベーゴマの如く俺の掌から放たれたベーゴマが襲われる可能性ゼロの見掛け倒しな虎なのに虎柄じゃないヒョウ柄な虎が描かれて屏風に襲いかかるが虎は動微動だにしない。


「あっ!」


 誰が言った『相手の力量も分からぬようでは自然界では生きていけない…』と


『バリバリ!』


『ガン!ゴロゴロ〜!ピッタ…』


 俺が解き放ったベーゴマは虎を食い破りアクロバットな着地を決める…やはり野生の欠片も感じない買われた虎では生きていけないようだ…哀れなり。


『……』


 だが悲鳴の一つも上げなかったコトだけは称賛しよう、奴は最期に悟ったのだろう抵抗しても無駄だと言うコトを、そして俺は奴の冥福を祈る


(アディオスアミーゴ。生まれ変わったら俺達はダチだせ?)


「おい?」


 アミーゴ…どうやら俺は真っ赤に茹で上がった和尚(飼い主)とここて決着をつけなければいけないようだ。…ポルファボール ニルバーナ…。

瓢箪から困る…うん。

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