ボウ'S 経の帰るところ…
今更ですが小僧です。
常識という名の殻に閉じ籠もった己を介抱する言霊を魂に込める賛美なる経、カラオケ。
『「生活苦を謡う苦境を苦行を伝える
仏具で問う歌を謳う暴僧」』
(((暴僧)))
『「今日も経に興ずる善なる禅行『『『善行』』』 早寝早起きはチンイの如く」』
(((如く)))
“俺達は”今、自身の経を唱えている。
歌詞の筋道を仏心にて教え説き、今日を加点を明日への活力と導き、老若男女問わず見ず知らずの者達をも自らが主催する祭典に受け入れるカラオケ。これはもはや仏の教えを受け継いだ慈善と言ってもいいのではなかろうか?。
(和尚の不在中に仲魔と共に盛大な経を唱える…)
『「質素!失笑!『『『質素!失笑!』』』」』
栄養バランスは眼中に入れる気も無い必要最低限の食事…
『「ギブミー袈裟!」』
(((もう1枚温もり下さい!)))
防寒対策という言葉を学ばない職場環境…
『「リフォーム見積もり無料!『『『無料!』』』」』
DIYの欠片も知らない俺達では傷んだ寺は直せないし癒せない。
「……」
そして無言で俺達を眼光鋭く見守る和尚に出来るのは唯一…土下座謝罪。
『「ごめんなさい」』
(((ごめんなさい!)))
「不満なら此処から出ていくか?」
冬の寒空に出家からの出家というユニークなニルバーナを提案するアットホームな和尚が居る此処が俺達のマイホームさ…。
基本的にこのボウ'Sは外に放ったら駄目な小僧な為、和尚が預かってる設定です。




