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ボウ'S 早起きの3時からモンク

モンクとは? 修道士または修道僧…。

24時間営業な戦闘職がフリーランス片手に働いている草木も寝ボケる丑寅時、俺は孤独な戦いを虐げられていた。


「……」


本来の起床時間4時、そして現在の時刻は3時、つまり1時間早い。しかし早起き三文の得という言葉があるので俺は3時に起床し家内外を清掃する


『おっ!今日は早いな?』


『アレか三文の得に掛けた3時の徳か?』


『いやいや、そんな和尚もないことするワケねぇよな?ハッハッハッ!』


となる様を予定していたが、現実はこうだ…


「……うるさい」


「お前は阿保か?」


「3と4の違いも分からないのか?」


と説法のせの字もない冷えた言葉のシャワーを浴びせられるコトだろう。


そんな温度調節の壊れたシャワーなんて悪いがゴメン被る。俺はこう見えても温室育ちのぬるま湯派なんだ。そんなクールーな冷水に浸かる荒行は専門家に任せる。


(用便を足して二度寝をしよう、無益な争いは何も産まないのだから…)


「おっ?早いな」


「…おはようございます」


だが、袈裟に纏われている和尚に見つかってしまった。年を取ると早起きに成ると聞くが3時の時点で身支度を整えてるだと?


(2時起きか?2時起きなのか?和尚は2と4の区別がつかないか?。いや、もしや縁起が悪さを懸念してるか?)


数字の4を死と苦しみ連想す者は多いし、3は見切りをつける見限ると別れを連想させるから嫌う者が多いと聞くが…実際は語呂合わせだったり駄洒落だっりと信憑性の欠片も微塵に無い、とは言い切れないが気にするは奴は気にするのだろう…少なくとも俺の目の前に居るは和尚(ヤツ)は…。


(さてと、寝るか…)


「…(ふぁ)」


「まさかとは思うが、二度寝する積りじゃないよな?」


「っ!」


(コイツ俺が二度寝しないように独鈷で釘を打ち付ける気か?。まだ4時前なのに…外道め。)


「いえ違います」


「そうか…」


二度寝という名の安息地を奪われた俺はどうやら睡眠妨害という名の戦地に赴かなければいけないようだ…済まない戦友達よ、恨むなら日の出前から輝いてる和尚(ヤツ)を恨んでくれ。


「…」


「……」


「………」


(起き上がらず目線だけで無言の圧を掛けるのは辞めてくれませんかね?…やるなら…いや、何でもないです。ごめんなさい。)


四捨五入しても誤射はするなと誰が囁いた惨事…


俺は戦友(ぼう'S)からの熱い圧で起床時間まで見守られた……早く助けてニルバーナ!。

起床時間は宗派と地域(国も)によって違うらしいから…取り敢えず4時にしました。

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