4話 不死者の家庭環境とは
PCが調子悪くて書けませんでいた。
ごめんなさ━━━━(´・ω・`;)━━━━い。。。
明日どうしようか、軽く頭を抱えたくなる気持ちを抑え、自宅の鍵を開ける。
ガチャリ、そんな子気味良い音を鳴りドアを開ける。
「ただいまー」
家の奥の方から、スパイスの良い匂いが漂ってくる。
すると、ぐぅ~ と腹が鳴る。
今日の晩飯はカレーだろうか。
カレー、それは老略男女問わずの人気メニューであり、それと同時に家庭のお袋の味の代表格でもある。
かく言う僕も好物である。
「あー兄貴お帰り。今日の晩御飯はカレーだよ~」
キッチンから僕の妹、東雲和葉の返事が聞こえる。
和葉は、僕の一個下の15歳で今年から、実家からこちらに引っ越してた。
実家は秋田県の山間にある。
地元の近くの高校では無く、群馬の天馬町(この名前どうにかなんないかな?)
の高校、私立雨宮学園に入学したのには訳がある。
この高校は能力者の育成に力を入れているのだ。(別に戦闘訓練とかは無いし、能力者でなくとも入学できる)
そのため能力を制御する訓練や、能力についての授業日数が多いなど、他校より能力についても詳しく学べる。
と、長々と説明したが、僕たちがここに入学した理由は別にある。
この学校、なんと能力者だと学費が安くなるのだ。
ただまあ、僕の能力は色々問題を起こしそうなので能力を偽っているが……
閑話休題
つまりは僕は妹と二人暮らしをしている。
で、妹と僕は一日交替で朝、昼(平日は弁当)、晩の料理当番をしている。
妹のカレーは結構本格派でスパイスを自分で調合したりもしている。
そんなカレーを楽しみにしつつ、僕はテレビを眺めていた。
テレビに映っているのは、昨日の守谷さんが殺った事件のことだ。
「 連続殺人鬼現る 」
という文字が昭和の頃のCM様な安っぽいテロップで、でかでかと映し出される。
いやー守谷さんこれ大丈夫なのかな? 結構大きく報道されてるけど。
そんな風に考えに耽っていると
「兄貴ーカレー冷めちゃうよー」
と声が掛かった。
おっと、それは不味い早く行かねば。
そんな感じに考えるのをやめ、スプーンなんかをテーブルに並べ始める。
そして、カレーをテーブルに並べている和葉の事を見る。
顔はとても整っていて母譲りの漆器のような真っ黒で艶のある髪を腰の辺りまで伸ばしている。
身長は平均より少し下ぐらいで、特徴的なのが真っ青な目である。
家の父方の家系の特徴として目が青いことがある。
しかし、その色には個人差がある。
例えば父は紺色に近い色で、僕は空色に近い色だ。
例に漏れず和葉の目の色は青色をしているが、その色は純粋な青色である。
また、父親譲りの目つきの悪さが、一見冷酷な人間の様に感じさせる。
さらに、本人がなかなか話を積極的にしない事もそれに拍車をかけ、孤高という言葉が似合いそうな雰囲気をまとっている。
しかし、その本性は人見知りの寂しがりやである。
昔なんて「にいさん、にいさん」ってよく後ろをついてきたものである。
でも、最近は にいさん ではなく 兄貴 と呼ぶようになった。
反抗期かなんかなのかな?
しっかしこいつ結構可愛い顔してんのに、何で彼氏出来ないんだろ。
と、完全に昨日までの自分を棚に上げている事には目を逸らしながら考える。
「ほら、何人の顔見ながらボーっとしてんの? 準備できたんだから、早く食べないと冷めるよ」
おっとそうだった。カレーは1日置いた物も美味しいが個人的には出来立てが一番美味しいと思う。
「ああ、悪い」
「そう? なら良いけど。さ、突っ立ってないで早く座って。それじゃ」
「「いただきます。」」
食事を始める。
僕たち兄弟は、そこそこ仲が良いため食事中に無言という事はなく、今日は何があったとか、こんな事を授業でやったとか、そんな何気ない話をしていく。
「ごちそうさまでした」
「はい、おそまつさま」
そんな感じで夕飯を終え、皿を洗い、その後二人でテレビを見ながら雑談をする。
そんな日常の様子はあまりにも穏やかで、昨日から続く殺伐とした空気とはかけ離れていた。
これが、嵐の去った後の静寂か、はたまた嵐の前の静けさなのかは誰にも分からない。
そう、作者自身も
(=゜ω゜)ノ
というわけでこれからも完全不定期更新ですがよろしくお願いします。
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