第12話 対話
宜しくお願いします
あ〜緊張するなぁ
あのままゆっくりしてたかったなぁ
「・・・先・・いって・・・」
「はっ かしこまりました」
ガチャ
「・・・・・・驚いた 本当に来てるなんて」
え〜 本当に来てるの?
面倒くさそう
「ああ 来てやったぞ?
お前が巷で有名な女王って奴か?」
「いや 違う
ちょっと待ってろ・・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「本当に来てるみたいです・・・
覚悟を決めていきましょう・・・」
「・・・わかった・・・」
あ〜〜 いやだなぁ・・・
「いこ・・・」
「はい」
ガチャ
「やー やー よっ!?」
ん? どうしたんだろう?
なんか固まってる・・・
一応挨拶しとかないと
「・・・・・どう・・・も・・・・」
「お前 なんでこんなとこにいるんだ?」
え? なに ここにいたらダメなの?
「・・・?・・・どういう・・・・こと?」
「? 覚えて無いのか?
俺のこと」
え!? 本当にどういうこと?
まぁ とりあえず 自己紹介しないとダメだよね
「・・・・知ら・・・ない・・・
・・・まずは・・・・
自己・・・紹介・・・・する
私は・・・・女王と・・・・呼ばれているもの・・・・」
「ああ 知っているが・・・・」
知ってるの? というか途中で止めないで欲しかった・・・
「・・・どう・・・した?・・・・」
「・・・・いや なんでもない
俺の名前は三島 幸徳
大アマテ帝国兼元クロスト帝国領皇帝だ」
なんでもない? 本当にびっくりしてるんだけど?
本当に何のこと?
「・・・そう・・・・
じゃあ・・・始めよ?・・・・」
「・・・ああ そうだな
だがその前に 質問を二つほどしたい」
なんだろ?
「・・・いいよ?・・・
でも・・・その分・・・譲ってね・・・」
「わかった いいだろう」
「陛下!?」
後ろの人うるさいなぁ・・・
「落ち着け お前 如月高校って覚えはあるか?」
あ それ 僕の母校だね
いじめられたんだよなぁ・・・
それをこの人聞いてきて・・・・
何? トラウマでも掘り起こしたいの?
「・・・ある・・・私の・・・高校・・・」
「じゃあ 2年B組38番ってわかるか?」
何? それ 番号?
「・・・・わからない・・・しらない」
面倒くさい・・・
「じゃあ もう一ついいか」
あと一つ答えなきゃ・・・
「・・・いいよ」
「ありがとう お前名前は?」
名前? う〜んそういえば名前なんて
気にしたことなかったなぁ・・・
「・・・・わからない・・・・・」
「そうか・・・・
なら 俺が言おうか・・・」
お? いってくれるの?
やったね!
「・・・頼んだ・・・・」
「お前の名前は・・・・・」
名前は?・・・・・なんか遅くない?
「?・・・・どう・・・・したの?」
「ちょっと待ってくれ・・・・」
何 どうしたの?
そういえば 私もわからないことはあったけど・・・
覚えてるの? 本当に?
「・・・・記憶は?・・・・」
「たしかに俺もわからないことはあったが・・・・」
確かに?何で?意味がわからない・・・
前にも同じようなことしてたの?
バタッ!
おぅ え!? なんか倒れた!?
「陛下! くっ この会議延期してくださいませんか!?」
う〜ん 仕方ないなぁ
早くして欲しいんだけどなぁ・・・
「・・・分かった・・・・・
じゃあ・・・・・準備・・・・できたら・・・言って・・・」
「はい!! 陛下!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガチャ
あ・・・きた・・・
「・・・・・・来たんだ・・・・・
もう・・・・・大丈夫・・・・・なの?」
「ああ 大丈夫だ
昨日のようなことは今日は言わない
さっさと交渉を始めよう」
やった はy区終わりそう
「・・・・分かった・・・・・・」
「よし まずは どうする気だ?
降伏を受けるのか 受けないのか」
それはもちろん受ける
だって国と村だよ?勝てるわけないじゃん・・・
「私達・・・は・・・・受・・・・ける
・・・受けたい・・・と・・・思っている・・・・
でも・・・・他の人・・・・・たちは・・・・・」
そう そう あいつらとか受けなさそうだよねぇ・・・
「なるほど生粋の悪人達はうけたくないんだな?」
生粋の悪人? そこまで悪さしてたかなぁ・・・
まぁ いいや
「・・・そういうこと・・・・」
「なるほど・・・・
なら お前らだけ受けてくれ
政治的ポストも与えるから
俺の部下になってくれ」
おお・・・なるほどぉ・・
なんかすごい地位になりそう・・・
「・・・・それは・・・・
わかった・・・それは受ける
・・・・でも・・・・
私たちの・・・・仲間・・・・・
賊は・・・どうするの?・・・・」
「戦争だ
武力で解決する」
うわぁ・・・ あの人たち可哀想・・・
「・・・・わかった・・・・
でも・・・・強いよ?・・・・」
「ああ わかってる
お前が育て上げた精鋭だからか?」
精鋭? まぁ そうなのかな・・・
「・・・そうかもしれない・・・
でも・・・・元か・・・・・ら
強い・・・・・のもいる・・・・・・」
「わかった 人数は?」
「・・・・10万人・・・・・」
十万だよ? すごくない?
「わかった そうか・・・・
なるほど?・・・
なら 50万くらいやれば勝てるか?」
50万・・・はぁ・・・
これだから国は・・・
「・・・・・雑兵だけ・・・・・
だと・・・・・・・かてない」
「ああ わかってる
ここに駐屯してるのはあいつらだ
大丈夫なはずだ」
「・・・わかった
なら・・・もう 好きに・・・・
すればいい・・・・
それで・・・私たちは・・・・・
何をすればいい?・・・・・」
「それは国でということか?」
「・・・うん・・・・・」
「そうだな
だいたいは国内部の反乱分子
反社会組織などの見張りもしくは
鎮圧だな」
「・・・わかった・・・
なら・・・国内に・・・
いろいろ・・・・させてもらう・・・」
「わかった いいだろう
しかし 見張りはつけさせてもらうからな
あと お前は俺の婚約者ということになっている」
見張り・・・
ん? 今なんて・・・
婚・・約・・・者!?
玉の輿ゲット!!
でも あれだよねぇ
やっかみとか多くなりそう・・・・
というか しんどそう・・・
「!!!!?????・・・・・・
・・・・なぜ?・・・」
「それは・・・・
俺が皇帝だからだ」
なにその理由・・・
バカじゃない?
大丈夫かな この国・・・
「・・・・・わかった・・・・
仕方がない・・・・・
裏組織を・・・・操るには・・・・
そういう・・・・地位も・・・・必要・・・・」
「そういうことだ
なら この話はこれでおしまいだな」
「わかった・・・・・・
なら・・・早急に・・・
情報を・・・得るために・・・・
国に・・・帰る・・・」
「ああ わかった
行くぞ」
「陛下・・・
強引ですね・・・」
「いいじゃないか・・・・
元からいろいろ言われてたし・・・」
「しかし・・・・」
「まぁ いいだろう
そこまーー
バンッ
うわ・・・
うるさい・・・
「陛下!!」
「なんだ 宣戦布告か?」
宣・・戦・・・布告!?
大変だぁ・・・嫁いだ先が早くも戦争だぁ!!
「! はい そのとうりです!!」
「そうか・・・・ まぁいい
軍を貼り付けていただろ」
「いえ 敵はここの賊
EUCA加盟国
そして 謎の二カ国とされていた
ロブリン共和国とクローキスト連邦です!」
多いよ! 多いよ!!
負けちゃうかも・・・
「多いな!!
だが そこまでじゃない
大丈夫だ さっさと帰って対応策を考えるぞ
とりあえず ここの賊は駐屯軍でやっておけ」
「分かりました
では 私はこれで!!」
いやだぁ!!死にたくなぁい!!
はぁ〜〜 まぁ もうどうしようもないよね・・・
仕事・・・がんばるかぁ・・・
ここまで読んでくださりありがとうございます
よければブクマ 評価など宜しくおねがいします




