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とあるダンジョンの探索記  作者: アイネコ
第一章、始まりのダンジョン
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破滅した世界

プロローグです。


 アーストエルド、破滅した世界


 そこはかつて、大地には緑があふれ木々が生い茂り動物達が住み、空には鳥が飛び、川や湖には魚が泳ぎ、生命があふれた豊かな世界であった。


 しかし、その世界は永遠ではなかった。

 ある時、ひとつの存在が生まれた。

 それは黒く禍々しい闇の遣い魔物が現れた。

 最初は数が少なく世界の片隅に生まれた魔物は、この世界に住まう神の使いには、気付かれなかった。


 そして、魔物は森や湖の生き物を喰らい数を増やしていった。


 山や森、大地や空、川や海に勢いは止まらず、世界の3割が闇に呑まれた。

 神の使い達は慌てた、わずか2カ月の間に闇に呑まれた世界の行方を神に訴えた。


 神は神獣を遣わした。


 いまや世界の半分を呑み込もうとしている魔物を、神獣は薙ぎ祓い大地と供に焼き払った。

 だが倒された魔物達は大地に穢れを残し、新たな闇の遣い魔獣を産み出した。


 魔獣は、地に溢れた穢れを喰らい神獣に挑んだ。


 どれ程の月日が過ぎたか判らないが、最後に残ったのは魔獣だった。


 勝ち残った魔獣もやがて倒れ死んだが、魔獣から溢れた瘴気が魔物を産み出した。

 産まれた魔物達は、以前より強く数も多く瞬く間に世界を蹂躙していった。


 神は学んだ、神獣と神の使徒を送り込み、魔物を駆逐しだした。

 神獣は魔物を倒し、神の使徒は浄化をする事で徐々にだが、闇の勢力を追いやり始めたが、またもや魔獣が産まれた。

 世界が半分呑まれた事により、神の力が届かない奥地で魔獣が産まれ育っていたのだ。

 以前とは違い力も強く数も増え、また神獣と闘い倒し、世界の全てを呑み込んでしまった。


 もう神獣も神の使徒も居ない世界の片隅に、神の使いだけが残った。


 残った神の使いは、神に願いその命を捧げ最後の闘いに賭けた。


 産まれでたのは、4体の神獣

 炎の鳥、白き獣、体長数㎞は在ろう巨大な亀、蒼白く長い躯の龍が現れた。

 4体の神獣は、世界中の魔物や魔獣を駆逐していった。

 世界中に溢れかえっていた魔物達は居なくなり、魔獣も全て倒された。

 その代わり、世界は穢れにまみれ生物が住めない地と成り果てた。

 残された4体の神獣は、それぞれ四方に散り、眠りに就いた。

 穢れが他の世界に流れ出ないように、4体の神獣に封印の役目を与えた。

 長い年月が経ち、徐々にだが魔物達が産まれ始めた。

 封印は維持されているが、それでも闇の力が漏れ出るのを見た神は、魔物を倒す人達を創った。


 弱いが何者にも成れる人族、体躯に優れ特化した能力を持つ獣人族

、魔力や生命力の高い魔人族、それぞれが役目を持って産み出された。


 人族は高い順応性により数を増やし、敵を抑え翻弄し倒す獣人族、高い魔力で数を倒し、高い生命力で個を圧倒する魔人族といったそれぞれの役目は機能していき、漏れ出た魔物は倒されていった。


 時は流れやがて歯車は狂いだす。


 人族は増えすぎ増長し、獣人族は容姿と力で恐れられ、魔法や優れた能力により他者を見下す魔人族が現れ始め、互いに離れていった。


 そしてその時が来た。


 魔物によるスタンピード


 最初は魔人族の国が滅び、次は獣人族の国が滅びた。

 生き残った魔人族や獣人族は、人族の国まで逃げ延びたが、人族に拒絶され散り散りになり、押し寄せた魔物の群れに人族は蹂躙され滅んだのだ。


 もし人族が拒絶せず、協力しあいことに当たれば、結果は違うものになっただろう。

 だが、それを拒んだが為に滅んでしまった。


 神は嘆いた

 そして、神は去っていった………


 生き残った人々は長い年月を苦しんだ。

 世界の片隅に追いやられ、それでも生き残り神に祈った。

 だが既に神は居ない、残されたものは過去の遺跡と魔物を封じたダンジョンだけだった。



仁が転移する筈だった世界の物語風(?)に書いてみました。

上手く書けてるかは、たぶん書けたと思いたいです。

※人族.獣人族.魔人族の表記があらすじと違うのに気付きましたが、あらすじの表記を変更しました。

迷いましたがこのままの方が良いかと思いました。

以後、気を付けますので、ご容赦お願い致します。


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