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とあるダンジョンの探索記  作者: アイネコ
第三章、人々の暮らし
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白のダンジョン攻略開始

やっとマルスのストーリーが動き出しました。





 王城での仕事も終わり、『白のダンジョン』で本格的な攻略が始まる。



「皆、お疲れさん。 長らく待たせたが、今日より俺も攻略に参加する。 よろしくな」

「「「オオー!」」」


 仁の挨拶で、配下たちのテンションは上がった。


 現在の攻略状況は、地下22階層の25%程までとなっている。


 以前のように、数で押し切る作戦が使えず、戦力を溜めつつ防衛戦で支配域を増やす方向で進めていたからである。



「うーん、やはり戦力を集め防衛しつつ、攻略班を編成して行くのが妥当か。 カメレオンを何とかしないといかんな」

「うちらの戦力なら勝てるニャ。 だけど防衛の戦力が足りないニャ」


 現在、20階層の中央拠点で作戦会議をしている。


 参加者は、仁にマルス、ミケにレド、リウの何時ものメンバーと攻略組の配下たちである。


「うーん、そこは俺の召喚を使って埋めるしかないな」

「可能なのか?」


 マルスの問いに、仁は考えながら答える。


「まあ『始まりのダンジョン』から戦力補強しながら、進めば何とかなるだろう」

「ニャるほど、さすが主は頭が良いニャ」

「「そうだな」」


 作戦会議も終わり、22階層へと向かう。



 ◇ ◆ ◇



 22階層の南側、比較的広めの空間にある拠点に到着する。



「はあ、本当に広いよな。 ここまで来るのに一日掛かりとか、ヤバいよな」

「ああ、襲撃が無くても半日ぐらい掛かるからな」


「はあ、疲れたニャー。 風呂に入りたいニャ」

「「うむ、同感だな」」



 白のダンジョンは、20階以降の階層はさらに広い空間と長い通路で造られていた。


 階層ごとに、東へ西へ。

 はたまた、北へ南へと階層が伸びていき、全容は40km四方と広大であった。


 仁から為てみれば、こんなだだっ広いダンジョンなど、嫌がらせ以外の何ものでもないと憤慨している。


 仁だけであれば、テレポートでひとっ飛びであるが、その為には一度赴かねばならず、視認距離では1kmが限界で在るのだから、こうして徒歩での移動となったのである。


 転移の魔方陣を設置するまでだと、自分に言い聞かせつつの行軍だったのだが、途中でカメレオンアーミーらに襲われて、更に遅れてぶつくさ文句をたらしてのやっとの到着であった。



 ★ ☆ ★



「よし、魔方陣も設置したし、今日の予定はクリアしたな」

「お疲れさまニャ」


「これで往き来も楽になるな」

「「まったくだ」」


 魔方陣の設置を喜ぶのは、配下たちも一緒であった。




「あー、(ぬく)いニャ~♪ ぬっく、ぬっくニャ~♪」


 ミケが風呂に入りたいとしつこいので、簡易の浴場を造ってやった。


 もちろん水着着用である。


 なにせ、急造の浴槽と洗い場が在るだけで、お湯で体を流し、湯に浸かるだけの風呂である。


「早くしろ! 我々も入りたいのだぞ!」

「うるシャいニャ! 乙女が入浴中なのニャ。 ジックリ温まらニャいと、風邪ひくニャよ!」


「くっ! こんな時だけ乙女を振りかざしおって!」


 何時もの3人は、何時も通りであった。


「お前たちは変わらんな、最前線で風呂とか図太いよな」

「まったくだ」



 ★ ☆ ★



 風呂と食事も終わり、防衛戦のモンスターを召喚する事にした。


「さて何を召喚為るかだが、やはりシルバーウルフかな」

「ふむ、索敵と数で攻めるのか」


「ん、ジェットを呼んで指揮させようかと思ってな」

「なるほど、強そうだな」


「うむ、ジェット殿なら問題ない」

「ん、モフモフはいいものだしな」

「ジェットちゃんくんの?」


「異論は無さそうだな。 シルバーウルフは決定。 後はオーガで固めるか」


 オーガを召喚と聞いて、レドはテンションが上がった。


「おお! 我が同族を召喚!」

「「…………」」


「まあ、Lv20の量産型だし、肉壁は強い方が良いだろ?」

「「に、肉壁…… プフッ」」

「くっ!」


 防衛戦で必要なのは数なので、Lv20のオーガを選んだのだが、肉壁と云われて微妙な空気となった。


 だが、痩せてもオーガなので、Lv20では最強クラスの肉壁であるのだ。



 召喚する対象も決まり、仁はモンスターを召喚し始める。


 シルバーウルフ Lv25

 HP:500/500


 オーガ Lv20

 HP:720/720


 召喚レベル最大のシルバーウルフ20頭と、召喚レベル最小のオーガを100体を召喚した。


 どちらもデフォルトのステータスなので、強い訳ではないが最大数を召喚したので後は指揮官の腕の見せ所である。


 シルバーウルフはジェット、オーガはレドに任せることにした。



 ◇ ◆ ◇



 翌日の朝、ジェットとレドに拠点の防衛を任せて、攻略を開始する。



「よし、行くぞ。 戦闘は基本お前たちに任せる。 俺は危険と判断した時だけ参加するが、だからといって、無茶や無理はするな。 何時もの通り攻略をしろ、いいな」


「「「はいっ!」」」


 出発前に注意事項を述べた仁に、配下の者達は気合いを入れた。



 こうして、『白のダンジョン攻略』は開始為れたのである。




やっとマルスの話が進むと思いましたが、細かい部分が未定だったりと、まだまだ予断を許さない状態です。

兎に角、頑張ります。



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