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超能力者ミステレポートで異世界転移?  作者: ラガーさん
第1章
10/13

転生

 

 これは、真司が魔法校に合格する少し前。



 ーー天命の間



「ふぅ、仕事おーわり……。あー、ダルいやめたい帰りたい。なんなのこれ。交代制の仕事のはずなのに他の女神は別件で来れないってふざけてるわ」


 なんて、文句を言うのが私の暇つぶしなのよね。ん? 私が誰って? 私は、女神ロゼリア。天界では結構、名が知れてる女神だと思う。

ん? なんか女神っぽくない? まぁ、言いたいこともわかるけど、そもそも、女神って言ってもみんなの想像してるような感じゃないわ。服とか下界の服着てるし。私の場合は俗に言うパーカーね。



 

 !ピーン!


 ん? 珍しい気配がここに向かってる。この気配ゼウス様ね。あの、ジジィが来るなんて珍しい。




『ほっほっほ! 久しいなロゼリアよ! 会いたかったぞ! 分身体で来たとはいえ、またお主を見れて嬉しいわい! おー、そんな悲しげな目をするな。ワシが分身体なのは許しておくれ! 今少し手が離せんのでな。なぜ、手が離せんかと言うと……っと、その前にお主には仕事を頼みたくて来たんじゃった。で、その仕事なんじゃが、もう1人追加でここに来る人間を見てくれんかの?』


 え? 悲しい目なんてしてないし、仕事ならさっきまでずっとしてたんですけど。何このジジィ追加で仕事やれって事? え、ウザ……


「いや、今日はもう仕事は終わりのはずなんですが……他の神とお間違いでは?」


『いやいや、間違えておらんよ。今回、交代予定の女神が新人での。まだ、難しいことがよくわらんのじゃ。今、教えておる最中だから、すまんがもう1人だけでええから続きでみてくれんかの?』


 はぁ、めんどくさい。正直、やる気でなーい。ま、やらなきゃ色々面倒だし、やるけど。


「分かりました……謹んでお受け致します! それでは、さっさと連れてきてください!2秒以内に」ギロ


『うっ! わかったわい! そりゃ!」


 白い光と共に、一人の学生服の少年が来た。なるほどこいつか。日本人という事は前送った超能力者と同じ国ね。


「えっと? ここは?」


 ま、来た人はだいたいこう答えるわね。毎回毎回同じ説明するのって、ちょっと疲れるんだよねー。それが仕事だけど。


「ここは、死者が訪れる場。そして、あなたのこれからを決める場所でもある」


「え? 死? ってことは!やっぱり俺死んだの?!」


 ありがちなパターンね。死んだ事に気づいてないのって。分かるわ混乱するのも。でも、こっちとしてはこの反応見るのってなんだかもう苦痛なのよねぇ。


「そう、貴方は死にました。ですが、貴方にはまだチャンスがあります」


「チャンス?」


「そうチャンスです。異世界に行って、魔王を倒す。そうすればどんな願いも叶えます。そして、異世界に行けば言語もわかるし、今では特典で何か1つチートをプレゼントしてまーす!わーぱちぱちぱち!」


 あ、そういえば前の超能力者に魔王倒すと願い叶うのと、特典のこと言ってないな。固有魔法とかも。……ま、いいか。


「なんか、適当だなぁ。でも、うん! そっちの方が楽しそう! なんか、真司の読んでた小説にもそんな感じの展開あったな!」

 ん? 真司? たしか、超能力者の名前も……いや、ありがちな名前よね。


「真司……真司か。あいつ今頃どこにいるんだ? 一週間も学校来ねぇで」


 一週間学校に来てない? ひょっとして……


「あの、その真司さんってひょっとして荒川真司さんですか?」


「そうですよ! え? 知ってるんですか!」


 全く世間は狭いわ。でも、知り合いなら送ったらいい仲間になるのかも。なんか、彼乗り気じゃなかったし、多少はやる気になるかもね。


「えぇ、彼も貴方の行く予定の世界に先にいるんですよ」


「え?」


 ん? 顔が真っ青になっていく。何かまずいこと言ったのか?私は。


「え? てことは、その、真司は死んだんですか?」


「いえ、彼は自分の力の誤作動で異世界に行きました。正直、こちらとしても驚いたので、一応この空間にもお呼びしましたが」


 なるほど、それを気にしたのか。たしかに、友人が亡くなったと聞けば驚くのもわかる話だ。なんだか最近、その辺麻痺ってきたのよね。


「そ、そうなんですね。そっか、真司もいるんだ。へへっ! じゃあ、俺が魔王を倒す必要はないですね」


「え?」


 彼一人で殲滅できる気なのかな? 別に私も彼にそこまで期待をしてたわけじゃないんだけど……私が思ってるよりも彼は強いのかしら?


「まぁ、でも一応行きます! アイツ驚くだろうな。アッハハ……どうせ死んだならまた笑える世界がいい。俺、行きますよその世界!」


「そうですか。わかりました。では、能力を1つ授けます。何か、1つ所望を」


「え? 能力? あー、そういや言ってたなぁ、真司が。確か、こう、なんだろチートだっけ? ダメだ。すごいってことしか覚えてねぇ」


 めんどくさいタイプね。チートなんて今時小学生でも知ってるでしょ。


「まぁ、貴方の考える最強の力を私に言ってください。それをあなたに付与します」


「よーし、スンゲェの考えてやる! 待ってろよ!真司!」






 ♢♦︎♢


「では、能力も与えましたし、世界の説明もあらかた終わりました。よき、異世界生活を」


 はぁ、やっと終わった。能力考えるのにまさか、2時間かかるとはな。


「おう、ありがとう。綺麗なお姉さん。あ、お姉さん彼氏いるの? よかったらメアド教えてよ」


 神にナンパとは……するのこいつくらいだろうな。


「では、今から送るので気をつけてくださいね」ニコッ


 強制送還<ゲート・ザ・オープン>


「え? ちょっ! スルー? あっ白い光がーー」


 ゲートに飲まれ、ようやくうるさい奴が異世界へ行った。久しぶりに疲れたな。チャラ男……ブラックリストに入れておこう。


というか、名前聞いてなかったな。ま、いいかどうでも。


 しかし、ロスト・ウィンはうまく誘導してくれてるだろうか。あの男を。







 ーー異世界


「……金が1000ライトしかねぇ!」



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