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超能力者ミステレポートで異世界転移?  作者: ラガーさん
第1章
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超能力者?


こんにちは!作者のラガーさんです。

最近、超能力ほしいなぁって思い、ふと降りてきたアイディアを小説にしてみました。

前作でも言っていますが、他の人のような綺麗な文はかけませんが、精一杯自分なりの小説を書くので、なにとぞよろしくお願いします。

 

  僕の名前は荒川真司、どこにでもいそうな普通の高校生だ。 たった一つ…たった一つのある点を除いて。

 

 ある一つの点。それは、簡単に言ってしまえば、僕は超能力者だと言うことだ。俗に言うエスパーである。


 エスパーや超能力者と聞けば怪しい存在や悪者を連想しがちだろう。だが、勘違いしないで欲しい。僕は、いたずらに力を振りまく愚かな能力者とは違い、目立った事はしない大人しい超能力者だ。今現在も、平和に学校へと向かっている最中だ。


「よぉ、真司。また小説読みながら歩いてんのか?」


「うん、今いい展開なんだよ。君の心臓を食べたい」


  今この僕と会話してるのは、蔵道太陽。僕の数少ない理解者の一人であり昔ながらの友人である。学校では大体太陽と一緒にいると思う。



「ほーん、今流行りのねぇ……てか、お前知ってるか? 3組の佐藤また彼女できたらしいぜ? やっぱさ、モテる奴は学校行きならがら小説読むやつじゃないんだってきっと」


  佐藤くんは、僕のクラスの優秀なイケメン生徒だ。何をしてもトップの、学年一モテる男子。

  今まで付き合った回数は、指じゃ数えられないほど。

 

 それに対して僕は、平凡な顔に平凡な身長。正直モテるどころか視界に入ってるのかもあやしい。


「うるさいなぁ。モテないのは君も同じだろ? それに僕らに現実の恋愛なんて上にありすぎて届かないんだ。だから僕には、この小説で充分さ」


「暗い! 暗いよ真司くん! ならお前はモテようとは思わんのかね」


「思ってもモテないよ。それに、そんな上ばかり見てると首が痛くなるからね。僕はこうして小説を見ながら恋愛を知っていくのさ」



「んだよそりゃ、俺は諦めねぇぞ! 脱童貞するまでは! 」


「もう校門だからその話はやめてくよ。変な目で見られるぞ」


  なんて、太陽と朝からバカな会話をしていると学校へ着いていたようだ。学校に着き、朝のホームルームを終え授業を終え太陽と別れ家へ帰る。

  

  これがいつもの日常だ。普通の日常、これがいつまでも続けばいい。

  だが、こんな日常がいつまでも続くはずない。恐らくいつかは壊れ崩壊する。そんな気がしてならないのだ。





 何故なら僕には超能力があるから。






  超能力は生まれた時から備わっていた。昔から大抵の事はできてしまう。<念動力>、<瞬間移動>、<パイロキネシス>、<千里眼>などその他もろもろ。

 

  まぁ、超能力なんて聞けば便利そうだし欲しいなと思う人もいるだろう。


  実際、もし僕も持ってなければ欲しいな〜なんて思いながら漫画でも読んでいたかもしれない。

 

  だが、実際持ってみればどうだ? 何をしようとするにも、この鬱陶しい力でなんでも解決できてしまう。こう聞くと聞こえはいいが実際は違う。超能力で、なんでもできるかわりに超能力以外の何も得られなくなるのだ。


  人が、当たり前のように感じる喜びを感じられなくなるのだ。こんなに虚しい事はない。


  

  しかし、決して不幸せというわけではない。僕にも理解者はいる。とは言っても限られてくるが……じいちゃんに太陽それから……あれ? もういないや



  まぁ、そんなこんなで、この能力は本当に邪魔で仕方ないのだ。

 

  でもまぁ、最近は使わなすぎるのもあれなので、リハビリがてら、テレポートだけは1日1回使っている。

 

 これは日常でつい力が暴発しないよう心がける為には必要な力の運用なのだ。決して遅刻しそうな時に使うための練習ではない。ほんとだよ?


 それじゃ、そろそろ今日も本当は使いたくないけどね? 仕方なくだけどテレポートするか。



「取り敢えず集中して、行きたいところを思い浮かべる。集中が大事だからな。よし、公園から学校まで……」


  集中し、脳内で公園から学校へ行く道を作っているとテレポートが今発動しようとしていた。

 


「よしよし成功だーー」


  喜びの言葉を吐き出そうとした瞬間、テレポートでついに公園から飛ばされたようだ……。


 ーーしかし、目の前に広がっていたのは、学校の風景ではなく中世ヨーロッパのような街並みであった。









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