眞奈ちゃんは本気で困っていた
※他サイトにも貼ってます
・・また古い作品で 当時のMac(昔の・・^^;)の仕様になってます☆
眞奈ちゃんは本気で困っていた。
中学入学のお祝いにと、もらった
自分のパソコンを壊してしまい
「もお頭に来ちゃう! こうなったら最新花柄マック
(パワーフラワー?の事らしい)GETしてやるうう!!」
親戚の叔母さんの留守番を頼まれた事をいい事に
勝手にパソコンを使い そこに登録してあった
とあるネットの抽選会に出たものの
そして・・うっかり当ててしまったのだ。
核弾頭を1つ・・・
ロシアから流れたものらしい・・・
どうやら叔母さんはブラックマーケットに興味があるらしかった・・
あるいは関係者だったのかもしれない
「困っちゃう・・核弾頭は日本に持ち込み禁止のはず
叔母さんが怪しいサイドビジネスしているというあの噂は本当だった・・」
頭を抱え、叔母さんのパソコンであるG4キューブを
とりあえず、なでなでしてみる。
その御利益は早速出た 突然、スタートレックの音楽が鳴り響く
メール到着の音楽らしい・・
「なにこれ・・?
「叔母さん・・
アメリカまでスタートレツクのイベントに行っているはずだっけ・・・・」
とにかく メールを開こうと差出人を見てみる・・・
「あ~アメリカのペンタゴン・・?ぺんた・・ペンタ・・・」
またしても沈黙
「・・・・・眞奈まだ16歳になったばかりだよおお
アメリカのおまわりさんがやって来るよおお」
(*間違い それはFBIかな? )
「ああ・・かれらは千年の平和を約束するうう て預言者はのたもうた」
(意味不明・・混乱しているだけのようです)
震える手でメールを開く 翻訳ソフトを起動させつつメールを読む
「そちらの核弾頭を秘密裡に貰い受けたい
ついては86年製潜水艦一台と交換ではいかが?」
わたわたと一言だけの返信メールを送る。
「O,K」
「・・・でも置き場所どうしよう?眞奈の部屋じゃ入らないよお」
音楽が何度も何度も鳴り響く 「その潜水艦をミサイルと交換したい」
「戦闘機3台とではいかが?」
半ばヤケクソになりつつ 音楽が鳴り響く度 O,Kのメールを
繰り返す。
「あらあら まるで日本の民話 わらしべ長者みたいねええ~」
のほほんとおっとりとした声が後ろからする。
はっとして 後ろを振り返ると「叔母さん!?」
スーツケースを抱え、小柄な女性が立っていた。
「飛行機が欠航になっちゃって戻って来たの・・
イベントは十日間あることだし、
明日出かけるから また留守番頼むわね・・
でも 今度は勝手にパソコンに触っちゃだめだからね。」
「相手によっては手弾投げ込んで来る人もいるからね~♡
「じゃあ!紅茶いれてくれない?ね?」
・・・「はい」眞奈ちゃんは力尽きつつ答えた。