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勇者のネタ①

 よく考えたら騎士とか盗賊より重要な職業を忘れていました(普通忘れない)。かつて『石を投げたらメイドに当たる』と偉い人が言いましたが『石を投げたら勇者に当たる』昨今、様々な勇者が生まれている。


 さてネタの宝庫になりそうな勇者さんといえば……


・異世界から召喚されたり転生したりする

・チート(加護)持ち

・伝説の武器を持っている

・魔王を倒す

・お姫様と結婚する


 細かいネタは無数にありますがまずは定番を。


○異世界召喚&転生


 説明不要の異世界召喚&転生勇者、世界を越えて神や王族に拉致されるというトンデモない就職形態である。ミスで死なせといて選択肢を与える神様なんかが良心的に思える(よく考えると十分酷い)。

 『神様(超越者)なら自力で世界を救え!』『王族か何か知らんが異世界からホイホイ召喚するな! 人間じゃなくて核爆弾とか生物兵器を召喚したらどうする!』などなどネタがゴロゴロ。


・召喚するなら最初から軍人とか傭兵など戦闘のプロを呼べ。死者でもいいならナポレオン・ハンニバル・始皇帝といくらでもいる

・召喚できるなら数を揃えよう、それこそ万億と。原子力空母を艦隊ごと召喚すればいいのに何故、日本人の学生を数名呼ぶ

・世界の壁を突破できるほどの技術があって、世界が危機的状況なら他の世界に移住するべき(されたら困るけど)


 ……少し検討するだけで召喚&転生勇者に喧嘩を売るネタの数々(汗)。流行に逆行するのは個人的に大好きだが創造のネタにならない。ここは前向きに日本の学生が召喚や転生する理由を考える。


・前例召喚のパターン:四百年ぐらい前に勇者を召喚したら戦国時代の若武者が召喚された。戦国時代の日本は、世界有数の戦乱地帯なので若武者も兵法武技に優れ、敵ををサクッと撃破。前例召喚なので、現代における同じ土地の同年代である日本の学生が(戦国時代なら十五歳で戦場にも出れる)召喚される。ついでに過去の勇者の言葉=日本語でも説明が付く(まあ当時の日本語と現代の日本語は随分差があるでしょうけど)。


・条件召喚のパターン:まず異世界側が召喚条件を指定できることが大前提(神様による仲介でもOK)。

 最優先は、異世界が抱える問題を解決する力があること(召喚されると自動でチートが貰えるとかなら話は早い)。これは地球人が全てが該当する条件とかでも良いだろう。例えば異世界では地球の人間は、魔族の出す瘴気を無条件で中和できるとか、重力が地球の百分の一で百人力などなど。

 続いては肉体面、健康・年齢は低過ぎず高過ぎず(赤ちゃんや老人召喚しても不安)。異世界の環境で生存できる(召喚した瞬間亡くなる可能性の排除=つまり地球と似た異世界が舞台になる)。致命的な病原菌とか持ち込まない(清潔環境が維持されている先進国出身者)。

 さてここからが物語的に重要、精神面である。人種差別意識が低い(同人種以外は、人じゃないなど野蛮な考えがほぼ無い)・国家や民族への拘りが低い(異世界人に奉仕できる人格)・宗教に寛容(異世界の神様を許容できる国民性……邪神さえ萌えキャラにする日本は未来を逝きている)。

 大量に呼ばず厳選する点は、召喚するコストが高い(これは他の世界へ移民しない理由にもなるか)・大量に呼んで反抗されるのを防ぐなどなど。


 ……これだけ都合のいい召喚&転生勇者様は、日本人の若者ぐらいだろう!! いきなり異世界に呼ばれて順応できる精神性は日本の青少年ぐらいというのは割りと本気。


・完全な偶然、原因不明の自然現象のパターン:トンネルを抜けたら異世界だった……という展開。神様も王族もなにもなしで唐突に異世界コンニチハ。これが一番楽かもしれないと個人的に思う。

 ちなみにこの地球から突然、人が消えることはいくつも事例がある。とある国の軍隊が行軍していると丘の上で雲に飲み込まれそのままこの世界から消えた――ノーフォーク連隊集団失踪事件なんて雰囲気も出ている(実際は雲の中で不意の遭遇戦で壊滅とかでしょうけど)。異世界側が『過去に地球の軍隊が召喚されて鎮圧に苦労した』などエピソードに使えるかも。

 ポイントは、消える瞬間が直接目撃されないことと不思議な雰囲気を漂わせることだろう。竜巻に巻き上げられる、雷に撃たれる、風呂に吸い込まれる、マンホールに落ちる(雰囲気?)……トラックに轢かれる(オヤクソク)だけが異世界への切符ではない。


○チート(加護)持ち


 選ばれし者(主人公)の証それがチート!! ……いや、これ本当。だって異世界側(他力本願の王様や無責任な神様)も問題解決能力も無い地球人を召喚や転生しないでしょう。

 このチートですが、神様からの加護や地球人が異世界に行くと自動的に貰えるなど、手に入れる方法と具体的な効果は千差万別です。例えば中世レベルの異世界で、スマートフォンをネット接続して使えるならそれは立派なチートでしょう。

 少しの知識でも(それなりの地位と権力が必要ですが)かなり有用なんです。例えば、黒色火薬は木炭と硫黄と硝石を1:2:7で混ぜれば作ることができます。ちなみに硫黄は活火山(火口付近の岩に付着、堆積)、硝石は家畜の排泄物を発酵させれば入手可能。さあ! 量産したマスケット銃と塹壕・三段撃ち・十字砲火・馬防柵・落とし穴・鉄条網を組み合わせて無双してください『地球舐めんなファンタジー』と叫びましょう!!


 …………ゴホン。失礼、好きなんですよ”ゼロの○い魔”(続き出るので嬉しい)。異世界召喚の王道ですから。


 それとチートですが……途中で主人公から取り上げ絶望に蹴り落とすことをオススメします(邪笑)。封印無効化される、チートを使うと激痛が襲う呪いをかけられる、敵にチートを奪われるなどと落差が激しいほどいいでしょう(超邪笑)。チートが主役じゃないんです主人公が主役なんですから、チートは無くなっても問題無いです(超々邪笑)

 誤解の無いように書きますが、私が『主人公が苦しみ悶え酷い目に合うのが好き』だからではありません。チートを奪うことで主人公の本質が際立つのです!! 絆を結んだ仲間がいれば友情を強く認識することでしょう。主人公はチートではなく心に友情を胸に勇気を手に剣を得て立ち上がるものなのです。


 まだ二つしかネタを書いてませんが長くなりそうなの分割します。骸骨の夢(主人公が頭蓋骨だけになる話)を書かないと。

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