表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

は・ヂ・ま・り・の予感

やっとゴンドラに乗った私と友人。


お仕事は上手くこなせるのか?。



・・・そしておドラマ本題おやくそくである、『黄門様おシリのアナから印籠コンニチハ』はいつ出される事になるのか?。



では、始まります。



はっきりと言おう!、ガテン系は私の様な『四十三歳ひよわなちゅうねん素人ペーペー』のする仕事じゃ無いと!!。


◇◇◇◇◇


・・・当然私と友人は、高圧洗浄ビームライフルみたいなガンを使用すると思っていた。


軽くて、長くて、威力いりょくがある。作業がはかどるから使用するのは当然だ。


なのに、威力が有りすぎるのがいけなかったとは・・・。


なんと横槍まったかかったのだ。


『ここは道路に面しているから(上層階では巻き上がるので特に)水が跳ね返らない様にして欲しい』

とか、


『通行する車に水がかかると洗車料金を請求されるうんぬん々・・・』

など。


これは管理元である元請けの弁だ。


威力が強い道具を使うと、汚れを落とし易く楽に作業が進められる。これは大事なコトだが、やはり元請けが言うコトももっともな話。


『でも、どうしよう』、あせる友人と私。


・・・・・

友人が何かピンと来たらしく。


「よし、『あれ』なら行ける!」

そう言って『あれ』を、ワンボックス車に取りに行ったのだ。


友人が持ってきた道具きりふだ、それは『床清掃用の高圧洗浄機』だった。


名前は『弁当箱』。


みためは分かりやすく言うと、充電式サイクロン掃除機クリーナーみたいだ。


だが先端部分が特殊とくしゅで、40センチ四方しほう真四角ましかくな形だ。その四角い部分が『弁当箱』の所以ゆえんであるらしい。


『弁当箱』は高圧水が周囲に飛び散らない仕様で、箱の部分はふたとして機能していた。


その箱の内側にはブラシが付いており、高圧の水でブラシを回すことにより、汚れをき出した上に高水圧で洗い流せると言うまさに『理想的なシロモノ』だった。





・・・軽ければ、だ。





その洗浄機はとても重かった。

総ステンレス製で10キロくらいはあっただろう。


ぱっと見、『片手で使えるダ○ソン』なのに・・・。


友人もちぬしが言うには、

『本来床用では重い方が高水圧に負けず、便利なのだ』そうな。



私と友人はその『弁当箱』を高圧ホースと連結後、ゴンドラに載せてから落下防止の為にゴンドラとロープでつないだ。






綺麗きれいにする基本は『上から下へ』だから!」


友人がそう言ってゴンドラを上昇させる。




『上から下へ』ならずは『上』だよね、やっぱり・・・。


『・・・ああ、がってる』


こころ此処ここにあらずの私。




一気にクレーンで別館よんかい最上部てっぺんまで来た。




『し、下がこわくて、み、見れない・・・』


『たわんたわんしてる』



私はその時、かなりの重圧下プレッシャーにあったのである。




多分、肉体的にも、精神的にさえもだ・・・。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ