表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運命に惑うケモミミBL長編♂愛情深ハイスペ狼×恋歴難美人オネェ猫『ロドンのキセキ◆翠玉のケエス◆輝石ノ箱ヨリ◆芽吹』連載中  作者: 偲 醇壱
◆ The HIEROPHANT:U ◆

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/52

Drop.006『 The HIEROPHANT:U〈Ⅲ〉』【4】

「――理解できないし……、とっても不可解な感性だと思うわ……」

 そして、なんとか言葉でも異議を唱えたかった法雨は、顔を背けたまま、それだけを不満げに言った。

 そんな法雨の様子に、眉根を寄せ小さく笑うと、京は言った。

「――あの……、店長サン」

「――……何?」

 その場に、心なしか穏やかな雰囲気が流れ始めた中、相変わらず顔を背けたままツンツンと拗ねた対応する法雨に、京が遠慮がちに続ける。

「――その……、俺らは……、――店長サンのバーに……、また、行っても……いいですか……」

「………………」

 それに、微かに目を見開いた法雨は、しばし沈黙を挟んでから、ゆっくりと若いオオカミたちに顔を向けると、全員の心の内を伺うように目を細め、一人一人にじっくりと視線を巡らせていった。

「――も、もちろん、あんな事は二度と」

「――えぇ。いいわよ」

 そんな法雨の視線に耐えきれず、京が弁明を紡ごうとすると、法雨はそれを遮り、満足げな表情を浮かべて続けた。

「――“店に来ていいか”、ですって? ――そんなの、尋くまでもないハナシね。――だって、アタシのお店は、お代を頂いてお客様をおもてなしするためにある場所なのよ? ――お客様じゃない犯罪者もどきはお断りだけど、――お客様として、って事なら、――“いい”に決まってるでしょ」

 その法雨の言葉に、若いオオカミたちは顔を見合わせると、徐々に表情を緩ませてゆく。

 そしてその中――、法雨に対し、京が改めて礼を告げると、それに続き、仲間たちも礼を告げ――、その後――、またひとつ、揃って頭を下げたのであった。

 

 

 

 

 

Next → Drop.007『 The MOON:U〈Ⅰ〉』

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ