Drop.030『 The SUN:U〈Ⅲ〉』【4】
「愛してるよ。――法雨さん」
その愛に、また一筋と頬を濡らした法雨は、両の手をそっと雷の頬に添えると、最愛のオオカミに微笑む。
「アタシも……、――アタシも、心から愛してるわ。――雷さん。――こんなアタシを、こんなにも愛してくれて……、――本当に有難う……」
そして、共に愛を贈り合った二人は――、そのすべての想いを注ぎ合う様にして、互いを引き寄せ合った。
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「――ふふ。もう……。――せっかく眠れそうだったのに、――あまりに幸せすぎて、また目が冴えちゃったわ」
「ははは。それは悪い事をしてしまったな」
その最愛の人を二度と手放すまいとするかの様に、強く強く抱きしめ合いながら、幸せを贈り合った二人は、その後――。
ようやっとその身をシーツの中で休めると――、身を寄せ合っては、そのかけがえのないひと時の中、くつくつと笑い合う。
「ねぇ、雷さん」
「ん?」
その中、微笑む雷の胸元に手を添え、輝く金色で見つめると、法雨は続ける。
「アタシのクリスマスはね、眠るまで終わらないの。――だから、雷さん……。――今日は、もう少しだけ、こうしてお話ししていて……。――この幸せを、もっと強く、この身に刻み込んでおきたいの……」
その法雨に、雷は、目を細める様にして愛おしげに笑むと、その――低くも、酷く酷く優しい声で、彼の願いを包み込む。
「君が望むなら、ぜひそうしよう。――そうだな……、それじゃあ……、――今から……、――俺たちのこれからの事について、話そうか……」
法雨は、そんな雷に、愛を込め――、
「とっても素敵ね……。――えぇ。――ぜひ」
と――、陽光煌めく笑顔を贈った――。
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