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異世界養蜂革命  作者: 華蜂師
第2章:蜂蜜の発展と旅立ち。
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第31話: 資金調達の計画

フローリア村には快晴の空が広がり、村の人々が新たな決意で動き出している。ミツルたちは、これから始まる行商に向けた最後の準備を進めている。


新しい養蜂場と熟成場の設立に向けた資金調達が今回の大きな目標だ。

まずは村長のアーノルドに提案を持ち掛け、それに対する許可を得たことで、一同の気持ちも一段と引き締まっている。

「アーノルドさん、企画に賛同してくれてありがとう。本当に助かるよ」とミツルが笑顔で感謝の意を伝える。

アーノルドもニコニコと頷きながら、「いやいや、村のためになることだし、こちらこそ感謝してるよ」と応じる。


さて、準備は整い、いよいよ出発の時だ。ミツルたちと共に行商に向かうのはドラゴンテイルのエリオットたちも一緒。

フローリア村を出た一行は、まずはベリル村へと向かう。目的はミツルたちの企画をベックにも提案し、協力を得ること。


ベリル村に到着すると、ベックは彼らを出迎えてくれた。「おお、ミツル君たち、久しぶりだね」とベックが声をかけてくれる。

「ベックさん、いきなりで恐縮なんですが、ちょっと相談があるんです」とミツルが切り出す。

「相談?そいつは興味深いね」とベックは興味津々。


ミツルはここで新しい養蜂場をフローリア村とベリル村の中間地点に設立しようとしていることを説明。そのためにベックにも協力をお願いしたいと持ち掛ける。

「なるほどねえ、確かにその場所はいいかもしれない。だけど、条件としては、うちに一定量の蜂蜜とミードを無償で卸してくれないか?」とベックが少し冗談めかしながら提案をしてくる。

「もちろん、それくらいで済むのならば全然!」と、ミツルは即答。ベックとの良好な関係を築くためには、それも十分に意味のあることだったし想定していた事だった。


この提案を了承したことで、ベックは資金の援助と協力的な人員派遣を約束してくれる。これで新しい養蜂場の運営もさらにスムーズに進むはずだ。

ミツルの提案を笑顔で受け入れてくれたベックは新たな養蜂場とミード製作所の話を詰める為村長に話に行く段取りを試行錯誤している。


ミツルはベックに卸す予定の蜂蜜とミードを卸し先程の提案通り店の中に運び込んでいく。今回の取引からお金はもらわないつもりだ。

また、エルザやアリーシャ、そしてドラゴンテイルのメンバーたちも、それぞれが行商の準備に励んでいる。

持っていく蜂蜜やミードの在庫をしっかりと確認し、不足がないように念入りにリストアップ。どんな準備にも抜かりはない。

そしてベックに行商の帰りにまた必要なものを持って帰りたいのでその商品のリストと数量を伝える。


そして遂に、ミツルたち一行はリハルトを目指すことになる。

この行商での成功が新たな養蜂場設立の一助となることを信じながら、村全体の期待を背に受けて旅に出るのだった。


道中、エリオットが「あの、新しい施設が完成したら一度見に行ってみたいな」と興味深そうに話し、ライアンも「そしたら、お祝いのパーティでもやろうぜ」と賛同してくれる。

「うん。その時はぜひ来てくれると嬉しいよ。でも、まずは今回の行商を成功させないとね!」とミツルは決意を新たにし、それに賛同する一同。


そうして、彼らは一歩一歩と前に進み、フローリア村とベリル村のさらなる発展を目指すのでした。

新しい施設の設立が、それだけでなく村全体の絆を一層強化することにも繋がることを確信して、行商の旅路を進んでいく。


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