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天使殺しの青年と神域の聖天使  作者: 松プリン
一章
5/7

聖裁天使の顕現

本日二話目!

「深司。終わったよ」

「死体は?」

「あっち」


ガブリエルの指差す方向には胴と首が分かれたウリエルとラファエルの亡骸があった。


「じゃあ、奪うか」

「深司も凄いよねぇ、天経の柱を奪うなんてさ」

「俺もできたときは驚いたよ」

「あ、そうそう聖裁天使が来るってよ」

「まあこれだけ聖情天使を殺せばそうなるよね」

「これが深司のしたかった事?」

「まあ、一応そうだね」

「一応?」

「天使が大嫌いって言うのもあるけど俺の本当の目的は最初の天使を殺す事だからね」


<最初の天使>。天使の雪崩発生時、一番最初に現れた白髪の天使。十年経った今でも容姿が一切変わることがない謎多き天使。


「アレはヤバイよ?」

「だからこうして天使から力を奪ってるんだよ」


そう言う深司の手とウリエルの死体の心臓部は黒い霧で繋がれていた。


「ちなみに今回くる聖裁天使はハルティアラだって」

「あの力は厄介だからね。潰しておこうか」

「ユラキはなんて?」

異流伎(ことるぎ)さんはね、好きにしろってさ」

「そっか」

「よし、全部奪えたよ」

「見せて見せて!」


すると深司は右手を真横に突き出す。


「燃やし尽くせ、<>炎垂の大剣(ブカリオス)<>」


深司の右手にミカエルが持っていた炎の垂れる大剣が現れる。その炎はミカエルが所持していた時より激しく。剣も心なしか喜んでいる様に見える。


「ねえねえ!同時には出せるの?」

「出来ると思うよ。巻き起こせ、<>水嵐の妖槍(ファルビテータ)<>」


深司の右手にはブカリオス。左手にはファルビテータが握られている。普通天経の柱を複数持つという事はありえないのだが深司の力があればできる様だ。


「深司。アレの調子は?」

「相変わらずかな」

「あの方は元気?」

「今は寝てる」

「ハルティアラが来たら起きちゃうかもね?」

「ウリエラティアが滅びるよ?」

「それはー、しょうがない!」

「そうだね。あ、そろそろ異流伎さんに連絡してくるよ」

「わかった」


深司はガブリエルから少し離れると耳につけていた通信機の電源を入れる。


「異流伎さん。聞こえますか?」

(ええ、聞こえるわよ)

「これからハルティアラとの戦闘に入ります」

(一応来源(らいげん)君を配置しておいたから)

(さとる)君がいれば俺たちいらないんじゃ?」

(あんまり来源君を使うと存在がばれちゃうでしょ?)

「それもそうですね」

(じゃあ、頼むわよ)

「了解です」


そう言って通信機の電源を切る深司。するとガブリエルが近寄ってくる。


「来るよ」

「そうだね」


ウリエラティアの空に巨大な白き門が現れる。聖裁天使以上ともなれば普段から平界にいる事は出来ず平常時は天界で過ごしている。


門から神々しい光と共に美しい歌声が聞こえ始める。


「天使聖歌か。いきなり切り札を使ってくるとはね」

「確か一度使うとしばらく使えないんだよね」

「効果は三十分くらいのはずだ」

「天使達の能力を底上げして、堕天使など魔の者の能力を下げる。厄介な能力だね」


深司達がそんな事を話していると門の中から数百人の天使達が現れる。その全員が聖天使クラスでありハルティアラの親衛隊でもある。


「ガブリエルはザコを頼むよ」

「わかった」


聖天使達が一通り現れると門の輝きが一層強くなる。


「奏でよ、<>天末の指揮者(シューンアーフル)<>」

「なるほど。封印型か」


天経の柱にも種類があり、四大天使達の様な武具型。そして他にも魔物や聖獣などを封じ込めた封印型。この封印型はその人物の生まれや血統に依存するものが多いと言われている。


「ガブリエル。貴女を反逆の罪で拘束します」

「ハルティアラ。貴女の相手は俺ですよ」


そう言うと深司背中の翼で飛び立ち手に霧を集める。すると右手には長剣が握られている。


「黒凪の型、六式。堕流洸」


深司が残像を残しながら誰の目にでも追えるようなゆっくりとした速度でハルティアラへ向かっていく。


「なんのつもりですか?」


痺れを切らしたハルティアラが深司へ向けて天使力の塊をぶつけようとするが・・・・・・


「解!」


その言葉が発せられた途端に深司の速度が驚く程上昇する。そしてそのまま・・・・・・


「少しは、出来るようですね」

「まあ、それなりには」


ハルティアラの肩に傷ができていた。周りにいたハルティアラの親衛隊達も何が起きたか分からず困惑していると・・・・・・


「貴方達の相手は私だよ!」


ガブリエルがここぞとばかりに聖天使達を屠っていく。僅か数秒で既に二十名近くの聖天使達の首と胴体が離れてしまっている。


「ハルティアラ。よそ見はいけませんよ?」


仲間達が倒れる様を見つめていたハルティアラのすぐ側に深司が現れる。


「なっ!」

「流石は聖裁天使。今のを防ぎますか」


深司の不意打ちをハルティアラが間一髪のところで防ぐ。今のが四大天使クラスなら死んでいたと思うが流石は聖裁天使といったところかハルティアラはなんとか防いで見せた。


「貴方相手に出し惜しみはできないようですね」

「それは光栄です」


するとハルティアラの周りに光の奔流が巻き起こる。そして次の瞬間・・・・・・


「天使力解放!」


聖裁天使の天使力解放。それがなにを引き起こすのかはわからない。そして深司はそれを見て歓喜に顔を歪めるのだった。


九月十八日。書き漏れを直しました。

九月十七日、細かい修正を加えました。


面白かったら、ブクマ、ポイント評価、感想、どれか一つでもいいのでよろしくお願いします。

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