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天使殺しの青年と神域の聖天使  作者: 松プリン
一章
4/7

四大天使壊滅

短めにはなってしまいますが出来るだけ頻繁に投稿していきたいです。

深司がミカエルの相手をしている頃、ガブリエルは残りの二人、ウリエルとラファエルを一人にも関わらず危なげなく相手取っていた。


「ねえ、本気でやってる?」


ガブリエルが二人に対して呆れた様に問うが二人は今も続くガブリエルの攻撃を防ぐのが精一杯で答える余裕などない。


「ラファエル」「承知しました」

「やっと本気出すの?」


ウリエルがラファエルになにかの確認を取るとラファエルは一人でガブリエルへ向けて天使力の塊を撃ちまくる。


「へぇ、天使力解放かな?」

「ハァァッ!」


ラファエルが天使力を水槍へと変換してガブリエルへと放つ。天使力や堕天力には人それぞれの性質があるがラファエルが操るのは水と風だ。その為ラファエルが放った水槍は風の力で速度が増しており一瞬でガブリエルの元へ飛んでくる。


「きゃっ!」


ラファエルの水槍がガブリエルに直撃した様に見えたが・・・・・・


「なーんてね」

「無傷?!」

「ラファエル。そんなんじゃ効かないよ?」

「ラファエル!準備ができたわよ!」


ウリエルの周りに金色の吹雪が吹き荒れる。


「天使力解放!」


金色の吹雪をウリエルの力の波動が吹き飛ばす。


「吹雪け!<>氷光の双剣(レギテルシーシャ)<>」


ウリエルの両手に現れた双剣。刀身の色が縦半分に分かれており片方が水色、もう片方が金色に輝いている。


「ウリエルの天経の柱は相変わらず綺麗だねぇ」

「貴女は使わないのかしら?」

「使ったら一瞬で終わっちゃうでしょ?」


ウリエルとラファエルはガブリエルの天経の柱を知っているがそれは天使の頃のものだ。堕天使になった今も同じとは限らない為油断はできなかった。


「ウリエル!私も準備が整いました!」


戦闘中も少しずつ天使力を高めていたラファエルもやっと天使力解放の準備が完了する。聖情天使が同時に数人天使力解放を行うことは天使歴が始まって以来初の事。それこそがこの事態の重さを物語っている。


「天使力解放!」


ラファエルの周りを水球が舞い強い風が吹き荒れる。


「巻き起こせ!<>水嵐の妖槍(ファルビテータ)<>」

「ラファエル!」

「はい!」


ウリエルとラファエルが同時にガブリエルを攻撃する。ウリエルが双剣で横薙ぎにするがそれをガブリエルが避ける。


「ハァッ!」


そこへ空かさずラファエルが槍を一突きするが柄の部分を掴まれてしまう。


「飛んでっちゃえ」


ガブリエルは柄を強く握るとラファエルを体ごと持ち上げ投げ飛ばしてしまう。


「ラファエル!」

「よそ見してる暇ないよ?」

「え?」


ガブリエルがいつのまにか取り出した大きな鎌によりウリエルの右足が斬り裂かれる。


「くッ!」

「痛い?痛いよねぇ?」

「ガブリエルッ、どうして?」


涙で顔を濡らしながらずっと疑問だった事をガブリエルに問うウリエル。どうして自分達を裏切ったのか?なぜ仲間を殺そうとするのかウリエルは訳が分からなかった。


「ウリエル、私の両親が誰かわかる?」

「え?」

「お母さんは聖裁天使。これはわかるよね?」


コクンと頷くウリエル。


「お父さんはね。堕天使なの・・・・・・」

「なっ・・・・・・」

「いやぁ隠し続けるのも大変だったんだよ?」

「そんな・・・・・・」

「これを話しちゃったからには殺さなきゃいけないんだ。ごめんね?」

「嫌よ、いやぁッ!」

「バイバイ」


スパンっという音と共にウリエルの首が落とされる。


「ラファエルはどこだっけ?」

「ここです」

「自分から来てくれるんだ」

「ええ、貴女達はもう終わりです」

「どうして?」

「ハルティアラ様に救援を送りました」

「へぇ、あの人が来るんだ」

「流石の貴女達でも聖裁天使を相手にするのは厳しいでしょう?」

「私はそうかもしれないけど深司なら余裕だよ?」

「ありえません」


ラファエルもそうは言うが実際のところ深司に対しては何か不気味なものを感じていたのであまり強くも出られない。


「まあいいや、ラファエルもバイバイ」

「え?」


そう言うとガブリエルはラファエルの首を一瞬で刈り取る。


その瞬間、実質的に四大天使は壊滅したのだった。

全力を出す前にやられる二人・・・・・・




面白かったらブクマ、ポイント評価、感想。どれか一つでもいいのでよろしくお願いします。

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