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星空の下で君の笑顔を思い出す  作者: 今宵 涙愛
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プロローグ

 プロローグ

 

 最初に翼をくれたのは、彼女の言葉だった。

 

『未来のことなんて誰にも分かんないからさ、今がいっちばん大切なんだよ!だから、無理して明日を好きになろうだなんて、しなくてもいい。今だけを精一杯生きればいい。大切なのは、NOWいまだよ!』

 

 その言葉があったから、俺は小さくても立派な翼を手に入れることができた。彼女は、俺にとっての太陽だった。でもきっと彼女は、どれだけ俺が助けられたかなんて、知らないのだろう。

 

 ───知らないまま太陽の一部になってしまった。

 

 だから、俺の小さな小さな翼は消えてなくなって、歩くことさえできなくなってしまった。

 

 それから俺は、暗くて息ができない海底のような場所にいた。でも、なぜか苦しくなかった。もう、何もかもがどうでもよくなってしまった。

 だがそれは、ただの被害妄想だった。本当は独りなんかじゃなくて、いろんな人に助けてもらったのに自分だけが苦しいんだ、自分だけで背負ってるんだ、って勝手な妄想ばっかりしてた。みんなにありがとうも言えずにいた。見ないフリをしてた。


『俺だって沙月先生の傍にいたかった!俺を見て、笑ってほしかった!だけど、それが本当にできたのは伸弥さんしかいないんだよ!』

 

 だから、本当に目が覚めたのはきっとこの、彼の言葉だ。

 彼は俺に、前とはまた違う大きな翼をくれた。

 

 今の俺だったら、過去の俺に〝目を覚ませ、バカ!〟って言える。そんな自信がある。

 

 これは、不器用な人間たちが変わるきっかけとなった日々を描いた物語。

 

 ──……俺の想いは、星空まで届いていますか。

 

 

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