スノウ国王女
「ん? 良いよー」
やってしまった……。
何となくそう言うと思ったけど、もう断れないな。
「実はあの役立たずクソ親父も、もとは国王だったらしいよ」
もう何だか驚けなくなって来たぞ。
「それだとサヤはこの国の王女なんだ」
「そうなんだけど、あの事件があってから一旦王政を止めたって言ってたけど、本当かどうか分からないよ」
「それなら確かめよう」
こんな奴ではあるがこんなにも女の子の手を思い切り引っ張ったのは初めてだ。
「え? どこに?!」
「とりあえず行くぞ!」
「ひゃうん!」
結構ダッシュしてみた。
凄く早かったからちょっとビビった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はい、着いたよ」
「もう早すぎてお嫁に行けなくなりそうですぅ〜」
どういう事か全然分からないが、とりあえず無視をしよう。
「? ここは?」
「お前のお父さんがお前に行かせたかった場所だ」
「あ、皆下にいる」
そう、穴が空いた地下帝国の穴の脇に連れてきた。
「もう1度聞くよ? お前国王でいいよな?」
「いいですって。しつこい男は嫌われますよ?」
確認は取れたので少しうなづいた後、肺がはちきれるほど大きく息を吸った。
そして、喉仏を綺麗にちょっと開けて、肺がはち切れそうなほどの空気を一気に出した。
「こんにちは!!!」
いきなり大声でそう叫ぶと、サヤは呆然とこちらを向き、奥が見えるほど大きく口を開けている。
「皆さん! こっちを見てください!! 朝市場が出来なくなった理由、教えます!!!」
下の方が凄くざわざわし始めた。
そして、もう疲れたので氷でメガホン的なものを作った。
「33年前の大人が凍りつく事件を覚えてますか? その事件は何のことか分からないまま時が経ちました。そして、あなた方に朝市場の食材、などを送ってきたのは他の国でもなく、その事件の犯人たちです!」
一旦収まったざわざわがまた戻ってきました。
前以上になって。
「その犯人は質の良いものを主に捧げるため、育てていました。つまりあなた達を。その証拠に昨日の朝凍っていたのに気づいた人もいるんじゃないですか?」
乗っかるようにざわついた。
ちょっとうるさかった。
「犯人たちは僕が抹消したのですが、支援を受けていて愉快な朝市場に影響が出るのは考えていませんでした。すみません!」
今度は静まり返った。
そんな冷めてしまう事ってある?
それもそれで寂しいぞ。
「けど、そのお詫びと言ってもなんですが、俺の代わりにゲストをお呼びしました! スノウ国の王の娘、サヤ・ピラスネットです!!」
こんにちは!Kartianです!
まさか、サヤが国王だなんて思いもしませんでしたね。
小説では良くあることですけど。
次の投稿は明日11月7日(火)22:00です!
国民はこの発表にどういう反応をするのでしょう!
お楽しみに!




