大輔より強い相手
俺はサブリニア王国、王国騎士団零部隊隊長兼王直属の騎士の1人のアーサーだ。
私は極秘任務で玉田大輔を追っていたのだが、あの綺麗な女が誰かによって体を貫かれた。
けしからんと思い、追いかけてきたがあの男、どう見ても私のスピードに合わせて前を走っている様にしか見えない。
なぜだ？
なぜ私を振り切らずにずっと……。
そう思った瞬間、暗い森から広場に出た。
そして出た途端、相手がスピードを緩め、体を180度回した。
来る気がしなかったので話をかけてみた。
「お前は一体誰だ！」
「……」
「名乗れ！」
それが名前ですと言わんばかりのタイミングで何かが空から降ってきた。
それが追跡中のターゲットの玉田 大輔だった。
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「玉田 大輔、ここは俺がやる」
いや俺がやるんだ。
「聞こえているのか？ 俺がやるからあの女の子を治してやれ！」
「うるせぇ！ そいつは俺が殺るんだ！」
そう言いながらその場にいた男をラリアットしたらすごい勢いで飛んでいった。
「ジーナを殺したのはお前か」
「あいつの名前ジーナなのか、まぁそれもどうでもいい事、殺したやつの名前なんかいちいち覚えねぇ」
「ッ！？ 殺す！！」
臨戦態勢に入り知覚能力上昇スキル、を発動したのだが……
「遅すぎ」
「！？」
30ｍ先にいた奴が1/1000の感覚の世界でも見えないスピードで俺の耳元まで来ていた。
「遅すぎるよ、面白くないなぁ」
その言葉はかろうじて聞き取れる事が出来たのに、体がついて行かなかった。
その後俺の後方100ｍの岩山まで転がった。
殴られたみたいだ。
俺は立ち上がりその男に向いた、と思ったがその男はいなかった。
真上にいたのにも気付かずに、頭にかかと落としを食らった。
俺は体ごと地面に叩きつけられて、気絶寸前だったが、立ち上がり構えて戦おうとしたつもりだったが……
「お前には、もう無理だ」
そう言われておでこに人差し指を添えられて押された。
そうすると立てた鉛筆のように簡単に転げた。
そしてもう立ち上がることは出来なかった。
「お前は知るべきだ、この世界の事を。それは今じゃない。頭冷やせ。お前なら成長出来るはずだ。それじゃまた、今度だ」
そう言って殴られた。
そして俺の意識は飛んだ。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼
すげぇ……。
まさか王直属の騎士が凄さに圧倒されるとは思ってもみなかった。
あの玉田大輔も相当強いが、あの男の方が大輔の数倍は強い。
あの男の動きは大輔が倒れるまで見えなかった。
殴る速度も見えないってどういうことだよ。
とりあえずあの男は去ったから、大輔の治療をしよう。
こんにちは！Kartianです！
ちょっと投稿遅れてすみません！
今回は戦った相手の方が強すぎたですね。
さて、相手は一体……
次の投稿は明日10月20日(金)22:00です！
お楽しみに！
