詩(死)に神の存在
登場人物
朝比奈 空・・・主人公。ヴァージニア学都立の男子学生。ある幼少の頃、人の詩(死)が分かるようになった。名前は女ようだと小さい頃からからかわれたが、顔はも端整で中性。どちらかというと女性に近い顔立ちだが性格は活発な男な性格。空想部活の部長。
詩に神 ホム・・・主人公の幼少の頃に突如現れた詩(死)に神。かなりの甘党。
篠原 詠見 (しのはら よみ)・・・主人公の幼馴染。ヴァージニア学都立の女子学生。詩に関して学者なみの知識を持つ。容姿は学園からも浮くぐらい綺麗な容姿をもつ。髪は長髪黒髪。空想詩部活の部員。
神埼 藤吾・・・空想詩部活の部員。パソコンに超天才で詳しいと自称しているが、実際にパソコンスキルが半端ない。
朝比奈 歌恋・・・主人公の妹。
~この物語は詩という空想が入り交じる世界、人の思いが言葉が人の人生に多大なる影響を及ぼす~
~詩(死)に神が人の思いを受け取りその思いを届ける物語~
ある幼少の頃、家の戸棚にあった本を取ろうとした時、見かけない本があった。
両親が本を買ってきた本を俺がいつも読書するから、両親はいつも伝えてくるのが日常だった。
だから、その存在が妙に奇妙だった。だが、見られてはいけない本なのかな、とは最初思ったが、それだとしたら、ここに置くのは可笑しいと思った。
子供だから、難しい内容は見ないということだからかとも思った。が。俺は本に関することは読みたいという願望が強かった。
俺はそれを手に取り表紙を見た。
何もかかれてはいなかった。
疑問に思った。何故題名がないのかと。自分は幼少だが長く本を読んでいた記憶でも題名が無い本は見たことが無かったからだ。
気になった自分は本を開いた最初のページには短い文章が書かれていた。
「人の詩のLineを見えていますか?」
そう書かれていた。
なんだ、これはと思った。内容がいまいち把握できないから、次のページを開くも真っ白なページだった。
それは最後のページまで真っ白だった。
俺は意味が分からず戸棚に戻した。
その夕方だ。両親にその本を尋ねても分からないという話が返ってきた。
そんなはずはないと戸棚を調べたが自分の認識とは反する状況が起きた。
無かったのだ、その本が。可笑しいと思い念入りに調べたが無かった
自分は確実に見たと思った。が両親は本の読みすぎではないかということでその話を片付けた。
俺は数日間その本を家中探したが無かった。時間経つにつれそれは本当に空想な産物だったと思い始めた。
その一ヵ月後のよるのことだ。
ある少女が俺の部屋に訪ねてきたのは。
そうしてこういった。
「私は詩(死)に神です」と。
西暦2018年-空想詩室(俺の部室)-
「俺の勝ちだったな、ご苦労さん。」
どこか聞いたことのあるフレーズを言いながら、ジャーという擦れる麻雀牌の音がした。。
俺は、ご来客の人から勝ち料としてミロンという紙を受け取った。
「次の闘いまでに首洗ってまってろ!空!」
その学生はその言葉を言い放ち部室から去ってゆく。
「いやはや、大枚だよ。楽勝だよ」
束ねたミロンという紙幣を右手に持って手首だけ前後に動かし、左手の平に先端を擦らせる。
「こちらの身にもなってくれよ、システム改造するの大変なだから」
藤吾が顔暗くしながらパソコンをいじる。
「君の活躍はこの部費として帰ってきているから安心してシステムの改竄をよろ!。」
「そういうが、もう手が痙攣してキーボードが打てない状況なんだが。」
そういいながらもカタカタとパソコンを打つ手はやめない。そう見ると中毒性だな。
「大丈夫だ、それくらい死なん(至難)な(無)」我ながら寒い駄洒落をいう。
俺は背伸びをしあくびをした。そういえば、この部活動を紹介していなかったな。この部は主に歴史の詩を解釈したり、詩を作りコンクールに出したりする部活動だ。
部室は学校の七階立ての七階の中央に位置している。空想詩部室は机の円卓が中央に一つありそこに四台のパソコンがある。他の机は壁に設置しており数台パソコンが配置。戸棚も数個有り本が空がなく並べてある。あと植物なども有り。客間などの部屋がある。
空想部の部員は8名いるが、全員会う確立は低く、皆まばらに部室にくる。幽霊部員もいる。「主に常時いるのが俺と藤吾だけだ。
今は部費集めをしている、NOWだ。このパソコンでゲームを多数し、神聖なる資金を集めるのが俺の役目だ。何故なら、しょぼい部活動だから生徒会の配賦される資金から部費があまりでないのが現状だからだ。
「そういえば、君の彼女、しのんちゃんどこにいったの?」
藤吾がパソコンをカタカタと打ちながら、語りかけてくる。
「御前、篠原をその呼び名だと殺されるぞ。それに彼女じゃない、そうだ、たとえるなら詩に(死)神だ。」
俺はボソッと呟いて伝える。
「死に神はないんじゃないか」
藤吾は言う。
「違う。詩に神だ。といっても同じか」
藤吾は首を傾げているようすだ。
「しのんちゃんは確かに詩の知識はパネぇから詩に神といっても可笑しくは無いわぁ。」
藤吾は笑っていてもパソコンを触っている。御前のほうが神だよ。
「それじゃ、俺は帰るか」
円卓の席から立ちドアのほうに向かった。
「もう帰るのかい?学校の閉校の時間には有り余る時間だけど」
「さっき、もうパソコン打てないって言ったのは誰だ?それに俺は今日することがあるから」
俺は歩きながら顔を少しだけ振り向き右手をあげた。
「まさか、しのんちゃんという彼女をさて置き別な女子と二股を・・・!!」
驚愕な顔しながらもパソコンを打っている。御前こちらみながら画面見ないでよく打てるな、崇拝するよ。
「違う。神様のお相手だよ」
俺はそういい部室をあとにした。
神様=詩に神なんだが。けっして篠原という人物をさしているのではない。本当の神様だ。
いつも帰りに本屋にいき詩が書かれた紙を買いにいかなければならない。それが神様との契約だった。
というより強制だな。買わないと、俺がもう少しで死ぬとかなんとか言っていたが、最初嘘だと思った。
が、それは本当だと分かった。
「ただいま」
と俺は玄関のところで言った。だが返事がない。当然といえば当然か。両親は海外に出張だから仕方が無い。俺は脱いだ靴を揃え、二階へと通じる階段を上った。
俺は三人暮らしをしている。正確には二人と神様。妹と俺そして神様、詩に神だ。傍から見たら意味が分からない家族構成だ。俺にも意味が分からない。
しかもだ。妹には詩に神が見えていない。これは鬱ものだ。何故って、それはあれだ、俺は誰もいないところで一人永遠喋るトーカーに思われつつあった時期があった。
だから俺は対策に俺の部屋はカラオケで大声出しても聞こえない防音設備に、誰も立ち入れないような鍵が無数に造った。
むしろ妹から「あきにぃ、部屋で如何わしいことでもしてるの?」という言われる始末になった。情けない兄となったようだ。
そう笑えるよ、ホントに。
俺は無数にある鍵を手馴れた速度=神速で解除していく。もはやこんなの5秒で解除できる。一種の才能か。実生活において使えない。
ガチャと扉が開く。俺は自分の部屋に入りドアを閉め、荷物を下した。
「φ(ファイ)待っていたよ」
突如声を掛けられる。
「ホム、何故俺の菓子を食っている、それも俺が半日立ち並んで買った学都の伝説となったアンサンベルグサンの究極のスイート。キュロホンサンドスイーツを六個全部何故くっちょる。しかもテレビみながら寛いで呑気に」
俺は視界が真っ白になりながら、自我を保った。まて落ち着け。あれはただの菓子ではないか。そうだ、菓子だ、それも伝説の。やばい。伝説と思っただけで何故だか心の中からグオーという熱い何かが込みあがって来る。
落ち着け、俺。
「ホ、ホム、御前いつになったら俺の目の前から消えてくれる」
そうだ心の底からそうおもっているよ。俺の菓子が・・・。
「φ、君が死なないと私も動けないんだよ」
それは幼少の頃から聞かされているよ。
俺は黙った。
「だから、妥協点を探して辿り着いた答えがこの世のスイーツを堪能することで君の寿命を延ばしているのだ。もぐもぐ。」
ああ、答えを言わんでいい。怒りという感情だと頭で感じたよ。
「そうだ、φ。例のものを今日も持ってきたのか。」
詩に神のホムが菓子を食い終えて本題を述べた。
「菓子は関係ない。詩に神のホムはこっちが本題だろ。なぜ俺の菓子を食う。」
俺は怒り交じりに言った。
「そこはあれだ、気分的に僕が気分的に損しているからだ。もちずもたれずだろう。」
そういいながら詩が書かれている紙をホムは受け取る。
命が延びるからいいが。
ホムはその紙を受け取ったあとその紙を食べた。というよりその詩を食べたのだ。
その瞬間に部屋は外界から遮断された。
部屋は明るいままだが窓の外が何も無い。
詩を食べた詩に神ホムは容姿を変えた。若い女性だ。が一瞬でその容姿は消え普通のホムへと戻った。
そこからだ、俺の視界は何故か草原が広がりそこに一人の女性を見かけた。
その女性は俺に呼びかけている。感じ的には誰かの名前を呼んでいる。そう俺以外の名前だ。
そこは広い、その風景は大自然だった。そして家がみえ、子供がいた。まだ幼い。しかしその映像はなくなって、元の俺の部屋の風景になった。
「相変わらず、ホムの能力は意味が分からないな。」
俺は頭を抱え、現実に戻ったことを脳に認識させる。
「前も説明したとおり、君の死を伸ばしているのだ。僕の詩を喰う行為は、その詩を創った人の思いを移転させるのだ。それは寿命を延ばすことにも繋がる。逆に奪うことも出来るそれが詩(死)に神と呼ばれる所以だよ。」
「そうか」
俺はベットに横たわる。
「そういえば、しのんはどうした?」
ホムはニタリと悪意が感じられる笑みで俺の方を向く。
「何故御前にいわなければならない!?」
「前の一件があったのは、もう忘れているのかな?」
ホムは菓子をもぐもぐと食べている。
「ぐッ」
俺は反論できなかった。
「まあ、いいだろう」
ホムは話を終わらした。
詩(死)に神ホムという神様はきつい側面をもっている。が前回の篠原の詩(死)に神の件は頼りになったのは事実だ。
今は寛いで普通にテレビ見ながら菓子を食って過ごしているが。
俺の普通の日常生活はいつ戻るんだ。と俺はため息をつく。
そういえばホムが来たばかりは日常に慣れるのが大変だったな。
~幼少の頃~
「私は詩(死)に神です、詩(死)に神ホム。あなたの最期の思いを誰かに届けます」
詩(死)に神はそういい、俺に近づいてきた。
「死神?なんで俺に」
「あなたは本を見た。私の本を。古くからある詩(死)に神の本を」
詩(死)に神は近づき俺の顔の近くにまで顔を近づけてきた。
「人間が見てはいけないものなの。その本は」
詩に神は微笑んでいた。その微笑みは子供からみても不気味そのものだった。
「見たあなたはもうすぐ死ぬの」
詩(死)に神は黒い本を出現させた。
「そんな」
俺は恐怖で声があまりでなかった。
「けどあなたは手違いで見てしまったから今回はいいわ。けどあなたは今までと同じ日常は歩めない。それと寿命を延ばすために詩を持ってきてもらわないといけない。分かった?」
詩(死)に神ホムは本をしまった。
これが詩(死)に神ホムとの出会いだった。
~現在~
今はのんびり寛ぐぐうたら神様になっているが。
俺は窓の外を眺めた。俺はあれ以来人の詩(死)のlineがわかるようになった。
それは人の死に際が分かるようになったということ。俺は死に関して身近に感じるようになった。
死が分かるようになったのは、詩(死)に神の本を見たということらしい。俺はこの能力のせいで幼少の頃から異端として育ってきた。
人の思いも具現化されるを間近で見たことがある。祖父が死ぬ時に詩というものを書いたものが具現化して俺に語りかけてきたときがある。
それは幽霊と同じイメージだった。一生忘れらない記憶として今でも残っている。
今は詩(死)に神代行として活動を行っているところがある。それはホムへの今までの恩義でもあるからだ。詩(死)に神の業務をこなす中別な詩(死)に神にも会ったこともある。詩(死)に神にも様々な性格な詩(死)に神がいた。
様々な事件も解決した。今はのんびりと暮らすがいつ俺の普通の日常が来るか分からない。けど、その心中で俺はこのままでいいと思っている俺もいる。
この物語はフィクションです。
個人名、団体名、出来事は一切現実とは関わりありません。