神様(仮? 自称?)
あれから一体どれほどの時間が経過しているのだろうか。時間を全く知ることができていないせいか、気がおかしくなってしまいそうだった。
だが、静寂は次の瞬間に何ともあっけなく終わりお告げることとなる。
『スゥ〜〜〜』
『ワァーーーーーーーーーーー』
「うっ!!」
キーーーーン
突然のあまり、自分の身に何が起こったのか理解できずにいた。脳がフリーズし、思考が麻痺してしまう。
そこから数分経過し、ようやく、耳元に鼓膜が破れそうなほどのボリュームで叫ばれたことを理解した。いや、実際に破れているかもしれない。念のため確認しておこう。
「あー。あーー」
よし、問題ない。無事聞こえているようだ。とりあえず一安心。
「しっかし、誰だよこんな非常識な真似をするマヌケは。運悪かったら難聴、失調だってありえたかもしれねぇよ、ったく。まじで、事と次第によっちゃただじゃ済まさ、ねえ、ぞ••••••?」
なぜか眼前には今まで見たこともない綺麗な白の布をまとい、後光? のようなものがさしていて、なぜか張るほどないくせに背伸びして偉そうにしている幼女の姿があった。
『ふふん、やっと我に気付いたか。無礼な奴め。全くもってけしからん。本当なら不敬罪で手打ちにしているところだが、我は温情であるからな。特別に許してつかわす。』
「(何だこいつ?)」
見るからに胡散臭そうなやつだった。
「(あんまりこういうのとは関わりたくはないんだけど、この際仕方ないか。はぁ〜、めんどくさ)」
『何だ? 聞きたいことがあるのなら、特別に許そうではないか。言ってみよ』
「(ふぅー。よし‼︎)」
決心し、思い切って聞いてみる。
「お前誰だよ」
しばらくの沈黙の後
『ふむ。そういえば言ってなかったな。うむ、よかろう。』
もったいぶった口調で
『我は神じゃ』
またその場を静寂が支配した。
「(え? は? 今なんて言った? 噛み、髪、紙••••••あっ紙か)」
『違いわい! 新聞紙とかの紙ではなく、女神とかの神じゃ! 全く、どこまで失礼なのじゃ』
「いや、俺は別にそんな設定を聞きたいんじゃなくてな
『設定ちゃうわ』
光牙はそこでふと疑問に思う。
「いや、待て。俺は口に出してなかったよな』
『ふん。お主の心を読むなど造作もない。』
「お前神か!」
『だからさっきそう言ったであろう』
神(仮)は疲れていた。
『まあ、もういい。我は神、創造神じゃ』
「いや、だから名前は?」
『名を尋ねる時は、まず自分から名乗ると習わなかったのか?』
「そういえば、そうだったな。俺は、灰城光牙だ」
『見ず知らずの人に名乗るのはチョット』
「おい」
『冗談じゃ。そう怖い顔をするな」
「じゃあ、とっとと名乗れ」
『名前はないんじゃよ』
「何であんなこと言った」
『お主の反応が面白そうだからの。グフフフ』
「(こいつ、ムカつく)」
次あたりで、ようやく転生します。