ここは••••••
100以上は続けられるよう頑張ります。
「んぁ」
いい気持ちで寝ていた彼は不意に目覚めた。しかし、次の瞬間
「ぐゎぁっ、何だ眩しっ。目が開けらんねぇ〜」
彼のまわりには、どんなに進んでも景色が一切変わらないような、只々白い空間が広がっていた。
彼はその空間に目を慣らしながら、目を覚ます以前のことを思い出そうとしていた。
「ようやく少しは目が開けられるようになってきた。それで、ええっと確か、俺は、•••••• 仕事を依頼されてて、何だったっけ? そうだ! テロリストを弾圧してほしいって頼まれてたんだったな」
彼は、ある程度のことまではなんとか思い出せていた。
『コホン。あ〜、そこの人間よ』
しかし、そこでふと疑問に思う。
「待てよ、俺は仕事の依頼を終わらせた。その後に金を受け取って、家に帰宅したはずだ」
『 おーい、聞いておるのか』
さっきより必死に思い出そうとした。
『おーい。おーい。おーい。もしもーし』
「妹の作った飯を食って、疲れて眠ったことも覚えてる」
いくら思い出して、考えてみても一向に答えが出てこない。
『まさか。我に対して無視を決め込んでおるのではないだろうな。よ〜し』
「ダメだー。ぜんぜん分っかんねーよ」
なにゆえ、自分がこんな奇妙な場所にいるのか。
そして、ここがどこなのかまったく分からない。
「俺の記憶では、地球上にこんな場所はなかったはずだが••••••、う〜ん、なんらかの力が偶然にも働いて、ここに転送されたと考えるのが一番妥当かなー。
今この場に人っ子一人いないから、誰かがやったとは考えにくいしな〜」
おっと、遅くなってしまったがここで俺の自己紹介をしておくとしよう。
俺の名前は、灰城光牙だ。年齢は17歳、まだ高校二年生だ。今は中学三年生の妹と二人暮らしをしている。両親は幼い時に蒸発したためいない。まあ、未練とかも特にないから構やしないが
え? 子供の二人暮らしでどうやって生計を立てているかって?
その前に少し話をしておこう。
俺のいる世界には異能を持つ特異な人間が存在している。呼称とかは特にないけど。それらは、太古の昔よりシャーマン、魔法使い、陰陽師など国によって多種多様に存在していた。しかし、その総数はおよそ1000人ほどしかいなかった。それに加えて、現代では銃器、戦車、戦闘機などの兵器のほうが異能より強かったりするのだ。兵器より強い異能保持者は、20人もいない。 だが、あいにくと俺はその20人の中に入っているためか、仕事の依頼がちょくちょく来ているため不自由なく暮らせている。むしろ、普通の会社員より稼いでいる。
趣味は、アニメ、ゲーム、ライトノベルだ。漫画を一切読まないというわけではないが、ライトノベルと比べると読まない。ゲームはt○○es of シリーズが好きだ。
こんなものか? とりあえず、以上。
「自己紹介を無駄に長々とやったのに、なんにも起きねぇってどういうこったよ。あと何時間こんなところにいなきゃなんねんだよ。ったく」
光牙はだんだんと気が立って行った。
『我に対してあんな酷い扱いをしたこと後悔させてやろう。グフフフフッ・・・ゲホッ、ゲホゲホ』
更新は週に1、2話を目指して頑張ります。