言いたいことは、お前なんで生きてるの?
え?前書き?特にないよ。だって、内容が内容だもん。内容が無いよーだもん。
・・・ごめんなさい。なんでもないです。とりあえず軽い気持ちで読んでいただければと思います。はい。
「言いたいことは特にない!」
「そうか、じゃあこの会話は終わりだな。」
「また会おう!」
「おう、二度と来んな。」
何しにここに来たんだろあいつ。
不毛な会話だな・・・、とつくづく思う。いや?そもそも会話すら成されていないのではないのか?
あいつは何のために生きているんだろう?この不毛なやり取りがなかなか好きな訳ではあるが。
「よし、あとで聞いてみよう。『お前なんで生きてるの?』って。」
ある日の放課後のことだった。あいつこと西田隆史は誰に向かって話してるという訳ではないが、俺のところに来ていきなりこんなことを言ってきた。今からのやり取りはごく日常的なやり取りである。
「ッrrrrrレディーーーーース!エーンド!ジェントルrrメーーーン!紹介しよう!冷めたハートは夜の砂漠の如く!だが、その口から発せられる言葉は殺伐とした砂山に咲く一輪の花のよう!こいつが俺の生涯の相方!小野寺進だ!よろしくぅっ!」
「その一輪の花ってのはアレかな?バラの花の部分だけカッティングしたやつかな?」
「なにそれトゲしかねぇ!」
「てか、そんな大声で馬鹿みたいなこと言ってんじゃねえよ。イタいやつだな、イタコだなお前。」
「イタコってなんだよ、初めて聞いたわ!」
「さあ?お前との会話には思考の3パーセントくらいしか使ってないから自分でも何言ってんのかわからんのよ。」
「ちょっと待って?それって俺のこと流しすぎてない?流しそうめん並に流してない?大丈夫?」
「あー。流しそうめんね。流しそうめんって割った竹を流れるじゃん?んで、取られなければ水の入ったタライかなんかに落ちてくよね。俺が流す側でお前が流される側、つまりそうめん役だったとしよう。」
「わあ、人生初の流しそうめんのそうめん役だ。全っ然うれしくない☆」
「その場合、俺、タライじゃなくて洋式のトイレをセットしておくからね。竹で流された後、お前さらにトイレにも流されるんだ。」
「ムゴいっ!どんだけ流されてんだよ、おれ!どうせだったらちゃんと食べられて排泄物として流されたいよ!」
「おお、いいじゃん。この短時間でよくもまあそこまでそうめんソウルを感じ取れたな。お前もう今日からシソウメンって名前で良いんじゃない?」
「シソウメンってなんだよ!なんで流しそうめんの下5ケタ切り取ったんだよ!んで、そうめんソウルって単純にダセーなっ!」
「え?じゃあお前、自分の名を名乗ってみな?シソウメン君。お前の名はなんだ?名は?」
「俺の名前?お、俺の名は・・・。い、いや!俺は・・・!
名がシソウメン(流しそうめん)・・・だ・・・!!」
「・・・ぷっ!」
「ぶはははははっ!最高!なんだこのやり取り!くだらな過ぎてウケるわ!」
「ふはははっ!ホント意味わからん!」
「あーいいね、いい感じに爆笑出来たわ。あっ!そういえば俺、西田に言いたいことあったんだ。」
「言いたいこと?なんだよ。」
「おまえってなんで生きてるの?」
「いきなりなにぃ!?」
爆笑して表情が柔らかかったのに、精一杯無表情で言ってやったぜ。この爆笑からの突然冷めるノリ、最近の俺のマイブームである。
えへへ?あとがき?特にないってー。だって内容が内容なんだもん。強いて言うなら、こんなの小説って言えるの?ってことぐらいかな。そして、こんな自己満足な文章は需要あるのか?ま、いっか。