オレはアンタが好きなのに、現れたのは知らないアンタ

「アンタ……オレの知ってる宮桃香じゃねえ…」


アーチャー家の長男として生まれた、リュシアン・アーチャーは、自由を捨て、父親の跡を継ぐことを決意する。



そして、メルシェン学園・卒業式の日、宮桃香に告白をしようと試みるが……！？


「わ、私のことが好きなんでしょ？　お城で私のこと探してたんでしょ？　いいじゃない。ここにいるわよ。私も、リュシアンのこと、ずっと、ずっと待ってたし…。」


何いってんだ…？ このじゃがいも女。


リュシアンが好きな『宮桃香』はおらず、全く知らない女が『宮桃香』だと言い張っていた。


勘違いから始まる、交際0日同棲生活、スタートです♡



※本作は、『【完結】私は君が好きで、君は2次元の私に恋してる』に登場したメインヒーロー・リュシアン目線での話になります。