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Dear...

 ねぇ、レイ


 久しぶり


 ……というほど


 あなたと離れていたわけじゃないのに


 一緒にいた日々が


 ずいぶん遠い記憶に思えてしまうのは


 どうしてなのかな


 一気にいろんなことがありすぎて


 自分でも心が追いついていない


 一番の大きな変化は


 初めて異国の地を踏んで


 それから新しい仲間が増えたの


 メルっていう女の子で


 金色の髪に赤い瞳を持つ


 ものすごく可愛い子なの


 わたしと同じように化物扱いされていて


 ほっとくことができなかった


 とっても小さい女の子が、よ?


 わたしの時は何を言われても


 いつもレイが守ってくれてたよね


 だからわたしは強くなれたし


 何も怖くなくなった


 わたしも同じように


 メルを守ろうと思っている


 彼女は自分の両親のことを覚えていなくて


 わたしのことをママだと思っているの


 おかしな話よね


 わたしがママだなんて


 誰よりも甘えん坊で子供っぽくて


 いつもレイがいなければ


 何にもできなかったわたしが


 誰かに甘えられるなんて


 今のわたしをあなたが見たら


 なんというかしらね?


 会いたいな

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