表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
123/132

すべては夢の物語

 慣れ親しんだ自室で、ママの声で目が覚める。


 瞳を開くと頬が濡れていて、自分が泣いていることに気づく。


 枯れたと思っていた涙が、朝になると意志に反して止まらなくなる。


 夢を見ていたのだ。


 ずっとずっと、長い長い夢を。


 果てしなく広い、そして美しい海の旅に出て、憧れだった王子様と出会う。


 彼はいつも優しくて、わたしはそんな彼が大好きになった。


『ローズ』


 わたしを呼ぶ声がした。


 儚く淡い、まさにそれはわたしにとって、とてもとても幸せな夢だったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ