表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/60

第参拾玖話 世界情勢Ⅰ

世界情勢Ⅰ

これは、淡路島がタイムスリップしてからの2025年からの世界情勢である

2025年夏

露中朝同盟によりN2爆弾搭載の弾道ミサイルに攻撃を受け仕返しとばかりに核融合爆弾搭載の弾道ミサイルを露中朝同盟に打ち込み、中国と朝鮮連邦は、主要都市が壊滅し戦争続行不可能になり、結局は停戦。それに比べロシアは極東の被害は免れなかったが、その他主要都市は防げたため、日本中国朝鮮に比べ被害が少なかった。そしてその被害に付け込んで、ロシアは中国に接近し、経済支援の名の下領土をとったり、東トルキスタンやチベットに武器輸出、経済進出(中国が崩壊寸前なため東トルキスタンやチベットはロシアや日本から武器を購入し独立した)満州の獲得など勢力は拡大していった。そしてグルジアやチェチェンを併合とソ連当時までに拡大し、第二の冷戦が始まるのではないかと予想された。

これに対し、アメリカは不満を持った。ではどうするか。ロシアの勢力拡大に不満を持つ国はほかにないだろうか。もちろんあった。それは日本とトルコ、そしてポーランドであった。日本はロシアに南進されると自分たちの経済圏まで脅かされるのではないだろうかと不信感を持ち、トルコはイスラム圏最大の経済大国であり、イスラム圏最大の軍事大国である。ロシアにイスラム圏が脅かされるのはいい気分ではない。そしてポーランドはロシアがとなりなので危険極まりないのである。この事から、アメリカはまた日本と手を組み、そしてトルコ、ポーランドと同盟を結んだ。その瞬間中東諸国から東南アジア同盟との同盟を破棄するとの通告が来た。それはアメリカと同盟を組んだからであると。

2030年ついに中国は崩壊した。それに付け込んで、ロシア、東トルキスタン、チベットが領土拡張と手を伸ばした。そして中国は内戦。もう止められる状態ではなかった。

しかし、日本も負けじと、朝鮮、中国沿海部と経済進出した後に、領土拡張。中国大陸ではすでに一触即発の状態が続いた。だが、中国大陸だけではなかった。イスラム圏を統合したトルコが、ロシアの南進に対抗しようと、東トルキスタンと手を組んだ。(東トルキスタンは今で言う新疆ウイグル自治区である。宗教はイスラム教)挟まれたチベットは仕方なく中国へ進出はやめて中立を維持し内需拡大へと進んだ。

これによりシーレーンや経済圏を制限されたロシアは、だんだんしぼんでいき第二次冷戦は早期終結した。

そして2040年代。この頃になると、ついには宇宙へと経済進出を果たす国が現れた。

一つはアメリカ。二つ目は日本。正確にいえば東南アジア同盟である。3つ目はイスラム圏を統合したトルコである。この東南アジアとイスラム圏に経済圏を持つ二カ国ともにアメリカにとっては非常に厄介な国になっていった。日本はほかの国とは違い月まで経済進出していた。進出といっても、進出した理由としてはエネルギー生産のための拠点ということである。そして作られたエネルギーを(電力)をマイクロ波の形で地上に送電し利用可能なエネルギーに変える方針である。アメリカは宇宙への経済進出が自国よりも早かった日本が気にくわなかった。そして何より東南アジア同盟とトルコが同盟を組んだらアメリカと肩を並ばせる勢力がユーラシアにできてしまうからだ。トルコはイスラムを統合し(正確には経済圏で同盟であるが)オスマン帝国の時並みの領土になっていた。それに対し日本は、東南アジアに経済圏を持ち(インドも含まれる)第二次冷戦終結後領土拡大で日本の領土は朝鮮半島、満州、樺太、千島列島、ロシアの極東地域、中国沿海部まで広がりその地域ともにこれまでにない豊かさや街中の衛生環境など国民に不満がない状態で、独立運動など初期にはあったが2050年代にはなくなっていた。(ちなみに中国は一部の地域を除き無政府状態で、大学の周りでコミュニティを作っているような状態だった)

2050年代

確実に経済圏と領土を拡大していく日本とトルコに対しアメリカは経済制裁や政治的圧力を半端なく二カ国にかけた。日本製品やトルコ製品の輸入禁止や、アジアやコーカサス地方の経済圏を解散しろとかなど。そして西欧諸国に対しても日本製品やトルコ製品の輸入禁止など。そしてアメリカの経済支援の中作られたアメリカの傀儡国家中国(内陸部)や、ロシアに対し経済支援をし、二か国に圧力をかけさせるなど手の込んだトラップみたいに次々と掛けた。その他、アメリカ国内での日本資産、トルコ資産の凍結、EU内での日本資産、トルコ資産の凍結など。もちろんこれに黙っているはずがなく、アメリカ資産の凍結を行ったり、ついには日本とトルコが同盟を組み、傀儡国家中国を除くアジアに大勢力が誕生した。

その頃EUにも亀裂が起き始めていた。おもにEUのなかで権力を上げているポーランドだ。それに対し不満を持つその他東欧諸国(主にドイツ)との亀裂だった。時折トルコや日本から東欧諸国に対しこちらの経済圏に入らないかという勧誘があったが、拒否はしないとも参加もせずと保留状態だった。その中で最も賛成派はドイツだった。もし、この二か国がアメリカと戦争になったらポーランドは無論トルコと戦争をするだろう。そうなったらトルコはアメリカではなくポーランドを潰しにかかるだろう。その時ドイツはチャンスなのだ。現在のポーランドにトルコ(イスラム圏)を倒すほどの力はなく、ロシアは戦争へと参加はしないだろう(勝てる見込みなし、まだ復興しきってないよ~みたいな状況だから)そうなるとポーランドは南で精いっぱいだ。そうなるとドイツの時代が来ました~みたいな状況でほぼ無傷でポーランドを落とせる。こうなるとドイツにもトルコにも有利なのだ。イスラム圏がポーランドより強いとはいえ苦戦は絶対だ。それがドイツの参加で戦争の早期終結で被害を最小限に食い止められる。一方ドイツはかつてのドイツ帝国みたいに領土を戻せる。何ともおいしい話だ。

このような状態が続き話は2060年代へ突入する



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ