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第参拾漆話 第一次世界大戦編~壊滅~

1915年 1月

大量の同盟国兵士捕虜輸送のために第一艦隊と第二艦隊が使われることになった。

「日本人って案外ロシア語がうまくて…背が高いですね…今まで小さいと思われてきたのに…ねえ、アーヴァン連隊長。」

「……」

「隊長?」

「こんな軍艦があったら…これから100年以上は我々ロシアは日本に怯えなければならない。」

「そうですね。」

「今しかないんだ。」

「何がですか?」

「この軍艦を潰すんだよ!!」

「どうやって?」

「数では我々の方が圧倒的に多い。多少被害が出ても武器さえ手に入れれば…勝てる。」

「しかしどこが武器庫だか…」

「奴らがこの格納庫にやってきたらがチャンスだ。」

「はあ~」

ガチャン

「おい、お前ら。飯だ…ぐう。」

一気に集団で襲いかかる。

「こいつ銃持っていたぞ。取り上げろ」

ガチャン

「何があったんだ?」

5名ほどの兵隊が入ってくる。

バババババ

「うわあ!!」

「こいつらも銃持っていたぞ。」

「奪い取れ。誰か日本語解る奴いるか?」

「私解りますけど。」

「よし、この鍵のタグ、なんて書いてあるんだ?」

「えーとですね…武器庫」

「よし行くぞ。」

「武器庫の鍵があっても場所が解りませんよ?」

「だからお前が必要なんだ。こんなに広い軍艦なんだ。どこかに地図ぐらい出ているだろ。」

「そうですけど。」

「お前ら行くぞ。」

「おー!!」

ロシア兵捕虜1万2千名(一部)の反撃が始まった。



カサカサ

「おいっ!!今何か音しなかったか?」

「気のせいじゃないか?」

「う~ん」

「俺も聞こえたけど…」

バババババ

「ぐわぁああ」

「よし武器を奪え。」

5人銃殺してまた武器を奪っていく。

「何だ今の音は!!」

銃声に気づいた日本兵が来る。

「バババババ」

「ぐわああああ!!」

殺して武器を奪う。この繰り返し。そして武装している捕虜は次第に増えていくのであった。



「どこだよ武器庫!!」

「あった。武器庫と書かれています。」

「おお。」

「今開けます。」

ガチャ ガシャーン

「どこかに無反動砲とかないかな・・・」

「ハンドアローがありました。」

「奪っていけ。」

「はっ!!」



「貴様らなにしている」

「やべっ!!見つかった!!」

「こちら武器庫周辺。捕虜が脱走。武器庫周辺で…」

バーン

「どうした!!応答しろ。」

「どうしました?」

「どうやら捕虜が脱走したらしい。」

「本当ですか!!」

「ああ。兵員に告ぐ。ロシア軍捕虜が脱走した。見つけ次第射殺。もしくは捕獲せよ。」


ブーブーブー

警報装置が鳴る。

「アーヴァン連隊長!!ハンドアローだか知りませんが、それをどこに撃つんですか?」

「決まってんだろ。機関部さ。」

「まさか!!」

「機関部に打ち込んで、確かこの艦は主に核融合。一部メタンハイドレートを使っている。」

「つまり…」

「核融合しているときに機関部に打ち込んだら…」

「核爆発!!」

「核爆発するか知らないけどやってみる価値はある。もしかしたらこの艦隊自体滅びるかもしれない。」

「でも俺達は…」

「これも運命だ。この武器庫に張ってあった地図をもとに機関部へ行くぞ。」

ダダダダダ。機関部を求めて俺達は走り続ける。

「こちら敵発見。」

「見つかったか!!」

ダダダダダダ

艦内部で銃撃戦が起こる。

「ぐわああああ。」

「みんな!!流れ弾には気をつけろ!!」

「くそ!!日本兵強い!!」

「ここは俺達が楯になる。先にいけ!!」

「解った。」

ダダダダダ

「ぐわぁああ」


「はあはあはあ。ここが…機関部!!」

「でか物…サラバだ。」

パシューン ドガーン

機関部が停止。その後さらに撃ち続ける。メタンハイドレートに引火し炎が燃え上がる。さすがに核爆発はしないが…

核融合のもとになる水素が爆発。そして予備弾薬に引火し約30分にわたり爆発し続け50万トンの巨体は海の藻屑となった。しかしそれだけではない。密接していた第一艦隊、第二艦隊にも被害が出て、爆発に巻き込まれた艦や、沈没時に巻き沿いくった艦が出て多大な被害が出た。

残った艦もこの時代なので修復不能。現在使える艦は

イージス艦5隻

強襲揚陸艦3隻

航空母艦2隻

日向級ヘリ空母1隻

高速ミサイル艇3隻

補給艦3隻

潜水艦2隻であった。

そして、新生日本軍は壊滅し、その後第日本帝国特別軍として編入された。



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