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第参拾肆話 第一次世界大戦編~中東戦線Ⅱ 遺志を継ぐもの~

11月 8日

すべての輸送能力のある軍艦により、約12万人の大日本帝国陸軍軍人が派遣された。史実とは違い大日本帝国陸軍が第二日本国の支援を受けて開発された戦車を投入することになった。(ついでに史実よりも早くフランス軍がルノーFTを出している)

11月 20日

「くそっ!!なんなんだあの数は。勝てっこねえよ。」

「安心しろ。日本軍が必ず援軍を送ってくる。それまで待つんだ。」

「口の中で砂がジャリ付く中でか?ふざけるな。」

その時

パシューン 頭上を一筋の砲弾が貫いた。

ドガーン 

「ぎゃぁああ」

フランス軍の軽戦車ルノーFTを破壊した。

「おいっ!!あれ見ろ!!」

「技術力のなさすぎを実感するぜ。」

「日本軍にも負けてられねえ!!」

「うおおおおお!!」

「ひっ!!くるなああ!!」

「うおおお!!」

第二日本国軍の兵器に見とれてしまい立ちすくんでいた同盟国の兵士がすきを取られてトルコ連合の兵士に白兵戦で敗れていった。

「にげろおおお。」

「落ち着きたまえ」

ドーン ドカーン

「うわあああ!!軽装甲機動車が・・・・」

「まだタイムスリップしている軍隊がいたのか!!」

南下してきたロシア軍にタイムスリップしてきた軍隊がいるとは知らずに進軍していった連合国兵士は、砂丘に隠れていたRPG-32を手にした兵士や、スメルチ、BMP-3、T-95、などにやられていった。

「くそ!!指揮系統がぐたぐただ。状況報告をしろ!!」

「永島さん!!危ない・・・」

ドーン

「ぐわああああ。」

「永島さん!!」

「紅蓮崎・・・グハッ!!・・・後は…日本を…間違った方向に…行かないように…頼んだぞ。」

バタ

「…永島さん、永島さん…永島さん、そして地佐山隊長…あなた方の意志は俺が継ぎます。」

「司令官!!指揮をお願いします。」

「臨時指揮官となった紅蓮崎だ。戦車部隊をかき集めろ。戦車を前衛にたて、バックには榴弾砲や自走砲を、歩兵の処理は近接戦闘車や機動戦闘車にやらせろ。航空部隊は戦車部隊の援護。歩兵はできる限り、砂に身をひそめて、歩兵の処理や軽車両の処理をしろ。」

「了解。」


「だんだん敵が状態を整えてきたな。」

「指揮官がいいのだろ。こっちも負けてはいられないぞ。」

次の瞬間 ドガーン 

「ぐわあああ!!どっから撃ってきたんだ。前衛の戦車部隊は一発も放ってないぞ。」

ドガーン ドガーン

「T-95がやられた。」

「こちらシャラポワ歩兵中隊、敵歩兵戦闘車に発見され壊滅状態。至急ぐわああああ。」

「どうした!!何があった状況報告しろ!!・・・仕方がない。全軍に告ぐ。撤退だ。」

こうして中東戦線では劣勢だった連合軍が巻き返しを始めるのであった。


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