第弐拾漆話 第一次世界大戦編〜遼東半島奪還作戦発動〜
大韓帝国から露独清連合軍を追い出してすぐの
1914年 7月28日 午後4時 遼東半島再奪還作戦発動
作戦内容
朝鮮半島から追い出したあと、第二日本国連合艦隊の第一艦隊、第二艦隊を率いて、第一艦隊は旅順203高地に、第二艦隊は朝鮮半島に、合計で2個師団と3個大隊輸送する。そして、朝鮮半島駐留軍が夜に遼東半島に奇襲をかける。この時代はGPSやレーダー(当たり前ですが)はないので発見されにくい。そして第一艦隊が203高地に輸送した1個師団と3個大隊とともに満州を占領し、第一艦隊と第二艦隊で黄海・西海の制海権を取る。その後、第一艦隊・第二艦隊で北京にミサイルを発射し降伏させる。
といった内容だ。2025年の軍事力ならではの作戦だ。ここで戦力を説明しよう。
第一艦隊
強襲揚陸イージス航空戦艦 大和級 信濃1隻
イージス巡洋艦 榛名級 4隻
強襲揚陸艦 春風級 2隻
揚陸艦 愛鷹級 3隻
ヘリ空母 ひゅうが級
航空母艦 赤城級 2隻
潜水艦 伊‐800級 6隻
補給艦 5隻
高速ミサイル艇 9隻
哨戒艇 13隻
第二艦隊は強襲揚陸イージス航空戦艦大和級 武蔵になっているだけで特に艦の数は変わっていない。
午後4時半 淡路島
「急だが今回の作戦で陸上部隊に指揮官として永島恭介陸軍省官が乗艦する。全員敬礼。」
「はっ!!」
「そんなに固くならんでいい。俺はそんなに偉い立場ではない。」
「久しぶりです。」
「こちらこそ。しかし長官はいいですね。年を取らなくて。」
「そうでもないですよ。取りたくても取れないつらさがあるんです。」
「そうですか。私はまだ生きたい。最低でもあと50年は。しかし、もう私も73歳。生きれても20年もつかどうかです。」
「まあ、そんなマイナスな話はやめましょう。あなたにはこれから、戦地で指揮を取ってもらいますので。」
「はい、そうですね。」
「頑張ってください」
「大丈夫ですよ。」
こうして第一艦隊・第二艦隊が淡路島を出港した。
1914年 7月28日 午後9時30分 黄海
「こちらロシア帝国ウラジオストク艦隊、異常なし。」
「こちら清国海軍渤海艦隊い・・・じょ・・・う?あり。西海からなぞの飛行物体接近。突入してき・・」
ドカーン
「どうした、何があった!!応答しろ。・・・何だあれ?・・うわああー」
ドーン
ハープーン対艦ミサイルが次々に当たっていく。
西海 第一艦隊・第二艦隊
「まったく張り合いがないなあ・・・」
「当たり前だろ。」
「残った艦はもうほんのわずかだしな。しん・・ぱ・・い・・・・レーダに反応。日本海に大量の艦が・・・最低でも50隻はいます。」
「コルべックか?」
「いや・・・ミサイル巡洋艦です。」
「はっ?」
「ミサイル巡洋艦です。」
「20年くらい前にも言ってなかったか?」
「キーロフ級原子力ミサイル巡洋艦6隻スラヴァ級ミサイル巡洋艦14隻ウダロイ級駆逐艦15隻オスカー級原子力潜水艦15隻です。」
「大艦隊だな。ミサイル射程外か?」
「いえ・・・行けますけど。」
「そうか。全艦に命じる。全対艦対潜装備を用いてロシア艦隊を撃滅せよ。」
「はっ!!・・・ハープーン発射3秒前2.1.0」
パシューン パシューン 次々にハープーンが発射される。
「続いて、改良型アスロック発射!!」
パシューン パシューン パシューン
ロシアウラジオストク艦隊
「レーダーに反応。約300発以上の対艦ミサイル、約200発以上のアスロックがこちらに向かってきています。」
「さすが日本海軍察知が速い。こちらも対艦ミサイルを全弾放て!!チャフもすべて発射させろ」
「はっ!!」
「艦長!!レーダーに反応。ロシア海軍が対艦ミサイルを発射。その数250発以上。」
「全対空ミサイルで迎撃しろ。」
「はいっ!!」
ロシア艦隊
「対空ミサイル発射!!」
パシューン パシューン パシューン パシューン
ドカーン ドカーン ドカーン ドカーン
「くそっ!!すべて迎撃は無理か。総員に告ぐ。衝撃に備えろ!!」
ドーン ドーン ドーン かなりの数があたる。しかし全滅は無理なようだ。
日本艦隊
「ハープーン第二派発射しろ!!」
パシューン
ロシア艦隊
「キロノフ級が2隻残存その他スラヴァ級3隻ウロダイ級4隻オスカー級6隻。…!!レーダーに反応。対艦ミサイル接近中。対空ミサイル発射」
パシューン パシューン パシューン
ドーン ドーン ドーン
「うわああ。」
こうしてロシア艦隊は全滅した。
しかしさすがの日本海軍もすくなからずやられたようだ。
「高速ミサイル艇2隻、哨戒艇3隻、イージス巡洋艦榛名級1隻沈没しました。なお、揚陸艦には損害なし。」
「そうか・・・」
こうして第二次黄海海戦は終結した