表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/60

第弐拾伍話 第一次世界大戦開戦

三国干渉 それは下関条約で日本への割譲が決定された遼東半島を清へ返還するよう、フランス・ドイツ帝国・ロシア帝国の3国が1895年4月23日に行った日本に対する勧告のことである。

1895年 4月

「草島さん、どう思いますか?」

「そうですね…ドイツはともかくフランスとロシアは我々の脅威を知っているから、干渉はしてこないでしょう。永島さんはどう思いますか?」

「そうですね。同じ考えですね。ただ、それは草島さんたちの歴史上のロシアの場合です。」

「と、言いますと?」

「草島さんのいた日本では、ロシア、中国、朝鮮連邦からなる露中朝の三国同盟と戦争中にタイムスリップしてきたと聞きました。そのとき、日本もロシア、中国、朝鮮にもミサイルを放った。そしてその影響で朝鮮連邦軍が今の時代にきた。ということはロシア国内にも清国内にも未来の軍隊がいてもおかしくない。そうなると、対等の力を持つロシアや中国は干渉してくるかもしれません。」

「そう考えればそうですね。」

「そうであってほしくないですけど。」

しかし、その願いは無残にも叶わなかった。

1895年 4月23日

「日本による遼東半島所有は、清国の首都北京を脅かすだけでなく、朝鮮の独立を有名無実にし、極東の平和の妨げとなる。従って、我々は日本が半島領有の放棄を勧告し誠実な友好の意を表する」

つまり言いたいことは日本が遼東半島所有は極東の平和を妨げるから、我々は日本に対して半島の返還を求める。

三国干渉に対して日本は永島の指導により、断固拒否を宣言。しかし、三国干渉は一国も引かずに日本に対して

「返還をしないなら武力衝突もありうる」

と。だが、未来の力がある日本はこれぐらいの脅しじゃまったく効かなかった。この強気の立場が、長年フランスと対立し、ドイツとも対立し、満州を巡ってロシアと対立していたイギリス(決して仲が良かったわけではない。なぜなら条約改正を武力で無理やりしたため)日本に急接近してきた。その他に、ロシアを敵視するアメリカや、1890年のエルトゥールル号遭難事件において、日本の人々がエルトゥールル号の生存者にさしのべた救援と同情や、露土戦争によりロシアに苦しめられ、日本の反露により、トルコまでもが日本に接近してきた。ロシア帝国の南下政策により、イスラム勢力圏が脅かされるようになり、ここにイスラム派のトルコが反露を掲げたため、トルコ連合(イスラム連合)が出来た。

そして国内では反露活動が起こり、更には今までにたまっていた感情が爆発し、四民平等により身分が下がった元士族(現軍人)によるクーデター未遂事件が起こった。(戦った割には士族の時より給料が下がった。幕府の時のほうがよかったなど)しかし、ごく一部だったので鎮圧された。これを重く見た政府は三国干渉に対抗するために

1906年 日英(大英連邦)米三ヵ国同盟

三国干渉はこれに黙っておらず、清に「同盟に参加したら、イギリスや日本を追い払ってやる」という誘いを出した。

1907年 ソウル独立承認会議 大韓帝国の独立の承認と同盟の参加の要望。この会議には日英米三国同盟のほかにトルコ連合、イギリスの誘いでオランダとスペイン、ベルギーも参加した。

1908年 日英米蘭西白韓土連(トルコ連合)同盟

これに対抗するためハンガリーやイタリア、ブルガリアと友好関係を築きあげて

1910年 露仏独清洪伊勃7ヶ国同盟

1914年までこの二つの勢力は軍拡を続ける一方だった。

そして1914年

「マジかよ・・・」

「日露戦争では済まなかった。これでは、第一次世界大戦だ。」

1914年 大韓帝国で高宗・両班をはじめとする旧支配者階級が伊藤博文を暗殺。(史実では1909年で、安重根により暗殺されている)高宗・両班をはじめとする旧支配者階級による反乱軍はロシアや清に密書を送り資金援助や国交を行っていたため、これを機に第二次日清戦争、日露戦争が起きた。これにアメリカ、イギリス、トルコ連合が介入し、ドイツ、フランスがロシア、清を支援。その後、トルコ連合、大英連邦に宣戦布告。そして第一次世界大戦が開戦した


第一次世界大戦が開戦しました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ