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第壱拾玖話 日清戦争まで



淡路島司令長官草島茂大将はとても困っていた。なぜなら、長州藩が馬関戦争で勝利したためいまだに尊王攘夷から抜け出せずに、攘夷派のままだからだ。逆に薩摩藩は史実どうり倒幕派だ。そうなると二つの藩の同盟を中心にして倒幕をしたはずだか、これでは幕府が倒れない。このままでは戊辰戦争が起こらず、古い体制の徳川幕府が長く続くのではないかと。最終判断では、更なる歴史介入をしざるを得なくなっていた。

しかし心配は要らなかった。

1864年10月下旬 倒幕派が中心となっていた薩摩藩が、長州藩内の倒幕派のリーダー高杉晋作や山県狂介(後の山県有朋)を中心とする奇兵隊にイギリス製の武器の横流しをした。長州藩を倒幕派にするために奇兵隊が暴動を起こして長州は内乱状態。イギリス製の武器を用いた奇兵隊が勝利し、長州は到幕派一筋になった。(奇兵隊が内乱を起こしたのは史実では月日が違う)

1864年11月 延岡藩、富岡藩、島原藩、唐津藩を中心とした譜代大名の藩が倒幕を阻止するため薩摩征伐をおこした。しかし、薩摩はイギリスとの貿易拡大のためにキリスト教を認めていたため、たくさんのキリスト教徒も戦い、近代化された薩摩に太刀打ちできずに、その他の九州の倒幕派の藩(肥前藩)にも攻撃をされて、事実上九州は薩摩藩支配になった。(こんなことはない)

1865年 四国地方では老中・永島恭介率いる倒幕派・改革派の人間を中心にした革命軍が暴動。四国は永島率いる倒幕派により統一され実質的な支配は土佐藩になった。(こんなはずはない)

1866年 第二次長州征伐。しかし、近代装備の前に幕府は敗れ、中国地方全体を長州藩が支配下に置いた。(史実ではそんなはずはない)そして、倒幕派の藩による対立が深まり始めたころ、仲介を土佐藩がしようと藩内で決まり、坂本竜馬を仲介役にしようと決まった。しかし、

1867年 12月10日 まだ薩長同盟が出来ていなく(史実ではできている)西郷隆盛と柱小五郎の会見の10日前(史実では1866年1月)風邪で近江屋新助宅母屋の二階にいたところ、坂本竜馬は殺された。これにより代打として、永島恭介が坂本竜馬の代わりをやることになり、薩長土三国同盟の成立。

その翌年、1868年 1月10日 大政奉還(史実では1867年11月9日)

その年の1月20日 王政復古の大号令 これを幕府側が徹底否定 これにより戊辰戦争勃発

1月27日 戊辰戦争・鳥羽伏見の戦い この後は史実道理に進んだ。

1月28日 戊辰戦争・阿波沖海戦 

そして 12月4日から翌年1869年6月27日にかけて行われた函館戦争(五稜郭)を最後に、戊辰戦争は終結した。

その後、新政府は身分制度の廃止などの、史実道理の改革を行っていった。しかし、いくつか違う点があった。

まず一つ目。すべての士族を軍人とし1282167人の軍人を手にした。

二つ目 普通選挙法の確定

三つ目 淡路島を独立国「第二日本国」と定めた。これは淡路島島民や軍人のすべての人のアンケートによる独立をしたいかしたくないかで、したいが大多数なため、明治政府の中心核の永島に頼んで承認を得た。(承認させなければまずいということぐらい解っていたようだ)

四つ目 第二日本国(敗戦後の日本)の憲法をもとに、まだ遠いが若干民主主義が混ざった憲法(たとえとして天皇は日本の象徴で政治に介入してはならない等)の配布。(主に日本の歴史を知った永島を中心に)

五つ目 富国強兵政策 ではなく、軍拡の前に国の路面整備、技術力の底上げ、貿易では蒸気機関の大量導入など、史実以上にそこら辺にお金を使い、軍事については史実より10分の1以下だった(士族を軍人にしたため主に陸軍になってしまった)。国の整備や技術力が一定水準まで上がり軍拡をし始めるまでは、第二日本国軍が海軍役をやっており、比較的国は安全だった。

この五つ。その後、第二日本国は大日本帝国と同盟をした。第二日本国は貿易として民間に使われている手動式発電装置を使った電動自転車や旧日本陸軍の96式軽機関銃を軽量化した物等を売った。

代わりに新政府は第二日本国の言うことを聞いて、日本中の金を回収する金回収令を出し、集まった金は海外に出すのではなく、第二日本国に渡すのであった。

そして、時代は流れ・・・・

1894年 日清戦争開戦

「ついに始まったか。なあ亜久斗。」

「そうだな、紅蓮崎。」

「これは、96式軽機関銃を正式採用した日本軍の勝利だな。」

「そうだな。ところで、紅蓮崎?」

「ん?」

「俺たち歳とらねえな。」

「今頃気づいたのか?」

「うん。」

「どう考えてもおかしいだろ?年は経つのに体が何も変わらないのは。俺の理論から行けば、今時間が止められても、俺たちだけ止まらない。」

「なんで?」

「まだ生まれていないから。時間的な問題だよ。俺たちだけじゃない。装備だって、この時代にないものなんだ。普通に考えたら40年近くたっている物が改修なしで普通に動くんだ。劣化しないということになる。つまり俺たちも年を取らない。俺たちが年取るのは、2025年からだな。でも銃弾を浴びれば死ぬだろうけどな。あと、もう一つ気付いたのが、新たに生まれた子供は20歳前後で年が止まる。それを入れると俺の理論はおかしくなるがな。」

「て、言うことは・・・俺は200歳くらいまで生きるの!!」

「俺の理論からすればな。」

「まじかよ。」

「まあ気楽に生きていこうぜ。」

「そうだな」


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