表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/60

第壱拾漆話 江戸湾戦争


ついに新生日本軍とアメリカ海軍が戦います。

予想どうりだと思いますが。どうぞ。

1864年 8月6日 午後4時

陸上部隊の兵士と揚陸艦の兵士が、寝床作りと、発電機一式搭載特大型トラック3両の設置、自走砲、榴弾砲の設置、レーダー車両の配置等、揚陸艦の偽装、アメリカ艦隊との決戦に向けて準備をしている。

「紅蓮崎君。君は何をしているのか?」

怯えて江戸城に帰った将軍様にあきれたのか勝海舟はここで150年以上未来の兵器を拝見している。

「昨日、私が下関で米英仏蘭の連合艦隊17隻を潰してしまったのですよ。そのせいで、アメリカ艦隊も動き出して、とうきょ・・江戸湾に向かってきています。それを対処するためにここで寝床と兵器の配置をしているのです。」

「ほう・・・これが未来の大砲かね?」

「はい。そうです。正確的には“榴弾砲”といいます。」

「榴弾砲・・・」

プルルル プルルル

「はい!!こちら藤浪!!」

「おう、藤浪君か。私だ。草島だ。」

「長官殿。」

「今アメリカ艦隊が江戸湾から半径40kmに入った。レーダー車両のレーダーを使い、19式280mm自走砲の射程範囲の約35kmに入ったら無人偵察機を飛ばし、約4kmに入ったらJDAM搭載の砲弾を使い無人偵察機による誘導をしてもらい軍艦に落とす。それと同時に揚陸艦を出港させる。そしてアメリカ兵の救出をする。もしペリーが乗っていたら、日米修好通商条約の破棄を求めろ。いいな?」

「はいっ!!全力を尽くさせていただきます。」

「よろしい。」


午後 5時

「藤浪少尉!!」

「どうした岩田!!」

「レーダー車両から反応。35km以内にアメリカ艦隊侵入。」

「そうか。解った。渡!!無人偵察機“龍爪”を発進させろ。」

「はいっ!!」

無人偵察機 龍爪 はおもにF-22を原型に超小型化し遠隔操作システムをつけたステルス無人偵察機である。今の時代にステルス機能があっても意味はないが。動力はメタンハイドレート&太陽光&飛んでいるときに生じる風を使った風力発電の3つ。

パシュウ 飛んで行った。

「後は、このコンピューターで龍爪が見ている映像を見て俺が操作をするだけだ。」

「それは何ですか?」

「あっ、永島さん。これは無人偵察機って言うんですよ。」

「むじん・・ていさつ?」

「言い方を変えれば、人がいなくてもあれさえあれば、敵の情報や映像をここに映し出してくれるんですよ。」

「便利ですね。」

「今の時代の人間では永島さんくらいですね。意味が多少解るのは。」


午後9時

「藤浪少尉!!半径4km以内に侵入。」

「280mm榴弾砲発射!!揚陸艦出港。」

ドーン ドーン ドーン

「龍爪!!たのんだぜ。慎重に・・・よし。張り付いたぜ。」


アメリカ艦隊 艦内部

「ったく。やっぱイギリスの情報の間違いだろ。どこも近代化されてねえじゃええか。これなら俺たちで日本侵略も可能だな。」

「そうだな。」

「ハハハハハハ」

その時 

ドカーン グシャアア バキッ ドーン

一つ 二つ 三つと次々に艦に当たる。無数の死体が転がっている。何が何だかわからん。

「ちくしょう。サルのくせに。どこから撃ってきたんだ。」

「おい!!上見ろ。」

「鳥?いや・・・違う。これは・・・」

次の瞬間 ドカーン

「うわああ」

「痛えええ。」

「助けてくれえ。」

「母さん!!」

「チクショオオオ。」

「ママー!!」

次々に当たっていく。そして発砲から20分 全滅

「俺の・・・任務は・・・終了しました・・・うぷっ!!少尉。洗面所はどこですか。」

「洗面所など無い。そこの一t半水トレーラーでうがいしろ。」

「あり・・がとう・・ございます。」


「うぇええええぇ。」

「仕方がない。俺だって死体を見たことがないんだ。渡は特に映像をすべて見ていたからな。」

こうして日対米の戦争は終わった。日本の圧勝で。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ