表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/60

第壱拾肆話 艦魂


しばらく前の評価・感想で艦魂とかは出ないのですか?という質問を受けたので出してみます。

「う〜ん。いい気持ち。現代の日本とは空気が違うね。」

「現代じゃなくて未来だろ。」

「あれ?そっか」

「ははははは。」

「紅蓮崎君っておもしろいね。」

その時、

「よう!!お二人さん。」

「初めまして。訪問隊隊長の藤浪です。」

「元気?」

「覚えている?」

また来たか。いや、藤浪少尉は違うか。後の三人は・・・本当に邪魔なやつだな。

「なんだよ、その 《お二人さん》 ってのは?」

「よろしくお願いします。・・・(もしかして付き合ってるって思われている?・・・紅蓮崎君なら・・・って何考えてるの私。)」

「えっ、紅蓮崎ってこの子と付き合ってるの?」

「はいっ?付き合ってませんよ。出会って一日も経っていないのに。ねえ、夙さん。」

「・・・(もうっ!!私のバカバカ)」

「・・・あれ?夙さん?」

「・・・あっはい。なんですか?」

「もしかして、聞いてなかったの?」

「ごめんなさい。聞いてませんでした。」

「おい、ひょっとしてこれはまさかの・・・付き合っている!!」

「ちがいます。変な勘違いしないで下さい。」

「あ〜あ、怒っちゃった。」

「いっちゃったね。」

「紅蓮崎。失恋も人生のうちだぞ。よく学んでおけ。」

「お・ま・え・らのせいで・・・俺の時間返せ〜。」

「やべっキレた。退避〜。」

「撤退しろ。」

「うがあ〜待て〜。今日こそは許さねえ〜。」



「はあ〜、逃げるようにしてこっち来ちゃった。・・・あれ・・・?ここ何処?・・・やばい。道迷っちゃった。・・・んっ?女の子?でもこの艦に乗っている女性は私だけじゃなかったっけ?でも合同統一軍版海軍の服着てるしなぁ。聞いてみよう。お〜い、お〜い。」

「・・・・?私を呼んでいるの?」

「そうだよ。君のことだよ。」

「あなたは私が見えるの?」

「えっ、どういうこと?」

「あなた、艦魂って知ってる?」

「知らない。」

「艦魂っていうのは、その艦に宿る精霊みたいので、艦とは一心同体。簡単にいえば、この艦は私の物であり、私自身であるってことかな。で、要件は?」

「私研究員で、江戸幕府訪問隊の一人で、え〜と・・・・」

「個人部屋はどこか?」

「そうそう。始めてだもんで解らなくて。」

「この地図を持って行きな。ついでに現在位置はここ。」

「解った。ありがとう。私は地佐山夙。あなたは?」

「揚陸艦「愛鷹」の艦魂、里奈(りな)。あなたは特別に真名で呼んでいいわ。」

「真名って?」

「その艦魂についている本当の名前。許可が下りない限り呼んじゃいけないの。」

「ふーん。」

「お〜い、はあはあ。」

「紅蓮崎君!!どうしたの。」

「探したよ。急にどっか行っちゃったから。迷子になったかなあと思って心配して・・・後ろの人は誰?」

「この人は艦魂。」

「嘘!!まじで!!初めて見た。霊能力がある人や、その艦に対して愛情がある人しか見れないって聞いたけど、案外俺みたいなのでも見えるんだな。宜しく。真名は?」

「あなたなんかには教えません。」

「えっなんで?どうして?Why?」

「なれなれしすぎるからです。」

「そんなあ〜」

「クスクス。」

こうして紅蓮崎たちの航海が始まった


どうでしたか?

次は、江戸幕府第14代将軍と勝海舟との会見です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ