第2話 嘘つきな男
第2話 嘘つきな男
何故こんな所に女子がいるのか。というのも俺は女子が嫌いで男子校を受験したのだ。コイツは最初の腰をぶつけてた奴であり、見た感じだと小柄な男の子だが、近くで見るとそこら辺の奴より胸が大きく、なんと言っても・・・・・がない。
「お前はいつまでついて来る。友達がいるだろう友達が」
「知り合いは大勢いるのですが、友達は一人もいません」
そう言うと去っていった。
俺のクラスの席は、1番端の6列目である。何故なら、名前が伊藤だからだ。
「お前ら席につけ。最後に生徒面談の日程調査配るから今すぐ記入しろ。5分たったら回収するからな」
(アイツをじっくり見るとやはり女だろうと思ってしまう)
「君も知ってしまったんだね。どうして分かったのかな?」
後ろから声がした
「実は僕も....」
(唾を飲み込む音)
「なんて冗談だよ。僕の名前は市川。伊藤君も感づいたんだね、多分あの内部生は男子校に紛れ込んでしまった女子生徒だよ。」
「俺は何も知らない」
「ちょっと待ってよ。君も協力してくれるよね。」
(頼むからこの事件に俺を関わらせないででほしい)
「なんだか面白そうじゃん。(何か繋がっているようだね)」
「後ろの人回収してくれ」
俺は生徒面談に記入し、帰ることにした。
この学校には不思議な校則が2つある。
1 自主性を深める
2 いかなる場合でも暴力を振るわない
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46 卒業までに親友と言える人を作ること
47 赤点を取る者には退学となる
49 男子校には男子のみの登校を許可するが女子の進学は許可とする
50 女を見つけ次第退学と処す
今思えばこの校則を見た瞬間から罠にハマっていたのかもしれない。
次回予告 乱入してきた人