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見逃せない情報

めっちゃミスしてたので修正しました。

話の流れは変わりません



「助かった。婆さん」

「なに、大した事はしていないよ。上手く引きつけてくれたからねぇ」


傷を押さえながら立ち上がり、婆さんの方に向かう。

あー、痛い。『痛覚耐性』があってもやっぱり痛い。


「ポーションさね。飲んでおきな」

「ああ。ありがとう」


婆さんから渡されたポーションを飲む。

すると痛みがすっと引き、楽に動けるようになる。


「ふー、婆さん。さっきのは何だったんだ?」


悪魔が瞬く間に消えていった。

『滅魔陣』とか言っていたが……


「アイツらの体の構成要素の殆どは魔力だ。だから魔力を排除する魔方陣を描いただけさ。それだけで体が保てなくなるんだよ」


へー

魔力を排除する魔方陣なんて物があるのか。

でもやっぱり魔法と魔方陣の違いが分からないな、後で聞こう。


「ライとメイは?」

「ゆっくり眠っているよ」


良かった。

これで無事、メイの呪いは消えた。

元凶の劣等悪魔も倒した。

解決という事だ。


〈クエストクリア!〉

〈双子の片割れを救え を達成しました〉


おお、クエストクリアだ。


〈これにより、『麒麟の落とし子』からの好感度が上昇します〉


見逃せない情報もゲットだ。


何? 『麒麟の落とし子』?

麒麟って……あれだよな?


某有名ビールのラベルにもある伝説上の生物だよな?

ここはゲームの中だし、居てもおかしくはないが……その子供がライとメイ?

予想出来たらおかしいだろ。

明らかに見た目はただの子供だし。


「な、なぁ婆さん。この二人って……」

「おや? 気付いたのかい。この双子はただの子供じゃ無いだろう。ただの子供の中に悪魔が住むなんて子供の体が耐えられないしね。雷の魔力を強く感じる事から恐らく麒麟の子だろう」


流石は婆さん。

もう見抜いていた。


「俺の知ってる麒麟は人型では無かった気がするが……」

「麒麟は幻獣だからねぇ。まだ明らかになっていない部分も多い。人とのハーフという線も考えられるが……それにしては雷の魔力が強いように感じる。要は謎って事さ、考えてたらきりがない。しっかり研究したいと言うなら別だろうが、そんな事は無いだろう?」

「ああ」


俺が研究とか、考えられん。

それに俺が気に入った双子という点は変わらない。それで十分だ。よくよく考えればライの体も普通じゃないくらい頑丈だよな、最初の奇襲の時もかなりの高さから落ちてきてけど赤くなるだけで済んだし。

ポーションを使ったとはいえ、あの時は骨が折れているといった事は結局なかった。


「にしてもよく戦った物だね。もっと速く援護がいると思ったんだが、予想以上さ」

「それは嬉しい評価だが……もっと速く援護出来たのか?」


言葉のニュアンスからはそう感じる。


「当然だろう? ちょっとアンタの強さを見てみたくなってねぇ。だが、危ない所になったらいつでも助けられるようにしていたよ」

「…………」


それならそうと言っておいて欲しかった。

結構焦ったし。


「あ、そういえばこれは何なんだ?」


劣等悪魔が消えた後に現れた小さな石。

いや、詳しく表すなら石というよりも水晶に近い透明感だ。


「それは魔石だね。悪魔どもの核となる物で、魔力を蓄える性質があるよ。入手の難易度の高さも相まって魔法使いなら誰でも欲しがる代物さ、売るとなかなかの値段になるよ。どうする?」


どうするとは、売るか? という事だろう。

うーん……

俺は今、金がないから売っておきたいが、辞めておこう。

金が無いとは言っても、俺は金を使う機会はあんまり無いし。


いざという時の為にとっておこうかな



●●●



劣等悪魔との戦いが済んでから十数分。

俺は今、婆さんに魔法と魔方陣の違いについて学んでいた。

双子が起きるまで暇だしな。


「いいかい? もう一度復習するよ? まず魔法というのは魔法関連のスキルを持った者が詠唱をして発動する物。メリットは込める魔力(MP)によって応用が出来る事、デメリットは詠唱が必要になる事」


他にも要素はあるけど、大きな物はこのくらいらしい。大体イメージと変わらない。

続いては魔方陣の説明だ。


「魔方陣のメリットは詠唱の必要ない事と魔法よりも応用の幅が広い事、デメリットは魔方陣を覚えて魔力で描く必要がある事」


こちらも大雑把に言うとこのぐらいらしい。

魔方陣はただの魔法と比べて少し特殊だ。

魔法はスキルを取得して、使うと意識するだけで詠唱が出来るらしいが、魔方陣はそういったアシストはなく自分で魔方陣を覚えて描くという過程が必要になる。


しかも、結構正確に描かないといけないらしい。

慣れてないと、下手すると魔法の詠唱よりも時間がかかるかもな。だが、そこである疑問が湧く。


「婆さんさっき一瞬で魔方陣出してなかったか?」


明らかにそんな過程は踏んでいなかった。


「それは私が魔方陣その物を出しているからさ」

「?」


詳しく聞くと、婆さんは魔方陣を描くのではなく魔方陣その物を直接出しているらしい。例えるなら普通はペンで一から書くけど、婆さんは判子をポンッと押す感じか?


「それ、凄くないか? 魔方陣のデメリットが消えるぞ」

「奥義と言ってもいいレベルの技術だからねぇ。アリスの場合はそれを魔道具で補ったりしてるが、まだそこまでの領域までは至っていないようだね」


へー勉強になるな。

ところどころ端折りながらも説明してくれた。詳しく聞きたいなら今度アリスから情報を買えという事だろう。


こういう情報は聞いていて楽しいし、お金を出しても構わないと思えるな。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 続きが楽しみです [気になる点] 38話を見た後だと50話に違和感がある。
[気になる点] 少し前の話で老師の知り合いだって話してるのに何で驚いてるのかな?
[一言] 謎が増えた。 婆さんすごい
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