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同じ日の繰り返し、あの子を救うため

作者: ライラ

20XX年X月X日 午後15時00分

〇〇県で大きな地震が起きた。

私の家族は3人でお父さん、お母さん、私の3人だった。その3人全員が生きていることが不思議なぐらい大きな地震だった。あたり一面の瓦礫、崩れた家。ニュースやパソコンで見たあの悲しい景色。自分の目で本物を見るとは思わなかった。とりあえず、あるかどうかわからないが近くの避難所へ行くことにした。

なんとか避難所についた。これで少しは安心できる、そう思っていた。中に入るとそこは自宅だった。もちろん家族全員が困惑した。外の景色を見てみると、地震が起こる前と全く同じ風景なのである。時計を見ると、時間は地震が発生した日の朝。わかりやすく言うと、地震が起こる前にタイムスリップしたのである。この状況でどうするか、家族で話し合った。家族が行きついた考え、それは、自宅で飼っているハムスターの保護だった。みんなが思うだろう。「なぜペット?」と。答えは一つで、これはハムスターだけの話ではない。その答えは、ペットだって大事な家族だからである。地震が起きた後に助かったのは私とお父さんとお母さんだけで、ハムスターは助からなかった。今度こそ我が家のペットを助けよう。そう決心したのであった。

その1 新聞紙でケージごとまいてみる。

新聞紙を巻いて保護をする、という作戦だ。100均で割れ物を買うと新聞紙を巻く。それを応用してみただけである。いたってシンプル。そして時は流れ15時00分。体感2回目の地震が発生した。結果から行くと、ハムスターは助からなかった。この地震は津波を引き起こしたのである。せっかくまいた新聞紙も、水に濡れてしまっては意味がない。避難所に行き、新たな作戦を立てることにした。

その2 新聞紙で巻いた後にゴミ袋を被せてみる。

ゴミ袋を巻けばある程度の水は入らなくなると思ったからである。これも結果から行くとダメだった。壁に当たった衝撃でハムスターが犠牲になってしまうこととなったのである。正直そこまで考えていなかった。避難所に行き、また新たな作戦を立てることにした。

その3 いっそのことケージから出して一緒に逃げる。

これならば大丈夫だろう、そう思っていた。だが、避難した後に与える餌や買う場所を用意するのが難しい。この作戦は実行されずに却下となった。これには私も納得だ。避難所に行き、またまた新たな作戦を立てることにした。

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