表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本気になった天才の所業【書籍化作品】  作者: 方丈陽田
四章:《救世主》消失編
130/417

決まり手は、ジャッカル!

やれば出来る子な作者は、二日連続投稿……!

ほら、前回がアホみたいに短かったので、お詫び代わりに。


ほんとはもうちょっと進める筈だったのに、相変わらず長くなる悪癖が……!

うごごご!

 授業の再開された高天原学園であるが、一方で施設の類については単なる講堂であってさえも壊滅状態にある。

 無事に使える状態で残っている物や修復が完了している物はごく僅かであり、ほとんどは未だに崩壊したまま手つかずで放置されている。


 その為、ほとんどの授業は古き懐かしき青空教室で行われている。

 夏場の太陽の下、無意味に我慢を強いられながらの授業だ。

 一部からは苦情が上がっているが、魔力強化なり熱耐性系統の魔術を使うなりすれば、幾らでも耐えられるだろ、と中々に脳筋な意見で黙らされている。


 そんな状態の高天原を、連れ立って歩く者たちがいた。

 美影と俊哉、そして彼の背中にぶら下がる雫である。


「…………雫、あっつい。夏って事、考えてくれ」

「火の能力者だろ、です。

 彼女の体温くらい耐えて見せやがれ、です」


 好ましく思っている異性の体温や柔らかさを感じられるのは良いのだが、夏場だと兎に角暑い。

 火の能力者が人肌程度で暑がってんな、という雫の訴えは分かるし、現実に遮断しようと思えば幾らでも出来るのだが、それは風情がないだろうと思っている。


 せっかくの夏なのだから、しっかりと夏の暑さを体感したいというのが、俊哉の気分なのである。


 その結果として、汗だくとなってしまっているが。


「あと、首に手をかけんの、マジで止めてくんねぇかな。

 地味に首が締まって辛い」

「彼女の重さを受け止めるのも彼氏の甲斐性ってもんだぞ、です」

「……彼氏じゃねぇし」


 ぼそり、と呟いた言葉に反応するのは、隣で面白そうに見ていた美影である。


「えっ? 君たち、まだ付き合ってないの?」


 どう見ても恋人同士がイチャイチャしているようにしか見えないのだが、俊哉はそっぽを向きながら否定する。


「まだって言わんでくれないっスかね?

 時間の問題みてぇじゃねぇっスか」

「トシの奴、ヘタレなんだ、です。

 ウチが好きだって言ってんのに、全然、応とも否とも言わねぇんだ、です」

「返事しないってサイテー。

 女の子に恥かかせんな」


 半目になりながら、美影はローキックをお見舞いする。


 彼女であれば、返事をするまで拉致監禁コースである。

 その辺りは、彼女の想い人である刹那はストレートだ。

 性的接触こそ厳しいものの、言葉でしっかりと愛していると伝えてくる。

 誠実で真剣な言葉は、己が愛されているのだと実感できて、とても安心できるのだ。


 それをせず、返事を保留にしているなど、言語道断である。

 男らしくないにも程がある。

 ヘタレの称号は当たり前で、蹴られても仕方ないであろう。


 手加減はされているが、それでも放つのは美影である。

 かなり強くなっている俊哉を相手に、今更、遠慮する事もない。


 常人であれば骨が折れる勢いのキックが放たれるが、俊哉も慣れた物だ。

 上手く足を動かして、威力をしっかりと受け流してしまう。

 その際に、ぶら下がる雫が落ちてしまわないように、上体は安定させたままという気遣いの芸当までこなしていた。


「……俺もね、思う所はあるんスよ」


 雫の事は、素直に言えば気に入っている。

 懐いてくる可愛い女の子がいれば、一人の男として意識せずにはいられない。


 なのだが、思春期らしい無駄な反発心が、周囲から勝手に外堀を埋められていく現状に納得しきれていないのだ。

 受け入れてしまえば楽だと分かっていても。


 ついでに言えば、雫がまだ幼いという事も理由である。

 まだ中等部、それも初等部を先年卒業したばかりの第一学年である。

 そんな子に愛だの恋だの囁くのは、ロリコンの類ではないのか、という感覚が邪魔をしてどうにも煮え切らなくなってしまっている。


 せめてあと三年、高等部に入ってからにしてくれないか、というのが彼の内心である。

 それくらいになれば、成長が進んで女性らしい身体付きなどになるだろう。

 既に成長の兆しがあるから、美影のように悲惨な現実にはならない筈だ。

 そうなれば、やっぱり少し若い気もするが、ロリコン呼ばわりまではされないと思われる。


「てやっ」

「ちょっ! 今の結構マジで蹴ったでしょ!?」


 先程よりも強めの蹴りが俊哉を襲う。


 流石にそれは足捌きだけではいなせず、大きく退避して躱している。

 その際に、背中にへばりつく雫をしっかりと支えているのだから、やはりもう付き合ってしまえ、と第三者視点では思わずにはいられない。


「なんか邪悪な波動を感じたから。

 悪霊退散っ」

「何が悪霊っスか。

 悲しい現実を嘆いていただけっスよ」

「良いぞ、トシ。

 あのツルペタにもっと言ってやれ、です」

「あっ、むか。

 ツルペタじゃないし。

 少しはあるし」

「あのー、雫ちゃん?

 ちょーっと黙っててもらっていいっスかねー?」


 無駄に高度な足技の応酬が繰り広げられる。


 既に俊哉はいっぱいいっぱいだ。

 にもかかわらず、背中の雫が煽るものだから、どんどんヒートアップしている。


 美影への敵愾心は理解しているのだが、巻き込まないで欲しいと切に思う。


「ふぐっ」


 やがて、俊哉のガードを抜けた一撃が彼の腹部へとめり込み、身悶えさせる。


「ふっ、これは天誅だ」


 勝ち誇りながら、この一撃で満足した美影は矛を収めた。


 プルプルと身を震わせて痛みをやり過ごしている俊哉の回復を待ちながら、彼女は周囲の喧騒を聞く。

 あちらこちらから、復旧作業を行う工事現場のようなけたたましい音が響いてくる。

 その間に、戦闘を行うような音も、確かに混じっていた。


「みんな、元気だねぇ」

「……血、血の気が余ってんスよ、きっと。

 せっかく火が着いたのに、に、消化不良で終わっちまったスからね、うぬぅ」

「何処の蛮族なんだか、です」


 決して非合法な戦闘音ではない。

 いや、一部、違反生徒と生徒会執行部の健全な非合法戦闘という意味不明なものもあるのだが、大半は全うに届け出をして行われる決闘の音だ。


 例年に比べて、かなり活発に行われているらしい。

 その理由は、強制休学期間の揺り戻し、という部分もあるが、一番の理由は俊哉の言った通り先日の異界戦争に由来している。


 美雲のマジノラインが破損して以降は、彼ら学生も戦闘に参加していた。

 未熟なりに出来る事を探し、しっかりと戦場を支える力となっていたのだ。


 そうして、実戦経験を積んだ事で、反省点も見えてくる。

 何が良かったのか、駄目な部分は何処か。

 自分の長所は、短所は、と大いに思うところがあったようなのだ。


 幸いと言うべき、考える時間はたくさんあった。

 高天原大破によって、学園も休校となっていた為、その間に暇をもて余した向学心旺盛な彼らは、自主的に鍛練を積んでいた。

 そして、学園が再開された今こそ、その成果を確かめる時である。


 そうした事があって、現在の学園では空前の決闘ブームが起きており、また学生たちの実力も過去にない程の高水準となっているらしい。


 やはり、一の実戦は百の訓練に勝るという事なのだろう。


「トッシー君も人気じゃん」

「まぁ、そうっスね。

 勘弁して欲しいんスけど」


 朝鮮戦役で名を挙げ、異界戦争でそれがマグレではないと証明した俊哉の下には、多くの果たし状が送られてきている。


 せっかくだから相手にしてやりたい気持ちはあるのだが、一方で彼には雫の護衛という重大な任務があるのだ。

 先日の変態事件でどやされたばかりである為に、気を抜くなど考える事も出来ない。


 なので、果たし状のほとんどは残念ながらお引き取り願っている。


「そういう美影さんだって、随分と熱烈な愛を叫ばれてるじゃないっスか」

「……約一名からね。

 ちょっと鬱陶しいかな」

「すげぇ、です。

 あれで、ちょっとなのか、です」


《六天魔軍》だと大きく報じられた美影であるが、強面扱いで遠巻きにされて、冗談でも彼女に挑もうとする者がいない。


 なにせ、同じSランク魔術師での決闘を見せられているのだ。

 あんなのに挑めるか、というのが常人の反応である。


 加えて、異界戦争時には全世界の空に黒雷が迸っていた。

 黒雷を使う術者など、世界中を見回しても美影一人しかおらず、彼女と戦うという事はあれ程のエネルギーと相対するという事である。

 骨は拾ってやる、という表現があるが、あんなのと戦えば骨も残らねぇよ、と誰もが思った。


 故に、記念でも冗談でも、彼女に果たし状を持ってくる者はいないのである。


 ただ、一人を除いて。


「見つけましたわよ!」


 最近、聞き慣れてきた声が、一行を呼び止める。


 振り向けば、そこには生徒会及び生徒会執行部の証である純白のマントをたなびかせる、水色の髪をした少女がいた。

 手には、簀巻きにされた違反生徒を引き摺っており、市中引き回しの私刑を下していたのだと思われる。

 どうやら、そうする事に少女は疑問を抱いていないらしい。


(……だーいぶ高天原に染まってるなー)


 未来ある少女の感性を歪めた事を、良い事と捉えるべきなのか、少しばかり疑問が湧いた。

 すぐに忘れたが。


 彼女の名は、リネット・アーカート。

 美影と同じSランク魔術師であり、次期《ゾディアック》と期待されている少女である。

 祖国アメリカに帰れば良いものを、何故か、異界戦争以降も高等部二年に居座って、生徒会執行部としてあちこちで猛威を振るっている。


 また、美影を見かけては度々決闘を挑んでくるど根性精神の持ち主でもある。

 ほぼ毎回完膚なきまでに負けているのに、精神力の強いことだと別の意味で感心されていた。


「今日は貴女に勝たせて貰いますわよ!」

「あー、まー、いーけどねー」


 ほぼ全勝している所為か、やる気に漲っているリネットに反して、美影にはいまいち覇気が足りていない。


 それでも、拒絶しないのは、彼女なりにリネットを認めているからだ。


 瑞穂にやってきた当初のリネットは、はっきり言えば論外だった。

 本来、隔絶している能力を持ちながらもそれに振り回されており、Aランク以下の戦力でも打倒し得る程度だった。


 しかし、生徒会執行部としてルールを課されながらこき使われ、そして自分との決闘から異界戦争での防衛戦を経て、才覚が花開き始めている。


 決闘という場でなら、負ける気なんてないし、勝てないなんて間違っても思わない。

 だが、ルール無用の戦場でならば、勝ちきれない可能性が芽生えている。


 無論、連弾と回天によるゴリ押しをすればまず間違いなく粉砕できるが、美影としてはそれは負けも同然なのだ。


 今の彼女ならば、祖国に帰っても普通に《ゾディアック》として任命して貰えるだろう。


 なのに、残っている。

 初心を忘れて目的と手段が逆転していないか、と思わずにはいられない。


「君も飽きないね。

 いい加減、諦めて実家に帰ったら?」

「な、何を仰いますの!?

 私は好きでここにいる訳ではありませんわ!」

「え? じゃあ、何?

 追い出されでもした?」

「貴女ではあるまいし、そんな訳がありませんわ!」

「あれ? 今、僕、ディスられた?」


 この場にいる全員が、その疑問を無視した。

 この世には、言って良い事と言うまでもない事があるのだ。

 度々、牢獄に叩き込まれている美影とは、誰だって一緒にされたくはないだろう。


「貴女に負けた姿を全世界に配信されましたのよ!?

 貴女をキャン言わせないと、恥ずかしくて帰れませんわ!」

「え? 一生無理じゃん」

「あら? 私に既に一敗している事をお忘れなのかしら?」

「僕はあれを敗けと認めてないよ!

 あれは審査員に見る目がなかっただけだ!」

「おほほほ、負け犬の遠吠えが心地好いですわー!」


 仲が良さそうで何よりである。


 二人はSランクの魔術師だ。

 決闘をします、と言ったところでそうそう承認が降りる立場ではない。


 はじめの頃は、制限を付けたり、寸止めで誤魔化していたのだが、それでも被害が出かけたり、判定に不服が多かった事から、直接的な戦闘による決闘はなしとなった。


 以降、平和的で穏便な勝負をする事となり、既にその回数は三桁を超えている。


 美影は、その悉くに勝っているのだが、ただ一度だけ敗北を喫した事があった。

 それを、リネットは何かにつけて自慢して煽ってくるので、彼女としては応戦せざるを得ない。


 ちなみに、その時の勝負は〝砂のお家作り対決〟だった。

 美影がリアル・白鷺城を造ったのに対し、リネットはリアル・シャンボール城を造り、判定の結果、リネットに軍配が上がったのである。


 しばらく子供の口喧嘩が続き、飽きた頃にようやく本題へと入った。


「で? 今日もすんの?」

「当たり前ですわ!

 今日のお題は〝じゃんけん〟ですわよ!」

「えぇ~、またぁ?」


 美影が嫌そうにするのも無理はない。


 じゃんけんは、かれこれ二十回は行っており、全て美影が勝つという奇跡的記録を打ち立てているのだ。


「ふっ、余裕もここまでですわ。

 苦節23回、今日という今日は勝たせて貰いますわ!」

「まぁ、いいけどさ。

 さっさと終わるし」

「では、行きますわよ!」


 二人は、手を構える。


 真剣な表情と雰囲気に緊張感が高まるが、やる事は単なるじゃんけんである。


「じゃん!」

「けん!」


 それぞれに掛け声を上げながら、拳を振り上げ、手に形を造りながら振り下ろしていく。


 その僅かな一瞬。


 雫には見えていないが、動体視力が優れている俊哉には見えた。


(……振り下ろすまでの一瞬で、手を変えまくってんなー)


 相手の手を見きり、即座に勝ち手に自らの選択を変えていくという絶技を行っていた。


 能力の無駄遣いそのものの光景である。


 俊哉の見る限り、今のところ、流れはリネットにあるように見えた。


(……かかりましたわね!)


 リネットは勝利を確信する。

 この一勝の為に23回に及ぶ敗北を積み重ねてきたのだ。


 美影は瞬発力に長けた雷属性術者である。

 動体視力で追い付けても、反応速度や判断速度という点において水属性術者のリネットではどうしても追い付けない。


 だから、敗北を積み重ねた。

 最初から負ける事を前提とした勝負において、彼女は別の目的を立てたのだ。


 それは、自分の手の偽パターンを覚え込ませる事だ。

 自分が好む手の順番、その偽情報を見せ、それが本当であると確信させる為に、23回の敗北を甘んじたのだ。


 ここぞという場面でパターンをずらせば、勝てる筈だと確信して。


 その努力は実を結んでいる。

 流れは完全にリネットのものだ。


(……いただきますわ!)


 勝利を確信した彼女は、視線を僅かに美影へと向ける。

 だが、そこにあったのは、笑みだった。


(……まさか!? ここから巻き返せるとでも!?)


 リネットの脳裏に不安感が過ると同時に、美影が遂に動き始めた。

 出す手とは別に、もう一本の腕が動き始めている。


(……出す腕を変更しようと!?

 それはマナー違反ですわよ!)


 彼女の内心を見透かしたように、美影は囁く。


「ふっ、マナー違反などしないさ」


 そして、彼女の腕が交差する。

 作られたのは、じゃんけんの手ではなく、ジャッカルの手形。


「!!?」


 あまりにおかしな光景に、一瞬だけリネットの思考が停止した。


 ほんの一瞬。

 即座に復帰した為、数字にすれば0.1秒もなかっただろう。


 だが、0.01秒を争う勝負の中では、その停滞は致命的に過ぎた。


 流れが、完全に美影に奪い去られていた。


(……あ、あー!? このままでは、このままでは!? あ、あ、ああああああッ!?)


 内心で絶叫し、意地でも手を変えようとするも流れは戻ってこない。

 そして、決着する。


「「ぽん!」」


 美影の手は、チョキ。

 リネットの手は、パー。


 勝者は、美影だった。


「そ、そんな……! 私の、私のこれまでの努力が……!」


 あまりのショックに崩れ落ちるリネット。

 それを見下ろしながら、美影は勝ち誇る。


「まっ、良い戦略だったよ。

 これからも精進する事だね」


 上から目線のコメントである。

 勝者なのだから当然だ。


 屈辱を飲み込む必勝の策を打ち破られたリネットは、涙目で睨み返す。


「これで勝ったと思うんじゃありませんわよ、バーカっ!」


 捨て台詞を残して、颯爽と走り去って行った。

 簀巻きにされている違反生徒は置き去りにされていた。


「おーい、忘れ物してるよー」


 声が聞こえたのか、単純に忘れ物に気付いたのか。


 ダッシュで戻ってきたリネットは、違反生徒を回収して、再びダッシュで消えていった。

 違反生徒は、中々、危険な揺さぶられ方をしていたが、まぁ自業自得であるし、なにより高天原の生徒なので大丈夫だろう。


「まだまだ続きそうだなぁ、これ」


 諦めないど根性精神は、結構、気に入っている。

 面倒だと思う一方で、楽しんでいる気持ちも確かにあった。実際、今回の作戦は面白かったし。


 だから、これからも付き合ってやろうと、そう思う美影だった。

ジャッカル

それは、じゃんけん十三奥義の一つ。チョキの五倍の威力があるとか。チョキには勝てるが、グーには負けるらしい。


分かりますかね、このネタ。

個人的には、ハッキングが好き。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ