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NTR夜会:後編

姉は妹を食い、妹は兄を食う。

これぞ食物連鎖。

「ミクモ嬢はどうやらお酒に弱かったようですね。

 申し訳ありません。

 こちらで看病しましょう。

 ……おい」


 白々しい言葉を吐きながら、力のあるボディガードを前に出す。

 いかにもな筋肉質の大男だ。

 彼ならば、それなりに肉付きが良いとはいえ、常識外れている訳ではない美雲くらい、軽々と持ち上げられるだろう。


 これが、本当に酔っていただけなのだとすれば、まだ善意の申し出なのだと見えなくもない。

 嫁入り前の婦女子に触れるというマナー知らずではあるが、救命行為に羞恥心を持ち込むべきではないのだ。


 とはいえ、美影は飲み物に異物が混入していた事に気付いている。

 様々な物質を味見してきた経験から、それが弱い麻痺毒と少し強めの媚毒のブレンドである事も、彼女は知っている。


「近寄るな」


 体の芯から冷たくなってしまう程の、殺意の籠った声。

 その言葉に、思わず男たちは動きを止めてしまう。


「……は、ははっ、そう警戒しなくても。

 我々はただお姉さんの介抱を……」

「その薄汚い手でお姉に触れるなと言っているんだ」


 我に返った一人が、取り繕うように言葉を放つが、美影は一切取り合わない。


「くぴくぴ」

「……あのさ、お姉?

 それ、毒入ってるんだよ?

 飲むの止めない?」

「美味しいわよ?

 それに、死ぬような毒じゃないんでしょ?」

「……まぁ、そうだけどさ」


 弱毒とはいえ、摂取し過ぎれば確実に身体機能に影響を及ぼす。

 毒と薬はいつの時代のどんなものであろうと、常に表裏一体なのだ。


 さっさと片付けて終わらせれば良いか、と気を取り直した美影は、男たちと向かい合う。


「で、やる気?」


 パチッ、と美影が緩く握った拳から雷光が弾ける。


 魔力による電撃だ。

 リミッターをかけられている以上、その力は最低レベル、この場にいる誰よりも小さい物だと知ってはいる。


 だが、彼女が魔王である、という事実が、時折、公開されるSランク魔術師の記録映像が、彼らに理性を超えた恐怖を与えていた。


「な、何を言っているのやら。

 誤解があるようですな……」

「いやいや、旦那、何を恐れてるんですか。

 今のこいつは、ただの小娘ですよ。

 それに、保険もあるじゃないですか」


 どうにか穏便にしようと、言葉を詰まらせながらも弁明しようとした男性を遮り、ガタイの良い男が前に出てくる。

 そこには明らかな下卑た表情が張り付いており、もはや目的や本性を隠す気も無いらしい。


「ほら、旦那。

 とっとと終わらせちゃいやしょう」

「…………分かった」


 促された男性は、遂に覚悟を決めて懐に手を入れる。

 何が出るかな、と事態を静観していた美影は、次の瞬間に魔力を失った。


 断続的に弾けていた電撃が消え去り、何をどうしても出てこない。


「おお。なんとも贅沢な」


 魔力絶縁構造体を設置していたらしい。

 リミッターをかけられていた状態で、更にそれをされてしまうと、流石の魔王と言えど、本格的に魔力を封じられてしまう。

 これでも抑えきれないのは、世界でも雫だけだろう。


 魔力を完全に失った美影など、見た目通りの小娘でしかない。

 少なくとも、身体能力はほぼその通りだ。

 超能力式の強化術を使わなければ、の話だが。


 単純に戦うならば、周囲を取り巻く男たち、特にボディガード役の屈強な大男たちには、とても歯が立たない筈だ。


 彼女の雷が弾けて消えた事で、それを確信した彼らは、慢心しきった動きで彼女へと迫る。


「ひゅっ」


 瞬間。

 美影の足が閃いた。


 ドレスの裾を破いて深いスリットを刻みながら、彼女は最前にいた男に向けてハイキックを叩き込んだ。

 一切の躊躇の無い動きは、男の反応を遅らせる。


 抑え込もうとかがんでいた事もあり、彼の首の辺りに蹴撃がヒットしていた。


「ぐわぁ!」


 なんともわざとらしい悲鳴が上がる。

 それが単なる演技だと証明するように、男は美影の蹴り足を掴み、にやりと笑みを浮かべる。


「軽いなぁ!

 軽いんだよ、メスガキが!」

「わっ」


 そのまま、彼は美影の矮躯を吊り上げてしまう。


 小柄な彼女の体重は、50㎏にも満たない。

 鍛え抜いた男にとっては、ダンベルよりも軽く、片腕でも持ち上げられるような重量である。


 ぶらり、と逆さにぶら下げられた彼女に、男は下卑た笑みを向ける。


「はん! 魔王だなんだと持ち上げられてても、魔力がなきゃ単なるガキだなぁ!

 調子こきやがって」


 よほど鬱憤が溜まっていたのだろうか。

 最後は吐き捨てるように言って、彼は拳を固く握りしめる。


「ほぅら、攻撃ってのはこうやるんだよ!」


 美影の細く、肉の薄い腹部に向かって振るわれる巨拳。

 殺してしまわないように多少の手加減はしてあるものの、それは女子供を苦悶させるに充分な威力を孕んでいる。


 誰もが、拳に打たれて身悶えさせる美影の姿を幻視した。


 しかし。


「でさ、こいつらって殺しちゃっても良いよね?」

「ここまで舐められた事を言われてるんだから、良いんじゃないかしら?

 ちゃんと綺麗にしてあげるから、遠慮しなくて良いわよ。

 くぴくぴ」


 振るわれた拳は空振った。

 躱されたのだ。


 掴まれた足を起点に、膝を折り曲げて身体を持ち上げる事で。


 驚異の背筋及び脚力である。


 姉の許可を得た美影は、即座に行動に移す。


 あまりに常識外れた回避に固まっていた男へと、自由な片足の踵を向けると、思いっきり突き込む。

 細いヒールのある踵を。


 勢いよく飛来したそれの狙いは、眼球。


 反射的に目を閉じるが、ろくに筋肉も無い瞼では、ヒールの一撃を防ぐ事などできない。


 ぐちゅり、と眼球を抉る感触が、足を伝って来た。


「ぎぃぁ……!?」


 あまりに容赦なき反撃に、彼は掴んでいた美影の足を放す。

 自由を得た彼女は、男から見て後方に向けて体重をかけた。


 万全ならば耐えられたであろう荷重だが、しかし眼球を抉られるという未体験の事態に混乱状態となっていた男は、バランスを崩して背中から倒れこんだ。


 それが、致命打となった。


 床との衝突により、より深く突き刺さるヒールは、遂に眼窩を越えて脳髄へと到達した。


 男は一度大きく痙攣し、脱力してしまう。


 死亡したのだと、誰もが理解できた。


 少女の身で、軽々と巨躯の男を打倒した美影は、にこりと美しい笑みを浮かべる。


「悪いけど、殺すしかないから……ごめんね?」


 そして、蹂躙が始まる。


~~~~~~~~~~


 護身術。

 一般的なイメージとして、これは女子供がちょっとした危険を回避する為の、お手軽な武術であり、はっきり言えば気休めの付け焼き刃であろう。


 それは間違いない。

 本格的に学ぶつもりがない者の為のお手軽な技術である事は、否定する余地がない。


 だが、裏を返せば、護身術とは、弱い者が弱いままに強い者を倒す為の技だとも言えるのだ。

 より凶悪に、より殺意の高いものとなってしまうのは、当然の帰結である。


「そっちに行ったぞ!」

「クソがぁ!」

「見えねぇ! どこだ!?」


 男たちが、走り回る小動物を追いかけて、右往左往する。


 既に何人もが倒れている。


 目を抉られ、食用のナイフで首や股間を掻き切られ、はたまたバランスを崩した所を体重を乗せて投げ飛ばされて、首をへし折られて。


 どれもがごく小さな力だけで行われる。

 それこそ、女子供の力で充分な攻撃だった。


 そもそも、人間を殺すのにそんな大層な威力など必要がない。

 女子供の力、と蔑むように言うが、そんな小さな力でもそれなりの大きさの石ころを握って、思いっきりぶん殴ってやれば人は死んでしまうのだ。


 ましてや、それが人の急所を熟知している武人だったならば、それを的確に行うことができる。


 あとは、立ち回りだけだ。


 人の五感で周囲を万全に把握するなど、まず不可能なのだ。

 特に、こうもガタイの良い男たちがひしめいている状況では、余計に死角が多過ぎる。


 美影は、その矮躯を利用して、そうした死角を縫って動き回り、己に気付いていない者を一撃で殺していく。


 そこに、相手への敬意だとか、そういう物は全くない。


 護身の心得において、最も大切なのは、やるからには100%殺すつもりでやれ、という覚悟である。


 こちらは弱いのだから。

 捕まえられれば、それで終わりなのだから。

 必殺を心がけるのは当たり前である。


(……ごめんねぇ? 僕を弱くした自分達を恨んでねぇ?)


 もう少し力があれば、殺さずに取り押さえるという選択肢もあっただろう。


 だが、見掛け通りの少女にされてしまった。

 そうなると、黙って捕まって犯されるという訳にはいかない以上、殺してしまうしかない。


 自分達の選択の結果なのだ。

 甘んじて受け入れて欲しいと思う。


「おい! こいつがどうなってもいいのか!?」


 本人が捉えられないのならば、人質を取って動きを止めてしまえば良い。


 誰もがそう考えるし、美影だってそうする。


 椅子に座って、暢気にグラスを傾けていた美雲の首へと腕を回して、そう叫んだ男がいた。

 その男が最後に見た光景は、目の前に迫る白刃の姿だった。


 一切の間髪なく、美影はナイフを彼の両目に向けて投げ放っていたのだ。


「が、あ……!?」


 閉じる間もなく、躱す猶予もなく眼球へと刺さる刃。

 さすがに投げただけでは脳まで届かない。


 しかし、そこへ美雲の頭突きが炸裂した。

 ごりっ、と深く突き込まれ、致命的な部分を抉ってしまう。


「あいたたた。

 美影ちゃん、よくこんな事してられるわね」

 頭突いた後頭部を擦りながら、美雲がぼやく。


 恐れた時点で終わりなのである。

 そして、恐れなければ、案外と活路が開ける事もある。


 パン、と乾いた破裂音が響いた。


「おっと」


 美影は手近な男の影に隠れて、それを躱していた。

 盾にされた男は血を吹いて倒れる。


「ひ、ひひひっ、化け物め!

 もう生け捕りなんて言いませんよ!」


 泣き笑いのような、不可思議な笑みを浮かべているのは、痩せぎすの男性。

 今まで美影が相手にしていた者とは違って、鍛練の跡は見受けられない。

 だが、その手には小さな拳銃が握られていた。


「銃所持……。

 この国では普通に違法なんですけど。

 くぴ」


 そもそも、現在の乱闘自体が違法行為である。

 美雲が今も嗜んでいる酒に含まれている薬物も、おそらく違法品だ。

 それを指摘するのは、ナンセンスというものだろう。


「抜け道くらい幾らでもあるものですよ、ミクモ嬢。

 ふひひ、文明の利器は恐ろしかろう?

 かか、覚悟しなさい……?」

「…………はぁ」


 銃口を向けられ、美影は嘆息した。


「僕さ、フィクション読んでてたまに思うんだよ。

゛レーザーは光の速さで飛んでくる。見て躱せないから厄介だ。゛

 なんて言ってるの。

 すっごい不思議」


 唐突に全く関係ない事を語りながら、彼女は普通に男性に向けて歩き始めた。


「くく、来るなぁ!」


 パンパン、と連続して銃撃するが、それを軽やかに美影は躱して、歩みを進める。


「何言ってんだ。

 銃弾だって見て躱せる訳ねぇだろ、ボケナス。

 ってね、毎度の如く思うんだよね」


 強化状態ならば、それも可能だ。

 弾丸を見る動体視力もあるし、視認してから回避する反応速度もある。


 だが、素の能力では、そんな事は不可能である。


「じゃあ、どーすんのかって言うと、まぁ簡単だよね。

 銃口と引き金さえ見てれば、躱せるに決まってるじゃん」


 銃の基本として、銃口の延長線上にしか弾丸が来ない。

 そして、発射されるタイミングも、引き金にかけられた指を見ていれば分かりきった事だ。


 銃という武器の恐ろしさに、派手な音や威力にビビりさえしなければ、攻撃としては槍などの刺突武器と変わらない。


 素人が放つ単発ずつの刺突を躱すなど、難しい訳がない。


 かちり、と空の弾倉を叩く音が鳴った。

 同時に、銃口に美影の薄い胸が押し付けられる。


「はい、弾切れ~。

 撃ってみれば?

 今なら当てられるよ?」


 にひひ、と悪戯っ子のような笑みを見せられた直後、男性の側頭を衝撃が襲った。


 高く上げられた細い足で蹴り抜かれていた。

 鍛えぬいた男には効かないような物だが、痩せぎすな男性には充分に痛打となる威力があった。


「いや、本当に得るもののない、無駄な時間だったね」


 全員を片付けて静かになった会場の中心で、美影は大きく溜め息を吐いた。

 あまりにも杜撰な襲撃過ぎて、超能力すら使わずに制圧してしまった。

 舐めきっているのはどちらなのか、という話だ。


「もうちょっとこう、襲いようがあると思うんだよ。

 自爆覚悟で腹マイトするくらいのガッツは欲しいところ……って、わっ!?」


 気を抜いてそんな文句を垂れていると、ひっそりと彼女の背後に立った影が、美影に覆い被さって押し倒してきた。


 完全に油断していた。

 全員、息の根を止めてやったと思っていたのだが、上手いこと死んだ振りをしていた奴がいたのか、と感心しながらも少し焦る。


 マウント状態では、明らかに美影が劣勢である。

 素の状態で覆すのは、中々難しい。


「わわっ、……って、お姉!?」

「うふふ、美影ちゃ~ん」


 犯人は美雲だった。

 安堵しながらも、美影は彼女に問いかける。


「お、お姉? どうしたの?」

「んっふふ~。

 美影ちゃん、お肌綺麗よね~。

 すべすべ~」


 すりすり、と頬擦りしてくる美雲。


 どうにも様子がおかしい。

 よくよく見れば、目がとろんと蕩けており、正気な感じがしない。


 ぐるりと見渡せば、彼女が落ち着いていた席の周りには、随分とたくさんの酒瓶が転がっていた。

 アルコール量もあれだが、何より媚毒の摂取量が大概にやばい。


「ちょっ! お姉! お姉!」

「やっぱり~、姉妹よね~。

 美影ちゃん、ちっちゃい頃の私みたい……」

「ちっちゃい言うなし」


 敬愛する姉を、力任せに撥ね飛ばす訳にもいかないと、腕の力だけで押し退けようとしているのだが、どこからそんの力が湧いてくるのか、まるで離れようとしない。


「可愛い♡」

「自画自賛?

 ……って、わぁ!?

 ぬ、脱がさないでぇ!?」


 ペロリと、妖艶に唇を舐めた美雲は、妹の服に手を掛けて解き始める。

 流石にやばいと慌て始める美影だが、既に形勢不利な体勢だ。


 乱暴にする訳にはいかないという事もあって、ろくに抵抗できぬまま、肌を晒し始める美影の肢体。


「お姉お姉! 駄目だって!

 僕たち、姉妹だよ!?

 アウトだって!」

「あら~?

 姉妹だから良いんじゃないの~。

 減るものでもないし、傷つくものでもないし~」


 真っ赤な美雲の舌が、晒された妹の柔肌を這い回り始める。


「ひぃぃ!」


 ぞわぞわとした、悪寒とも快感とも言えないものが、美影の背筋を走り抜けた。


「お、姉……!

 ほんっ、とに、駄目だって……。

 僕の貞操観念的に……これはちょっとアウト、だからぁ」

「うふ♡ 私的にはセーフよ。

 さぁ、楽しみましょ?」

「あ、にゃっ、にゃーーーーっ!」


 そうして、屍の園の中で、一輪の百合の花が咲くのだった。


~~~~~~~~~~


「と! そんな感じで僕の貞操がお兄以外の人に汚されちゃったんだよ!

 ここは改めてお兄の色に染め上げるべきだと思われるんだよね!

 擬音語で言うなら、ドピュッて感じで!」


 顎に手をやりながら、暫し刹那は思考する。

 そして、ジャッジが下された。


「ふむ。賢姉様相手故に、セーフ」

「お兄、お前もか……」


 美影は絶望的な声を漏らした。


「愚妹よ。

 私は、美しく咲き誇る百合の花を手折るほど、無粋な輩ではないのだ」

「なに文明人気取ってんだよっ!」


 バン、と強く適当ななんかをぶっ叩く美影。


「お兄!

 中身九分九厘ケダモノでしょ!?

 こんな時に理性なんていらないんだよ!

 もっと欲望に忠実にがっついていこうよ!」


 地団駄を踏んでいる。

 普段にもまして感情的だ。


 よほどダメージがあったのだろう、精神的に。

 心に決めた相手以外には肌を許さないという貞操観念が、今回の出来事を裏切り行為だと自らを責め苛んでいるのだ。


 不幸中の幸いは、相手が敬愛する実姉だった事だろう。

 これが他の相手だったならば、たとえ同性であったのだとしても、美影はもっと荒らぶっていたに違いない。


 刹那は、憤慨している妹を抱き上げると自身の膝の上に乗せた。


「ほらほら。機嫌を直してくれたまえよ」

「むー……」


 背中から強めに抱き締めて、ついでに喉を掻いてやる。

 暫し身を任せていた美影は、やがて喉元の手を取ると、がぶりと噛みついた。


 手加減なしである。

 歯が刺さり、血の赤が流れ出していた。


「ほんふぁほほへ、ほまはされないよ(こんなことで、ごまかされないよ)?」

「うむ。ちゃんと埋め合わせはしよう。

 性交渉はしないが」

「むー!」


 怒った美影は、ぶちっと兄の肉を噛み千切った。


(……まぁ、カニバリズムは最上の愛情表現だと言うしな)


 もぐもぐと自らの肉を咀嚼している妹を見つめながら、彼女の愛情を感じてほのぼのとする刹那であった。


~~~~~~~~~~


「ところで、賢姉様はどうしたのかね?」

「秘蔵の等身大お兄人形(僕謹製)にくっつかせて寝かせてきた。

 宝物を貸し出したのと合わせて、色々と埋め合わせしてもらわなきゃだね」

「そうかね。

 まぁ、無事ならば良い」


 ちなみに、実家にある美影の自室には、ミニチュア、デフォルメ、ビッグ、リアルなどなど、自作の刹那人形が山と積み重なっていたりする。

某ショタ「流石にあんな安っぽい仕掛けじゃ駄目だったかぁ」

姉妹を狙う魔の手は、大した意味もなく続く……!


先日、賢姉に愚妹が快楽調教される淫夢を見ました。

脳みそが腐ってんなー、としみじみと思う昨今です。

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― 新着の感想 ―
[一言] こういう事件があって黒幕がいそうで全然分からないだけで特定できそうですね、皇帝クン。
[気になる点] >脳みそが腐ってんなー、としみじみと思う昨今です。 え?……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
感想一覧
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