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リーンの日常  作者: Irene
15/40

ある日のお菓子事情~バレンタイン編~

それはある男のお願いから始まりました……

とりあえず呪われろ?(怒)


ピロリン!


ん?誰でしょう?


パカ


「……え?」


二度見、


「何ですとー?!」


送られてきたメールの受信曲は悪夢の序章を告げる前奏曲(プレリュード)でした。



「ヤッホーリーン!来たよー!」


「い、いらっしゃいませディア、その袋は……?」


「?材料に決まってるじゃなーい!お菓子作りの!」


「ソ、ソウデスカ……」



何時からお菓子を作るのにお魚が必要になったのでしょうか……?


皆様こんにちはリーンです。


今。私は実験室……基キッチンに居ます。

ディアと一緒にお菓子(バイオハザード)作りをするために!


……お菓子の上にへんなルビが振ってある?

いいえこれで良いんです、間違って無いんです。


直ぐに解りますようふふふふふ(壊)。




「リーン?如何したの?」


「ナンデモアリマセン。さて、何を作りましょうか?」


「ん~そうだな~」


「定番で言えばガトーショコラですかね?

後は……生チョコとか、普通にチョコレートを好きな形に固めるというのもあります。」


「でもそれだと普通だからな~ちょっとこったのがやりたい!

だって婚約者になってから始めて作るお菓子だし!」



そう、今回のお菓子はチョコレート菓子。

通常なら男性が花束を渡す日なのですが……

彼女の婚約者(私は認めておりません)が何処から知ったのか:


『花束とチョコレートのお菓子をトレードしよう?』


とのたまt……コホン言ったらしく、

今回の流れとなりました。


因みに幼馴染達やアンジュは逃げました。

私も逃げたかったです←逃げる暇がなかった。


「ではチョコレートクリンクルなど如何でしょう?」


「チョコレートクリンクルって何?なんかかわいい響き!」


「外サクッとしてて中はしっとりな……ん~

ブラウニーのような、ガトーショコラのような、フォンダンショコラのような焼き菓子ですかね?」


「へ~面白そ~それつくろう!」


「分かりました、材料は……」



~此処から先は音声のみでお楽しみ下さい~



「えい!やあ!とう!」


「そこまで力を入れなくてもチョコレートは刻めますよ?って何でカカオがあるんですかー?!」


「本格的にやろうと思って!」


てへぺろ?って可愛いですけどね?!騙されませんよ?!


「普通に作りましょうオネガイシマス。」


「リーン卵の泡立てはこれくらいで良い?」


「どれどれ、……何故此処まで泡があるんですか?」


「バニラ入れたら泡がいっぱい出た。」


「……これバニラではなく重曹です、やり直しましょう。」


「小麦粉とベーキングパウダーあわせて振るったよ~」


「そうですか、では次は…… はい、やり直しです。」


「え~なんで~?」


「ほとんどボウルの外じゃないですか?!」


「チョコレートとバター溶けたよ~」


「嫌な予感がしますが聞きましょう、何故片手ナベに入れてあるんですか?」


「え?お鍋で溶かしたから?」


「直火、ダメ、絶対!」


「リーン、なんか冷蔵庫から出したらごぽごぽ言いだした~」


「どんな化学反応が起きたんですか?!」


「さあ?あっ」 ぼとん、じゅわ~


「……これお菓子の材料的にしてはいけない反応と音ですよね?」


「あれ~?」







「後は焼くだけだね~出来上がりはどんなのかな~」


や、やっとここ(最終工程)までたどり着きました……

もう、私疲れましたよ……



~10分後~


「出来た~!」

「出来ましたね~」



よかった、まともです……!

へんな煙も出てませんし、匂いも私が作った物と同じです……!

形が歪ですが手作り感があるのでオッケーです!

神は私に味方した!!


「はい、リーン!」


「え?」


「今日は手伝ってくれてありがとね~

後いつもお世話になってるからそのお礼もかねて!」


「ディア……」


「ここに来る前に一人で作ったの!トリュフだよ~」


「あ、アリガトウゴザイマス……」


あ、でも見た目的には普通……


「何ですか?ディア?」


「食べて感想聞かせて?」


「今……ですか……?」


「うん!」


……このキラキラした眼差しに抵抗できる人が居たら、私はその方を尊敬いたします。

ええい!女は度胸といいますでしょう!!


ぱくっ



「……」


「どう?どう?」 キラキラキラ


「ディア……」


「うん?」 キラキラキラ


「隠し味に何か入れました?」


「さすが!あのねあのねレモンと、オレンジとグレープフルーツとアセロラ入れたの~!」


「ああ、だからすp……少し酸味が利いているのですね……」


「いいアイデイアでしょ~?」


「ええ、ですが今度はもう少し少なめに入れましょうね?そのほうがもっと美味しくなりますから。」


「解った~あ!もうこんな時間!帰らなきゃ!」


「ふふ、今日が貴女にとって素敵な日になりますように。」


「有難う!じゃあね~」


「はい」



パタン



「……



よかっふぁさいぎょまぶえひゃんとひゃべれまひた。」(よかった最後までちゃんと喋れました。)


ってスッパー!!

なんですかこのすっぱさこれフルーツのすっぱさじゃないですよなんですかこれ舌が痺れてるんですけど?!(ノンブレス)


え、何今度は鳥肌が立ってきました?!

え?ちょッこれ私大丈夫なんですかこれ?

救急車呼ぶべき?



その後私がどうなったのかは……_


神のみぞ知る……です



相変わらず実話です。


トリュフがトラウマになりそうです(なりませんでしたが)。

感想(励まし)お待ちしております!(ペコリ)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 改めて読むと、ディアしゃんのバイオハザード問題は恐ろしや……(๑>؂•̀๑)テヘペロ
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