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リーンの日常  作者: Irene
14/40

雪の日の過ごし方

「お~い!リーン!雪が降って暇だから遊びに来た……ぜ……」


「如何したの~ニック固まっ……て……」


クルリ×2


「「お邪魔しました~」」


「逃がすか道連れ!!」 がっし!


来たからには巻き込みますよ!


わいわい


「で。」 


「何ですか?」 リーンさんこれはどういう意味ー? ああこれはですね……


「この状況は何なんだ?!」 ニックこれの出題ポイントは~? あーお前の先生誰だっけ?


「え~っと話せば長いような短いような……?」


「30文字でお願いね~」 ジムくんこのプリントできたー! ん~今採点するね~


「雪で学校行けなくなった中学生ずの面倒押し付けられました。

「6字多いよ~」


「イヤイヤイヤそれじゃねー!一日授業遅れるくらいいいだろが!何でお前が教師役なんだ?!」


「?もう一週間も学校行ってませんよ?」


「何で~?」


「バスが此処まで来ません。」


「根性ねーな運転手!!」



いやあ、家に校長から連絡がきた時びっくりしましたね~


『もう直ぐ試験対策の授業はじめるのにお前の村のガキ共雪で来れないから面倒見ろ。』


って電話で言われたんですよね~

ほんと、いつか誰かに〆られろ(黒)。


「オイ、リーンなんか黒いのでてるぞ。ガキどもが怖がるから引っ込めろ。」


「ああ、すみません、校長との会話を思い出してつい……」


「ああ、相変わらずなんだね~」


「相変わらずの俺様ぶりでした。」


「誰かあいつの性格修正できねーかな……」


「無理ですね。」


「無理だね~」


「無理か……」


「知ってます?俺様って立派な精神病らしいですよ?」


「それを理由に精神科連れて行けるかな……」


「口が上手いから無理だろうね~俺ら以外の前ではネコ被ってるし~」


「「「ハア……」」」


この世でもっとも厄介なのは猫かぶりが上手い人だと思います。


「でもさ~うちの村もっと中学生くらいのこたちいるっしょ~

何で3人しか居ないの~?」


「さすがに全員の面倒は見切れないので

アテネ進学組みだけ請け負いました。」



普通に進学する人たちは自力で頑張ってください。


「あ~でもこうやって一つの家で集まって授業するのってあれみたいだな。」


「あ!『秘密の学校』!俺もそう思ってた~」


「はいそれでは質問です皆さん『秘密の学校』とはなんでしょう?」


「「「うえ?」」」


あ、うん、そのきょとんとした顔かわいいですね。


……アテネいって大丈夫でしょうかこの子達……誘拐とかカツアゲとか……


後で校長に喧嘩の極意教えるように言っておきましょう。


「え~っと『秘密の学校』って確かあれだろ?

1885年にギジーって人が書いた絵画。」


「違うよ!1900年にポレーミって人が書いた詩だよ!」


「あれ?オスマン帝国時代の学校のことじゃ……?」


……なんでマイナーな詩の方を知ってるのでしょう?逆に凄いですよ君。


「あ~これ如何しよう~」


「ある意味全部あってるから言い辛い。」


「「って訳でリーン、パース!!」」


「押し付けてません?!面倒だからって押し付けてません?!」


「「きのせい、きのせい。」」


「え~っとリーンさん……?」


っハ!彼らのこと一瞬忘れました。


「え~コホン、全部ある意味あってますが……

この場合試験で求められる答えは最後に言った答えです。」


「やった!」


「絵画も詩も元々はそれが発端ですねえ。」


「発端って……もっとほかに言い方が……」


「だまらっしゃいニック。なんなら貴方が説明しますか?」


「オトナシクシテマス。」


「とは言ってもこれは噂の域を出ておりません。

都市伝説のように語られていることなのですよ。


オスマン帝国時代この国ではギリシャ語やギリシャの歴史などを覚える事を止められていましたね?

それはある意味理に叶ってます。


自分の国に対して覚えなければそれは他人事となり如何でも良くなるのですから。」


「だから子供の頃から小さい子供たちを帝国の経営する学校に通わせて~

教育してたんだよ~」


「ある意味洗脳教育だな。

「でもそれをされてこまるのはギリシャ人自身。


『何が悲しくて奴隷に成り下がらなけりゃならんのじゃ~!!』って感じでどうにかしようと足掻いたんです。」


「リーンお姉ちゃんたぶんそう言ってないと思うよ……?」


「心情的には間違って無いので良いのです。」


「リーンさんの説明って分かりやすいけど……」


「こう、突っ込みどころあるよね……」


「でも覚えやすいのよ……!」


こら聞こえてますよお子様達。


「ま~ま~」


「事実だろ。」


「コホン、

で、その時各地の神父様が水面下で動いたんです。


さて此処で新たな質問です!

何故教会がこの時代認められていたのでしょうか?」


「はい!お金儲けのためです!」


「正解です!


帝国の方々は

『別に宗教とか無理に変えろとはいわねーよ?その代わり金払え』

っと言って認めたんです。

だからこんな時代でも教会が普通にあったんですよ。」


「俺思うんだけど……もしこの時認めなかったらこの国本当の意味で終ってたよな。」


「だよね~宗教がなかったら帝国のいい様に使われていまだに俺ら奴隷国になってたよね~」


「と、まあ、脱線しましたが。


その神父様たちが密かに行っていたのが『秘密の学校』です。

夜、子供たちを集め、彼らに自分達の国の歴史と言葉を教えていたのです。」


「「「へ~」」」


「只これが本当にあったことかどうかは定かではありません。

でもオスマン帝国時代の質問では絶対でてくるので覚えておいて損はありませんね。」


「でも証人とかいるらしいぜ?暇なときに探してみな?結構面白いから。」


「後うちの村から一時間の山奥の教会にね~屋根裏部屋に部屋があって、そこが『秘密の学校』だったってとこもあるよ~」


「「「は~い!」」」


「さて今日はこのくらいにしますか。」


「そうだなやりすぎても知恵熱がでるだけだし。」


それは貴方だけですニック。


「じゃ~雪合戦しよ~雪がいい感じだし~」


「カマクラも作ったんだぜ?」


「じゃあ片付けて外で遊びますか?」


「「「やった~!!」」」



この後遊び倒しましたが何か?

校長先生の性格は実話です(真顔)

彼ほどの猫かぶりにはあったことがありません←褒めてる


そして雪が降るとこうやって学生組みが集まったりします。



感想お待ちしております(ペコリ)

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