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プロローグ
コーヒーの香りと朝日が体を刺激する
仕方なく起き上がり、着替えをしてからリビングへ行く
「やだー!甘い卵焼きがいい!」
「だし巻き卵に1票」
朝から一緒の家に住んでいる愛と朱莉の元気な声が聞こえてきた
「どっちも作るから待ってね」
この家の大黒柱である時音は家事も完璧にこなしている
私、蘭はこのカフェへ来てから数ヶ月経つ。
旅をしたくて家を出たがここを気に入り、従業員を募集していたなど運良く事が進んだため、ここへ住むことになった。
この話はそんな私と同居人たちの平凡な日記である